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茶埜子尋子
2024年5月3日 20:34
美しい香りにかこまれている平凡なわたしいつかはこんな花々に囲まれていたいガーデニングをしてニワトリや子馬や動物たちにかこまれてくらしたいここにはたくさんの人が薔薇を見るため訪れているけれどいつかはひとりで噴水近くのベンチでこのエッセイをかいている風が強い日。ここまで飛沫が飛んでくる頬や唇にひんやりしては消えてゆく果てしない夢を平凡な日々に調和しているよ
2024年2月10日 21:39
ながれ星に乗って旅をしたり(首元がリボンできゅっとなってるワンピース着て)都会が見渡せる窓にブランコみたいに腰掛けて夜にかえる光をみつめたり(傍らには珈琲、カラフルな部屋のソファーに茶トラの猫が眠ってて)古いピアノがある教会で17時になったらトロイメライを弾くおじさんに出会って毎日通うようになったり(イメージはイギリスの田舎町の鄙びた教会、少しずつ教えてもらって弾けるようになっ
2024年2月8日 19:29
ふと思ったって言うか、言葉になったっていうか色眼鏡を付けた方が綺麗にみえるって夏に母の実家に帰って、いとこ達と遊びに出かけた時のこと2台か3台で行って、わたしは兄貴の車に乗ったんだ助手席はい、ってRay-Banの青色のサングラスえーかっけー、こんなの持ってんだしゃれてるねやろ兄貴は別の黒いサングラスをかけたちょっとイケイケになれる気がしてうきうき
2024年1月24日 00:14
雪が降る夜2024年1月23日23時52分初めて見たこんなに明るい夜雪が降る夜ってこんなに明るいんだ子どものまんまの心がはしゃいでる降ったりやんだり手前のゆらゆら雪を見たり奥のごうごう雪を見たりもう30分も飽きずに眺めてる九州に住んでるから雪に馴染みがなくて、小さい頃から夢みてた大人になったら北海道に行ってさっぽろ雪まつりを見るんだ!って現在進行形だけど
2023年10月28日 01:39
不健康な黒い内蔵の中みたいだった人間の恨みつらみの僻み妬みの禁足地に足を踏み入れてしまった汚い色して蠢いてる汚れた言葉で遊んでる酸素も足りない、涙も足りない、心もすべて足りなかった手のひらでも掬えないくらいの空気を肺いっぱいに吸い込もうとする今のことだけに精一杯で出すものも出せずに無数の星をみる渦にのまれていく爆音のなかで死んでいく新しい心音体はすでに黒曜石と化して