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ハイキング|山名の由来を辿って丹生山系を歩く

6月4日のハイキング☀️
まだ6月になったばかりですが
すでにしっかり暑く日差しも強い
登ってる時はひたすら汗が出ました😓

今回は大阪50山から離れて
神戸市内、六甲山系の北側に位置する
丹生たんじょう山系を歩いてきました

Google map

位置関係はこんな感じ🤗
海に面する神戸市街地の
背後に連なるのが六甲山系
谷を挟んで北に連なるのが
今回歩いた丹生山系です

位置的には神戸市内で近いですが
足を踏み入れたのは今回が初で
丹生山系という言葉は
ハイキング中に標識で知りました😓

そのくらい馴染みのない場所ですが
地図上で連なる山々を見つけ
以前から気になってた場所でした👍

ハイキング前のモーニングは
湊川公園で済ませました☕️

ハイキング開始

モーニングを終えて湊川公園から
神戸電鉄に揺られて向かう

粟生行きの電車を見送る
木幡駅

神戸市中心部から30分ほどで
周囲がのどかすぎる木幡こばた駅に到着

丹生山系西端のシビレ山へは
この駅からかなり遠いですが
アクセスの都合でこの駅からスタート👍

木幡駅からシブレ山へ

最初に目指すのはシブレ山
そしてその次はシビレ山
似たような名前の山なので
同じ山なのに訛って言い方が
違ってるだけやと思ってました😓

まずはシブレ山を目指して
集落を抜けた先にある林道を登る
舗装された道で日陰なので
ウォーミングアップにぴったり👍

林道はシブレ池までで終わり
ここから山道に入っていき
いきなり急な坂道が続きました😓

ちょっと勾配が緩くなったとこで
分岐を示す看板がありました
向かうのは左やけどせっかくなので
30m先の天狗岩に向かいました🌱

天狗岩

予想外の絶景で疲れが吹っ飛ぶ!!
丘陵地に住宅が立ち並び奥には
薄っすら海と淡路島まで望めました✨

道中の看板

これは山頂も期待できるぞと
木々の隙間を登っていき山頂へ

景色の見えないタイプの山頂でした😂
ちょっと期待はしたけどそんなもんよね・・

ちなみに山名の由来は諸説あるが、この地方の方言で湿地のことをシブレと言うそうで、山麓に湿地があることからそう呼ばれるようになったらしい。

シブレ山には今回が初めてやったけど
山名をどっかで見たような気がしてて
山頂で地図を見ると直下にトンネルが・・

そのトンネル名が正にシブレ山トンネル
おそらく入口横の看板で見たんやなと
そして変わった名前やったから
頭に残ってたんやなと判明😆

電波塔付近からの景色

シブレ山の山頂付近には電波塔があり
そこから麓までは舗装された道が続く

歩く分には楽なんやけど
足裏への負担は辛くて
この痛みが後々響いてくる・・

つくはら湖からシビレ山

つくはら湖を自転車道で渡る

志染しじみ川を堰き止め
作られたつくはら湖を渡って対岸へ

山陽自動車道のつくはら橋

エクストラドーズド工法で1998年に完成
この橋を渡りシブレ山トンネルを抜けて
明石大橋、淡路島へと通じる道です

下から見たら迫力がある!!
BE KOBE

メリケンパークなどにある
BE KOBEモニュメントは
つくはら湖にも設置されています

BE KOBEとは
阪神・淡路大震災から20年をきっかけに生まれた「神戸の魅力は人である」という思いを集約したシビックプライド・メッセージです。新しいことに挑もうとする人や気持ちを愛する、そんな神戸を誇りに思うメッセージとして広めています。

つくはら湖からは無風の沢を
暑さと小虫と戦いながら登り・・

中央左がシビレ山

稜線に出ると心地よい風が吹くも
日差しで再び暑さとの戦い💦

見渡す限り・・

激しいアップダウンと暑さで
バテてきてたとこに
今日イチの絶景が広がりました

高い山がなく広々とした景色
見えてるんは三木、加古川の方角
地図的には播磨平野のあたりかな🤔
六甲山系とは違った景色です

つくはら湖からおよそ1時間半で
眺望のないシビレ山頂に到着🌱

山名の由来はこちらも諸説あるが、隣にある丹生山で辰砂しんしゃ:硫化水銀からなる鉱物で漢方に利用される)が採れたため、当時修験道の山だった周辺の山にこもった修験者や山伏が、この丹を用いて不老長寿の薬を調合した。しかし水銀が含有されていたために中毒を起こし痺れることがあったのでシビレ山と言われるようになった。

やっぱりシビレは痺れ由来なのか
変わった山名は由来も面白いな♪

丹生神社

シビレ山まではおよそ9km
すでに適度な疲労感ですが
ここからが丹生山系です👍

朝日山

シビレ山から少し歩くと分岐があり
朝日山へ向かう道とパスする道・・
悩んだけどせっかくなので山頂へ✨

朝日山からの景色

来て良かったと思える景色でした👍
正面奥に見えるのが淡路島です
肉眼だと海と対岸の泉南方面も見えました

丹生神社へ

シビレ山までとこことでは
植生が違う感じがしました
古くから社寺などがある山は
自然が守られてきてるんかな・・

丹生神社の鳥居

丹生山は丹生神社の中にあり
ルート的には引返す感じになるが
ここは行っとかんとあかんとこ😆

こじんまりとした社殿

丹生神社にはえつ(春秋時代に存在した中国の国)より渡来した水銀鉱業を生業とする丹生氏にうしの氏神である丹生都比売にうつひめを祀っていて、戦前までは丹生にう山と呼ばれることもあった。

Wikipedia

社殿付近が山頂で景色も望めました
景色はここまで南側ばかり見えてます
写真では見た目ほぼ同じですが
現地では歩く度に徐々に景色が変化してて
毎回違うとこ探すのを楽しんでました😁

丹生山からは縦走路看板が出てきて
それまでよりわかりやすい道にもなった
ここから歩く人も多いんかな・・

帝釈山

帝釈たいしゃく山の山頂は大きな石が
ゴロゴロしててまた雰囲気の違う場所
ただの石に混じって祠もありました
現地では何か分からず後日調べました

丹生神社はかつて明要寺の鎮守社でした。(丹生神社より)東の山に建立した奥の院には梵帝釈天が安置されたため、その山を帝釈山と呼ぶようになったという。

Wikipediaより

てことは山頂の祠は明要寺奥の院か・・

帝釈山も南側に景色が広がってました
中央に見えてた淡路島は左へ逸れて
代わりにポコポコと小さな山が連なる
地図で確認したところ六甲山系でした🌱

鍋蓋山はこの方角から見たら
確かに鍋蓋みたいな形してる😆
それが由来かは知らんけど・・

最高峰の稚児ヶ墓山へ

帝釈山からは標高200mほど下る
目指すは丹生山系最高峰の稚児ヶ墓ちごがばか

山道の途中にケルンがあったので
僕も最頂部に石を載せてみました😆
接する面が少なく載せれた時ほど
テンションが上がります♪

国道へ下山し再び林道へ入り
谷道を抜けていく・・

最高峰に向けてこの日最後の登り
石がゴロゴロしてて歩きにくく
小虫が目の周りを飛び鬱陶しかった😖
夕方になると増えるんかな・・

稚児ヶ墓山(稚子ヶ墓山ともいう)

先に登った帝釈山とは
標高差10mしかないが
下山してから再び登るため
もっと登ってる感じがした

この山名は、羽柴(後の豊臣)秀吉が別所氏に対する攻撃の際、明要寺(丹生山にあった寺)は別所氏に味方したことから焼き討ちにあい数千人の僧・稚児が焼死した。周辺の人々はこれ哀れみ、「稚児ヶ墓」という墓を山頂のすぐ下に作ってとむらったことに由来する。

Wikipediaより
稚児ヶ墓とされる場所

天正7年、秀吉軍は明要寺を焼き討ちした時に命を絶たれた稚児たちをこの地に葬り椿を植え冥福を祈ったとされています。長年、椿は枯れたままでしたが、平成元年に山田民俗文化保存会によって植樹されました。

現地の看板より

稚児ヶ墓山から下山し
縦走路は次の花折山へ向かうが
時間の関係で今回はここで街へ
次回はここから先を目指します🌱
(いつになるか分からんけど・・)

分岐から1kmほど歩くと
高台の住宅地にたどり着きました
一気に街になったので眩しい・・

住宅地からさらに2km歩き
最寄駅の箕谷駅に下山完了🚃
てか縦走路分岐から3km以上・・
次回は別ルート考えんとな😥

そして当日に呟いた銭湯へ♨️
ここへは北鈴蘭台駅から
歩いて15分ほどでした
湯上りはちょっと寒かったけど
若干のぼせてたのでよき頃合いかもな

今回のルート

今回は丹生山系とその他周辺の山を
繋ぐように歩いてみました

シブレ山とシビレ山をはじめとして
気になる山名の山が多くて調べたら
由来も登山道と同じく
隣の山と繋がってることが分かりました

山名の由来は歴史的背景によるものが
多いので調べることでその地域のことまで
知ることができた気がします
普段何気なく聞いてる山名にも
いろんな歴史があると思うと
なんか調べたくなってきます😙

YAMAPより引用した地図に書込み

・時間:約7時間50分、・距離:20.5km
・登り:1493m、・下り:1371m
木幡駅(神鉄)→天狗岩→シブレ山
→つくはら湖→シビレ山→朝日山→丹生山
→帝釈山→稚児ヶ墓山→箕谷駅(神鉄)

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