たじまの沖漬け

メディア/広告/ソーシャルマーケ。25歳。本やカルチャー、#ほっこりニュース とメンタ…

たじまの沖漬け

メディア/広告/ソーシャルマーケ。25歳。本やカルチャー、#ほっこりニュース とメンタルのデバッグの様子などを書いています。本業は猫の乳母。

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  • 日刊ねこ

    甘えんぼうすぎる5歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。

  • 読んだ本とその記録

  • #カルチャーペアリング

    フレグランス(香水)と絵画、小説、映画、写真などを組み合わせて引き出される何かを楽しむ遊び

  • メンタルのデバッグ

    メンタルにバグが生じたので、ゆっくりデバッグ作業の過程。

  • ほっこり記事まとめ

    世知辛い世の中、とにかくほっこりしたいじゃん。

最近の記事

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”匂い×絵画=??” カルチャーペアリングが知的&ポップで楽しいよ

食事とお酒を合わせる「ペアリング」が好き。 例えばワインとチーズを合わせるだけでも、単体で飲んだ一口目と、チーズを齧ったあとの二口目では香りが急に変わることがある。今まで感じもしなかったナッツ臭がしたり、桃のような香りがしたり。 でもそれは「チーズに含まれている香り」ではない。 チーズの媒介によって、ワインが元々奥底に隠しもっていた旨味が上手に引き出されるのだ。そういう驚きと新鮮さは、何度味わっても楽しいしわくわくする。 カルチャー×カルチャーのペアリングは?ならば、例

    • ニャルソックには限度がある 日刊ねこvol.13

      甘えんぼうすぎる5歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 世のお猫様たちの大半がそうであるように、我が家のねこも外の景色を眺めるのが好きだ。巷でいうところのニャルソック。特に見通しがいいわけでもないだろうに、自宅警備員としての務めを立派に果たしている。 しかし、彼のパトロール活動は、時に大きく狂うことがある。 ベランダに他の猫が侵入してきたときだ。 私たちの家はマンションの1階にあり、公道とベランダとの間には目隠

      • 日刊ねこは復活する 日刊ねこvol.12

        甘えんぼうすぎる5歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 大殺界に入っていた。 いや、占いには詳しくないので本当にそうかどうかはわからないのだけど。 とにかく辛くて、うつ闘病を始めてから一番くらいに落ち込んでしまった。 でもなんとか立て直すことができて今では相当に回復した。薬を変えたのが良かったのかもしれない。もしかしたら、今回も猫が私の命を救ってくれたのかもしれない。 猫はいつでも私の味方だ。勝手にそう思い込ん

        • 猫の発話と情操教育 日刊ねこvol.11

          甘えんぼうすぎる5歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 愛しの猫に初めて会ったのは約3年前。 とても顔が可愛いのに、その頃は「ギャー(だみ声)」としか鳴かない変な猫だった。 一緒に住み始めてからも、その鳴き声は変わらず。重ねて、かまってちゃんなこともあり「あそんでー!」「なでてー!」と昼夜を問わず叫ばれ続けた。(ここから猫の鳴き声は大体意訳です) しかし、これではマズい。私の生活に支障が出る。あっけらかんとしす

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          擬似家族とお誕生日、『湯を沸かすほどの熱い愛』 日刊ねこ vol.10映画

          甘えんぼうすぎる5歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 先日、家で映画『湯を沸かすほどの熱い愛』をみた。公開当時から見たかったもののなんとなく機会を逃し続けていたから、ほんとうにようやく、といったところ。 血の繋がりとか家族だとか映画とかーーーーーーーーーー (あらすじ) 銭湯「幸 さちの湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔 し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、

          擬似家族とお誕生日、『湯を沸かすほどの熱い愛』 日刊ねこ vol.10映画

          わかりあえないからこそ、ね 日刊ねこvol.9

          甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 ペットに赤ちゃん言葉で話しかけることを恥ずかしいと思っている。 語尾が「〜でしゅね」とか「〜なんでちゅか?」とか。なぜ舌足らず風になる人がいるのか、とても不思議がってきた。 猫と暮らしはじめて、なんとなくその人たちの気持ちがわかる気がしてきた。語尾こそ変わらないものの、私も猫に話しかけるときは完全に「猫撫で声」になっている。 私が猫撫で声になる理由は大体こ

          わかりあえないからこそ、ね 日刊ねこvol.9

          ホストだったら巻き上げられてた 日刊ねこvol.8

          甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 最近、珍しいことに忙しく過ごしている。 同じ都内の実家に数日帰ったり、毎日ダンスレッスンに通ったり、親しい友人と会ってだらだら喋ってみたり。 そんな疲れが溜まって、今日は夕方まで猫ちゃんとベッドでのんびり過ごしてしまった。(あれ、割といつもじゃない?) 在宅ワーク中の彼も、仕事の合間に少し合流して猫を愛でていたので猫はもう大喜び。テンションはプリキュアマッ

          ホストだったら巻き上げられてた 日刊ねこvol.8

          加虐と被虐はうらおもて… 日刊ねこvol.7

          甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 猫のことを溺愛している。 でも、猫の気持ちを完全に理解することは不可能だ。 分かり合えないという前提に立っているからこそ、私たちは少しでも近づこうと努力できるし、相手に自分の気持ちを押し付けすぎないコミュニケーションが取れるのだと信じてこの数年を生きてきた。 その上で、だ。 そうと分かっていても良かれと思って行動してしまう時が人にはある。これは私や身の回り

          加虐と被虐はうらおもて… 日刊ねこvol.7

          痛いくらいのキスをして(しないで) 日刊ねこvol.6

          甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 ペットとの触れ合いは何物にも変えがたい幸せなひと時。我が家の猫は人にくっつくのが大大大好き(!)なので、1日のうち22時間くらいはどこかしら触れている状態なのだけど、私もその間ほんとうにリラックスするし安心する。 そんな甘々ライフの中でも、突然苦行、というか拷問のような瞬間がやってくる。 それは猫がチューしてくるとき。 もちろん猫の方は上機嫌。 最初は「

          痛いくらいのキスをして(しないで) 日刊ねこvol.6

          晴れの日らしく、雨の日らしく 日刊ねこvol.5

          甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 今日みたいに天気が優れない日は、なんだか私の体調も低空飛行してしまう。それはたいてい気圧とリンクしていて、天気予報と同じくらい頭痛持ちのための気圧アプリが手放せない。 それは我が家の猫も同じ様子。 晴れの日は元気いっぱい、雨の日はしおらしく。日課にしている監視活動(窓枠に座って5分ほどお外を眺める)も天気が悪いと身が入らなさそう。 毎日頑張って働いていた頃

          晴れの日らしく、雨の日らしく 日刊ねこvol.5

          ストーカーとらいおんハート 日刊ねこvol.4

          甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 猫はどこでもついてくる。昔ポケットピカチュウという小型ゲームがあったけれど(ピカチュウと一緒にお散歩できる歩数計)、ほんとにアレみたい。 家の中を移動すれば一挙手一投足すべてに小走りで反応してくる。寝ている間ですら、私が左から右へ寝返りを打つと猫も腕枕を求めて左から右へグリグリ大移動をする。 ストーカー被害を受けているのは私だけではない。 主なターゲットは

          ストーカーとらいおんハート 日刊ねこvol.4

          なぜか猫の手がくさくて悲しいの 日刊ねこvol.3

          甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 なぜだかわからない。 最近、猫の手がすこぶるくさい。 猫はとても綺麗好きな生き物で、起きている間はもっぱら体をなめなめして清潔を保っている。室内飼いの猫ちゃんであれば、シャンプーも半年に1回程度で十分なはずだ。 なのに。 なんか くさい。(チーン) なんか汗が蒸れたような心地よくない香りが、愛しい飼い猫から漂ってくる。これはなんだ? 慌ててググってみた

          なぜか猫の手がくさくて悲しいの 日刊ねこvol.3

          猫の弊害 日刊ねこ

          ある日のカウンセリングルーム。 「田嶋さん、こんなことをお伝えするのは大変心苦しいのですが…」 カウンセラーさんが続ける。 「猫ちゃんとベッドのコンビより魅力的な労働は、多分ありません」 ひいいいい! 日刊ねこ 甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 遡ること、この数日前。私は自分にショックを受けていた。 うつの発作で気分が落ち込んでしまい、病院にいくのが嫌になってしまったからだ。 「もう治

          猫の弊害 日刊ねこ

          創刊号 日刊ねこ

          甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。 一昨年の春、突然うつを発症してから今日で丸2年。おかげさまで徐々に回復してきました!ああ、ここまで長かった…。 療養生活もなんだか間延びしてきて、そろそろ私も社会生活へのリハビリをしたいところ。そのとっかかりとして、これから平日に毎日短い文章を投稿することにしました。 テーマはねこ。うつ病患者と、くっつきたがりの猫は非常に相性が抜群。一緒にいるだけでお互い

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          最近おうちで読んだ、たのしい海外小説たち

          暦の上では、虫が動き出す「啓蟄」は3月はじめごろ。 今年は感染症の影響であまり春の恩恵は受けられなかったけれど、本の虫こと私は順調に家で活動していました。 春にして君を離れ アガサ・クリスティ5月に読んだ22冊の中で、一番刺さった。 アガサ・クリスティといえば推理小説の女王、そんな風に思っていたけれど見事に覆された。「春にして君を離れ」は、誰も死なないし事件も起きない。 それでも読み手の心にじわじわと浸食していき、人によっては大きな恐怖のある読後感になると思う。 現

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          なんか変だよ!資生堂の「TOKYOの1日」

          ※この記事は音声メディアstand.fm 「すたんだっぷ #トーキョー文化部」の内容を基に再構成しました こんにちは。 東京生まれ・東京育ちの私が「流行りそうなもの」「なんだか最近気になるもの」をゆるりと書いていきます。 さて、仕事柄(?)プレスリリースを読む機会が多いのですが、今回は資生堂の新しいコスメがなんだか気になるのでトピックにしてみました。画像はプレスリリースからお借りしています。 可愛いんですよ、パッケージも色も!ただちょっと、あの、そのほかの情報量が多すぎ

          なんか変だよ!資生堂の「TOKYOの1日」