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社会人2年目のキーワード


「仕事を楽しめる社会人になりたい。」

ひたすら真っ直ぐだった配属時からちょうど丸一年が経ちました。

私の部署にも後輩が入ってきて、ついにこんな私も先輩になりました。(わーい!)

一年は思ったよりもあっという間で、振り返ってみるといろいろなことがあったけれども、体感としてはまるで配属されたのが昨日のようで。

今日は、新卒1年目の振り返りと、2年目大切にしたいことを書かせていただきたいなと思います。


◇◇◇

『ただただ必死に生きた、入社1年目』


自分で言うのもなんですが、入社1年目はただただ必死で、ひたむきに頑張りました。

出来なかったことが出来るようになって嬉しかった瞬間や、やってきたことがまとまったと感じる楽しい瞬間。

男性しかいない部署。強くあらねばと苦しんだ日々。

「仕事は苦しいものだよ。」という空気と圧の中、「私は絶対に楽しみたい。」と抗おうとした夏の夜。

初めてお客様を担当するようになった秋口。”自分の顧客””自分の商談”という感覚が、少し成長できたようで嬉しかったこと。

徐々に商談を持つようになって、上司と2人で良い商談も悪い商談も、一緒に対応を考えたこと。どんな時も部下である私を守ってくれて、サポートしてくれる上司に何度救われたか分からない。

「予算は俺の経費から出すから、ヨーロッパ行け。」部長の一言で決まった、念願だった海外出張。

”Design-win”(受注)という二言を見た瞬間の喜び。スウェーデンまで行った商談が決まった瞬間は、報われたなと思った。


嬉しいことも苦しいことも、喜びもしんどさも、ひたむきに生きたからこそ味わえた感情なんだろうなと思う。


入社1年目は、楽しかった。

そして苦しかった。


◇◇◇

『それでもやっぱり、私は仕事は楽しいと思う。』


仕事は楽しいことだけじゃなくて、苦しいこともある。

それは重々承知だったから、「苦しさよりも楽しさが上回る働き方をしたいな」といつも思っていた。


ずっと楽しく仕事をするのは、正直難しいと思う。

良い時もあれば、悪い時もある。人生と同じように波がある。

でも、総じて「仕事が楽しい」と言える人になりたい。


私は、1年目よりも2年目の方が楽しいなと思っています。

1年目は、出来ることが増えて楽しかった。

でも2年目は、自分で考えて決められることが増えて楽しい。

そうやって、様々なステージを経験するごとに、それぞれのステージにしかない楽しさを見出せる人になりたいなぁと思う。

後輩から先輩に。部下から上司に。いつかマネジメント側に。

出世したいというよりは、純粋に、これから様々なステージに立って、沢山のことを経験して、そのステージでしか見れない世界を沢山みたいなと思います。



◇◇◇

『国、年齢、職種が違えども、仕事の本質は”信頼”だと学んだ』


”私は器用に立ち回ることが苦手だ”

一年目、ずーーっと悩んでいたことだった。
上手く交わして切り抜けること、嘘にならないけどうまい理由を思いつくこと。そういうことが出来ないから、案件をぐちゃぐちゃにしたり、自分で考え抜いた理由を全て上司に却下されたり…(笑)

営業は、器用に、上手く生きられる人が向いているんだろうなとずっと思っていた。

それでも、一番大切なのはそこじゃないのかもしれない。
と学んだのはちょうど二年目になりたての頃。


お客様が使用している製品で技術課題が発生した時のこと。
相談してきたお客様に対して、何度も社内で打ち合わせを開いて、沢山の上司に技術知識を教えてもらって、それでも疑問が出てきたときはドイツに”Hello”とか言いながら電話をかけたり、一生懸命何かできないか考えた。

結果的に、課題の解決は物理的に無理だったけれども、無理であることを裏付ける資料を作成して、スピーディーに対応したこと、真摯に謝ったこと。

お客様には納得してもらった。解決はできなかったけど、何かできることはないか、もがいたことは伝わったんだろうなと、感じた。

それを機に、お客様とのコミュニケーションがよりスムーズになって、私の質問にも高頻度で返してもらえるようになった。(海外だと結構メールをスルーされることも多いので(笑))


結局、仕事は、一つ一つの信頼の積み重ねなんだな、と学んだ。


それは社内でも同じだと思う。

ドイツで、取引先のボスとホテルで朝ごはんを食べている時に言われた、

”They trusted you.”(社内の上司たちは、君を信頼したからこの仕事を任せようとしてくれているんだよ。) という一言が忘れられない。

”Trust”「信頼」、社会人として一番嬉しい言葉だと思う。

一朝一夕では獲得することができない。

毎日の積み重ねと、一つ一つの仕事に対しての姿勢が、やがて「信頼」に繋がり、それこそが仕事を上手く進めるための本質で、人として一番大切なことなんだなと、この一年で学んだ。

納期を守ること、レスポンスをしっかりすること、約束を守ること、要求されたことに120%で返そうとする姿勢。

2年目も、これからも、大切にしたいなと思う。


◇◇◇

『上司の背中を見て育っている』


”後輩は、先輩のことを結構よく見ているな。”

学生時代のバイトの時に、自分が意識して取り組んでいたことを、後輩が真似してくれたと気づいた時、なんとなく思ったことだった。


私は今、とても幸せなことに直属の上司に恵まれています。

尊敬しているところを挙げると大量に出てくる。

どんなに自分が忙しくても、手を止めて私の質問に丁寧に答えてくれること。会議中に私が詰まった瞬間に助け船を出してくれること。どんなにくだらない質問も絶対に答えてくれること。私が体調を崩しながら出社し、仕事が追い付かなくなっていた時期に、さりげなく私の仕事を全部やってくれたこと。

何よりも感動したのは、私が初めてやる業務を冬頃に一人でやった時、「もう上司に頼れない時期だから自分で考えなきゃ…!」と思い、結局手順をすっとばし部長からお怒りメールが飛んできたとき。
Ccにその上司も入っていたのだけど、メールが飛んできた瞬間に電話をくれて、まず手順を教えなかったことを謝ってくれた上で、なぜ私がその手順で進めようとしたのかをヒアリングしてくれ、正しい手順を教えてくれて、部長には上司から謝罪メールを返してくれた。

どんな時も、その上司がいてくれて、失敗したら絶対に助けてくれると信頼しているからこそ、私はこの一年間のびのびと育ち、自分らしく楽しく仕事ができたなと思う。

人として心から尊敬しているし、毎日一緒に仕事するからこそ、沢山のことを密かに学ばせてもらって、真似している。


部下を守れる人が上司になるべきだし、後輩、部下の良さを最大限に引き出すことが先輩・上司の役目だと学ばせてもらった。

そんな大切なことを学ばせてもらったからこそ、先輩になった今、私も後輩のことをよく見て、良い部分を引き出せたらなと思う。

そして、後輩は自分が思っているよりも先輩の背中を見て育つことを忘れずに、日々過ごしたいなと思います。

◇◇◇

過去一長い記事になった気がするのですが…

入社一年目を無事に乗り越えられたのは、先輩・上司、家族、恋人、親友、友人、そしてnoteの皆様のおかげです。

ほんっとうに一人じゃここまでこれなかった。

沢山沢山、ありがとうございます。


2年目も謙虚な気持ちと、人に対する丁寧さを何よりも大切に。

あと、無理しすぎず早めにアラートを上げることを忘れずに。

楽しく、頑張りたいなと思います!


最後まで読んで下さりありがとうございます☺️



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