サラエボで一番有名なビーフは?
暑中お見舞い申し上げます🌞Kako si?
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(BiH)の首都サラエボ市からお届けしています。
サラエボ映画祭2023
今回で29回を迎えるサラエボ映画祭のハートオブサラエボ賞(映画祭の最優秀賞)を受賞するのはチャーリー・カウフマンとのことです。
最近作には"I'm Thinking of Ending Things" (監督・脚本等/2020年 Netflix) があります。FARGOのせいでもはや肉屋にしか見えないジェシー・プレモンス、怪演が光りすぎるデヴィッド・シューリスなどなど。独特なサイコスリラー(?)ですが私のような無常観を美意識として引っ提げている者からは遠くに感じる死生観でした。
映画祭では”ADAPTATION”(脚本等/2002年)が野外上映されるとのこですがコメディータッチな作品なので皆で楽しめそうですね。
サラエボ映画祭の歴史
第1回サラエボ映画祭は1995年に内戦中、サラエボ包囲下にも関わらず開催されました。数年間はサラエボAID的だったのでビッグネームのキラキラなハリウッドスターが訪れて会場を沸かしていました。その後も当映画祭は記録的な成長を遂げ現在では東南ヨーロッパにおいて最も有名な映画祭とされています。
超有名なサラエボのビーフ
さて、こちらがサラエボの超有名なビーフです。
ICAR牛肉の缶詰モニュメント
サラエボ包囲戦中に届けられた食糧援助の記念碑です。
台座には「国際社会の記念碑 感謝するサラエボ市民」と刻まれています。(2022年にラベルや落書きが奇麗にされたのですが汚れています。落書きする側にも色々な思いがあるのでしょうか・・・)
ウォーホルのキャンベルスープ並みにメッセージ性があるコントラバーシャルな作品ですので、気になるかたは上記のリンクからお読み下さい。私には、もはや記念碑ではなくメッセージ性が強い現代アート作品(落書き含む)だと思ってお伝えしています。
BEEFとはスラング!?
これは私の「気づき」で
偶然だと思いますが、
英語の名詞”beef”は牛肉の意味です。そして
あまり知られていないほうの名詞に力(=force)、不満なんて意味もありますね。動詞になると文句を言う(=to complain)もあります。
インフォーマルでスラング的な使い方です。
さしずめこんな使い方でしょうか・・・
My beef was, why did they send us expired canned foods?
思うところは沢山あるのですがnoteでは政治的意図は何もなく、街案内をしている通りすがりの旅人としてお伝えしております。
チトー元帥と記念撮影
牛肉の缶詰の隣に、チトー「チトー元帥」(Maršal Tito)と記念撮影が出来るチトーカフェ兼プレイグラウンドがあります。
チトー元帥(ヨシップ・ブロズ・チトー)は第二次世界大戦における反ファシズム闘争の英雄として戦後のユーゴスラビアの指導的な人物であり、ユーゴスラビアの象徴でした。
お食事🍚情報
日本人の私はびっくり!とてもお肉を沢山食べるBiHの皆さんですが、実はヨーロッパの中では消費量が少なめとの事です。所得に起因すると言われていますが、私はこの見解に100%なかなか賛成ではありません。
Which European countries eat the most meat? | Euronews
(2019年の記事ですがご参考まで)
でも、
とても美味しいビーフが市内レストランで食べることができます。
BiHは牛肉をイタリア、オランダ、ポーランドなどから輸入をしていますが、トルコ、北マケドニア、カタールなどへもBiH国産牛の輸出を行っています。多くの国が当てはまりますが食肉に関しては国内生産が着実に減少しているのでBiHも純輸入国のようです。
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