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ニャルソックには限度がある 日刊ねこvol.13

甘えんぼうすぎる5歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。

世のお猫様たちの大半がそうであるように、我が家のねこも外の景色を眺めるのが好きだ。巷でいうところのニャルソック。特に見通しがいいわけでもないだろうに、自宅警備員としての務めを立派に果たしている。

しかし、彼のパトロール活動は、時に大きく狂うことがある。
ベランダに他の猫が侵入してきたときだ。

私たちの家はマンションの1階にあり、公道とベランダとの間には目隠しがわりの木々と下部分の空いたパーテーションしかない。つまり外で暮らしているお猫様たちはベランダに侵入し放題。

無類の猫好きである私としてはとっても大歓迎なのだが、我が家の警備隊長たる彼はそうも言ってられない様子。

遊びに来る相手によって態度はまちまちなのだが、近所のボス猫がきたときなんかはもう大変。びっくりするのか、普段は滅多にみられない威嚇の「シャー!」を頼もしく(?)披露してくれたりする。

ちなみに、私が住む近所の地域猫たちは、そのほとんどが避妊手術を受けている「さくら耳」の子たちだ。お向かいに住んでいる齢90歳のお姉さまを筆頭に、猫好きが集まってTNR活動をしている。猫に優しい街に住めて私も幸せ。

そんなわけで猫にとってはとても住みやすい我が家の周辺。
時には地域猫どうしの大喧嘩が繰り広げられたりもしているけれど、家の中も外もお猫様仕様の素晴らしい環境で我が家のねこは育っている。

とはいえうちのねこは完全室内飼い。
お外の猫同士の大喧嘩がベランダで繰り広げられていると、尻尾を巻いて人の後ろに隠れている。

そんなところも可愛い可愛い、我が家のニャルソック。

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