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我が家の息子の暗記法① 文学史一問一答

我が家の息子、ADHD。
地道にコツコツと、という勉強が非常に苦手。
そんな彼と取り組んだ、
スキマ時間を使った暗記法です。

現在大学生のADHD息子、
中学時代は本当に大変で
テスト勉強や受験勉強に
NAMIEはよく付き合いました。

今回ご紹介するのは、
中学3年のときに国語の先生から出された
文学史一問一答「作者・作品を答えよう」。

・暗夜行路…志賀直哉
・学問のすゝめ…福沢諭吉
・蜘蛛の糸…芥川龍之介
…といった、
名作文学とその作者を覚えましょう
ってやつです。

このときプリントに載っていたのは、
全部で約80項目!

いかんせん昔の画像なのでちょっと見にくくてごめんなさい。

テスト期間にこのプリントが配布されて
どうやら国語のテストにも出題されるらしい、ということで
NAMIEはこの暗記も手伝いました。

でも、最初に書いた通り、
我が家の息子はADHD。
しかも、我が子の中学校では
テスト期間というのは恐ろしい量のワークが出るので
このプリントの暗記に時間をかけるわけには
いきません。

ということで、
いろんな教科のワークを取り組む間の
スキマ時間を使って
この文学史一問一答の暗記に取り組みました。

その結果、

ほかの教科のテスト勉強の合間の
10分~15分ずつを3~4回程度と
翌朝の10分くらいを使って
76項目くらいまで暗記しました。

(翌朝の10分は確認のみ)

このプリント、金曜日にもらってきたんですが
週明けの授業で
ふたり一組で覚えあう、という時間があったようで

ところが、我が家の息子は
この週末のあいだに76項目を覚えていったので
国語の先生がびっくりしていたそうです。

**********

最初に言っておきますが、

我が家の勉強で
いつもNAMIEが意識していたのは
「8割できれば上出来!」ってことです。
すべてを完璧に…を目指さないこと。

このプリントに関しても
8割を楽に覚えられたら御の字、
という感覚です。

我が家の場合は
どうしても覚えられなかったものは
捨てます(笑)。

例えばこの文学史一問一答の場合は
76項目までは1日のスキマ時間で暗記できましたが、

最後の最後に
この残り4項目を無理やり覚えようとすると
なぜか かえってほかのものまで混乱する、
ということが起こるので
初日はもうこの4項目は捨てます。

その代わり、
もし時間があるようなら、ですが

ちょっと時間をおいて(例えば1週間とか)
残りの4つだけを覚える、となると
これはもう簡単。

そのときには
ほかのものをうっかり忘れてしまったり
ということもありますが、
それでもOK。
とにかく完璧を目指しません。
(でも、たいていは
一度覚えたものは
その後におさらいしてみると
案外すぐに覚えなおせます)

とにかく、暗記物が多いときは
8割できたら上等!が
我が家のスローガン?です。

そして、もうひとつ大事なのは
「書く作業は一番最後!」

書いて覚える、というのは
非常に無駄に時間を費やします。
ものすごく「やった感」だけは残るのに
覚えられた量がさほど多くないと
もう暗記するのに嫌気がさしてきます。

我が家のようにADHDの息子なら
なおさら。

なので、とにかく最初は
口頭でのやりとりのみ。
それをひたすら繰り返し
ます。

例えば、時間があまりないときなどは
もう書く作業も捨てます。
(運が良ければ、
テストでは選択問題として出ることもあるので)

これを、いきなり
言葉と漢字とを一度に覚えようとして
書いて覚える…ということをいきなりやると
とにかく時間がかかりすぎます。
ものすごく時間をロスします。
これだけで集中力が途切れます。

それよりも、漢字は後回しにして
とにかくまずはどの作品が誰のものか
覚えることが大事!

・暗夜行路→→→しがなおや
・学問のすゝめ→→→ふくざわゆきち
・蜘蛛の糸→→→あくたがわりゅうのすけ
が分かれば、いいわけです。

では、具体的にどのようにやっていたかを
ご紹介しますね。
↓ ↓ ↓

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