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シーベースのミッション・ビジョン・バリューに込めた想いと、策定の背景

シーベースは、2022年4月にミッション・ビジョン・バリューを一新しました。

Mission :フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする。
Vision:個性を活かし、成長を支え合う、優しさにあふれた社会をつくる。
Value:誰かのために、良き人間として。プロとして、変化を恐れず、ポジティブに。

https://www.cbase.co.jp/company/mission/

このエントリーでは、シーベースのこれまでの歴史に触れながら、MVVに込めた想いと、シーベースの事業を通して目指す社会の在り方について、代表の深井が説明していきます。

以前のミッション「すべての人と組織に、気づき、学び、成長を」の策定後、すぐにコロナ禍に突入

2019年のMBO後に、会社として初となるミッション「すべての人と組織に、気づき、学び、成長を」を掲げました。
「すべて」には、選ばれた優秀な人事がいる会社だけが活用できる仕組みやサービスではなく、意欲のある人がいるすべての組織、企業をサポートできる存在を目指したい。
そうしていまのシーベースの原点とも言えるミッションが言語化され、新たな提供価値を作り出すべく大海に漕ぎ出したのです。

そして間もなく起こったのが、新型コロナウイルス感染症の流行でした。
ここで、社会にとっても、私たちの事業にとっても大きな「働き方の変革」が起こります。

リモートワークの導入、オンラインコミュニケーションへの移行、働く価値観の多様化、、、 奇しくも、ゆるやかに進行していた日本型・昭和型の働き方の変化が20年分くらい一気に進んだため、多くの企業の組織の在り方や成長戦略に大きな影響を与えることになりました。
これらの変化によりそれまで顕在化していなかった組織課題が浮き彫りになり、マネジメント力の強化や、兼ねてから対応が望まれていたハラスメント対策の必要性も増していきました。組織に伴走し成長を支援するシーベースのサービスがお役に立てる機会が、飛躍的に増加する外的なきっかけになっていったのです。

また、シーベース社内でもコロナ禍をきっかけに”自社組織開発”に着手しました。「医者の不養生」状態とはまさにこのことで、現在も目下取り組み中ですが、半年ほどで目に見えた成果も出始めました。興味を持っていただいた方は、ITmedia ビジネスオンラインさんに取材していただいたこちらの記事をぜひご一読ください。


2022年4月、MVVを一新

一新した理由は2つです。

  • 社会に提供できる価値が明確になった

  • 自社組織が成長した

まずは、創業時からの事業変遷やコロナ禍という大変革を受けて、私たちが社会に提供できる価値そのものに磨きがかかり、自信が持てるようになったこと。360度フィードバックを組織開発を通じて、より良い社会を創っていけると確信を持ちました。
さらに、自社組織の成長に試行錯誤しながら取り組むことで、社員がいきいきと働き始め、自社の組織が強くなり、その良い影響が事業成果にも繋がっていく経験をすることが出来ました。今後、社員ひとりひとりがますます自律して協働していくために、会社のコアに据えるMVVをアップグレードするタイミングだと捉えたのです。


Mission :フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする。

変化が激しい時代、企業の平均寿命は短く、個人は人生100年を生きると言われています。私たちは、人も組織も、常に環境に適応し続けるために、永続的に変化することが大切だと考えます。

「フィードバック」により、自分たちと自分を客観的に見つめ直す。
「対話」により、認識の違いを受け入れ、未来について考える。
「学び」により、新しい行動を身に着け、変化に適応する。

変化する環境に応じた行動に最新化、最適化することができれば、個人と組織は成長し続けられます。

ミッションでは、「フィードバックと対話」にフォーカスしている点が当社らしいオリジナリティだと思っています。フィードバックも対話も、日本人は苦手です。ただ、変化の速い現代では5年前の成功パターンは通用せず、過去と今、自分と他者など、自分を客観的に見つめる機会を作ることが出来ないと、社会が変化する中で知らない間に取り残されてしまうリスクが大いにあります。
フィードバックを通して、互いの認識を共有する。まずは相手の良さや強みに注目をすることで、減点方法ではなく加点方法のモノの見方を身に着ける。
対話では「Words Create Worlds」という考えがありますが、対話することで社内で使われている言葉が変わり、言葉の意味合いが変わっていき、お互いの解釈の仕方を理解しあえて、共通のビジョンに向かって行動ができるようになる。

私たちは、「フィードバックと対話」を活用して、気づきの機会を提供することで、人も組織も、ひいては社会もアップデートされていくと考えます。今回、「改善」や「成長」という言葉はあえて使っていません。今でも十分に頑張っているビジネスパーソンたちをそれぞれの環境で最新化するお手伝いをしていきたいと考えています。

Vision:個性を活かし、成長を支え合う、優しさにあふれた社会をつくる。

強みだけではなく、”弱み”も含めてそれぞれの個性と捉えています。あるがままを受け入れられる組織、社会を創っていきたいという想いを込めました。
また、格差が広がり理解し合えなかったり、価値観が多様になりすぎて世知辛いと感じたり、ギスギスする社会ではなく、お互いが手を差し伸べ合う社会を創りたいという想いを「優しさにあふれた」という言葉に込めました。ここにも、温かく受容的な当社のカルチャーが良く表現されていると思い、気に入っています。

Value:誰かのために、良き人間として。プロとして、変化を恐れず、ポジティブに。

「誰かのために、良き人間として」が全ての行動の基盤と考えています。利他の精神であったり、顧客や仲間からの信頼、そして自分自身も大切にしてほしいと考えています。誠実、オープンフラット、そういうキーワードにしっくりくる行動をすることが、顧客の価値創造に繋がると考えています。
また、「プロとして、変化をおそれず、ポジティブに」は、目指したい状態として据えました。プロとして学び続け、変化を自ら起こしていけるような振る舞いを期待しています。また、弱みよりも強みに注目し、遊び心を持つことを大切にしていきたいという想いを「ポジティブ」に込めています。
Valueへの意味付けや解釈は、社員みんなと話し合いながら進めています。


最後に
シーベースのMVVは、降って湧いたものではありません。
これまでの23年を超える歴史のなかで、ひとりひとりが歩む中で抽出され、蓄積されてきた想いや自信、事業の価値が形になったものです。このMVVに立ち返りながら、今後ますますの事業成長に邁進していきます。


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