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興味からの経験

私は資格をとることが好きだ。というのも何もない、もっていない自分への劣等感から私という人間を示したくてとり始めた。何かに秀でているわけでもなければ、少し周りと違うだけで私という人間は淘汰されて下に見られることが多かったから自信というものを持ち合わせていないのだ。

そんな私がつい先日ワイン検定というものを受験した。なぜワインなのか。元々ワインが好きで20代の頃からワインに関する資格をとりたかったからだ。しかしながら生きることに精一杯な一人暮らしに、やっと自己を開放し自分らしく過ごせるように始めたホルモン療法、そしてコンプレックスの塊だった口唇口蓋裂のアフターケア、更にはコロナで情勢が不安定になり中々落ち着いて受ける期間がなかった。

そしてやっと先を見たときに改めてお酒に関する資格を改めて欲しいと思ったために今回歩みを進めてみた。私が受けたのはワイン検定のブロンズクラス。初心者から入れて合格率も高い。その資格がなければ次のシルバークラスも受験できない。
早速テキストに目を通すが見慣れない横文字と初めて見るワインの品種や特性に多少苦労した。しかしながら全く無知だからこそ内容も入りやすかった。また当日試験前に講義もあったために尚更定着しやすかった。

私は二つの時しかシャンパンを飲まない。
恋をしている時としていない時。

これはココ・シャネルの至言である。テキストでこの言葉に触れたときになんて気品があり優雅なのだろうと感じた。それほどシャンパンへの愛が強いという象徴でもあると私は解釈している。

周りからは誰でも受かるのだろうと茶化されたりもしたが試験すら初めてなのでどんな問題が出るかもわからなかったがギリギリで合格した。それにより、益々ワインへの興味と資格マニアの私に火がついてしまった。勉強は裏切らない。まだ何かを学べることは幸せなことなのかもしれない。
タイトルの言葉はお仕事先のスタッフさんがかけてくれた言葉である。まさにこれに尽きるだろう。
興味からの経験。そして人は学び成長する。歩みや成長を止めた人間は堕落していくだけである。

少しの興味とやろうと行動する意識さえもてば人は変われるし前にだって進める。知識は宝である。その場で何を感じ、新たな世界観を体感することでまた新たな発見も生まれる。出会いと別れの季節。新たな自分と体験に出会ってみてはいかがだろう。気になることや興味があったことに是非挑戦してみることをオススメする。また私自身今後の挑戦に関しても記載していくつもりなので是非その時はまた目を通してほしい。素敵な春になりますよう…。

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