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こうあるべき、こうするべき。人の目は永遠に気になるのか。

自由でのんびりやっているつもりでも、気がつくと、他人からの視線を非常に気にしている自分に気がつきます。綺麗すぎるファイリングなど、本質に関係ない部分まで気を使っていないか、ということを結構日々俯瞰してみるようにしています。

この習慣が身に付いたのは前職の山田守建築事務所での教えが偶然にも大きかったです。建築のデザインに時間を割くようにいらないことはやるべきではないということを徹底して教えてもらいました。手間がかかる会社のルールは徹底して排除されていました。

また、自分が興味がないことでも、「これを知っておくべきだ」と思って、過剰に情報を取得していないか、ということも、割と確認するようにし、最近になってやっと人に頼ることができるようになったと思います。

皆さんはどうでしょうか。

なぜこのような話をしているかというと、コセンティーノさんの国際女性デーのイベントにモデレーター兼スピーカーとして登壇させていただいたときにその話が出たからです。

活躍する女性建築家の先輩たちにお話を伺えて、とても刺激がある時間となりました。普段話すことがないような同業者の皆様ともたくさん話ができて、とても楽しい時間を過ごせました!

海外で活躍している建築家の方からの女性たちへのメッセージは、「他人の視線を気にせず、もっと自由に生きる方が良い」というものでした。海外の方がもっと女性たちが元気かもしれないという意見もありました。

自分が好きなように生きる、自分の気持ちに素直に生きることは、わがままに感じることもあるかもしれませんが、実はそれが一番難しいのではないかと思います。

誰かのために役に立ちたいと思っても、それが本当に人のために良いことか、その良いことに間違いがないかを見極めることが非常に難しいです。それをしている自分が無理をしていないか、不快な気持ちがないか、ワクワクした気持ちでできているか、そういったことを振り返る必要があると思います。

建築家の仕事ももちろん人の幸せのためにする仕事ですが、自分が心からそれを良いと思っているか、未来にとっても必要なのかを確認し続けることが大切だと思います。

これができていないと、いくら人のためになっていても、どこか矛盾が生じるのではないかと感じています。人の役に立つことはとても嬉しいことですが、その良いことや役に立つ喜びに惑わされず、自分の気持ちに素直になることがうまく仕事をしている人の共通点かもしれません。

何かうまくいっていない方でモヤモヤしている方は、この視点で考えてみると解決策が見つかるかもしれません。

人の目を気にしていないと思っていても、建築家ならこうするべきだ、こうしたほうがいいに気が付くと私は振り回せていることに気が付きます。
ビジネスにおいて競争はあるのである程度は、気にしないといけないのですがPRなどうまくなりたいなと思うこの頃です。

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