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❀陽花希幸❀ Fleurs du Le Nouvel an (フルール デュ ル ヌヴェロン)

♢♢テーマイメージ♢♢
初日よ花へ呼び掛け給へ
今日の生日の足日に目覚め給へと

其の花は白く清く、穢れ無き雪の如し
其の花は赤く明るく、破邪の焔の如し
花よ咲きませ いざ目覚めませ

よろずものをば初空のもと照らし給いて
禍事あらば祓い給いて瑞兆よ来たりませ
花の目覚めをもって幸へ給へ

──陽の下の花に希うは幸いなり──

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新春を祝う和風ボタニカルなロングイヤーアクセサリーです。

テーマイメージも和風な感じに(。・ω・。)ノ♡
普段使いではない言葉なのでどこか変かもしれませんが、「厨二心を擽られる」とのご感想をいただきました(笑)

イメージモチーフは、梅や椿(カメリア)などの紅白の花にしています。
紅白という色合いもそうですが、春の木々には特に縁起の良い謂れがあるように思います。
(椿は冬のイメージも強いですが、季語的には三春の季語にあたるそうな。冬に使う場合は寒椿、冬椿など冬の文字を加えて使うようです)

紅白の色合いがめでたいものとされる理由は、出生から死までの一生を示すからといった説や、花嫁衣装や赤飯に由来するなど諸説あるそうです。

梅は「松竹梅」という言葉も知られる通り、縁起物という印象があります。
春一番に咲くから、またその香りや効能が素晴らしいからなどといった理由が挙げられるそうですが、申梅(さるうめ)という申年の梅に関する伝説もあるそうです。
また梅といえば、天満宮の御祭神たる菅原道真公がこよなく愛したため、その和歌や漢詩、飛梅伝説を思い出しますね。

椿もまた、卯杖(うづえ。正月の初の卯の日に地面を打ち悪鬼を祓う呪具)の材に使われ魔除けの力を持っているとか、真冬も濃い緑の葉をつけているため生命力の強さを示すといった見方があるそうです。
先に挙げた言葉についても、梅が中国から日本へ伝わり広がる前の頃、古くは梅ではなく「松竹椿」だったそうですよ。
源氏物語にも、蹴鞠の後、日本最古の和菓子の発祥ともいわれる椿餅(道明寺を椿の葉で挟んだ物)を食べるシーンがあり、古来から身近な植物だったようですね。

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