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痛いくらいのキスをして(しないで) 日刊ねこvol.6

甘えんぼうすぎる4歳の元保護猫と、うつで引きこもりがちの乳母(わたし)のやさしい共依存ライフ。陽気な彼氏もいます。

ペットとの触れ合いは何物にも変えがたい幸せなひと時。我が家の猫は人にくっつくのが大大大好き(!)なので、1日のうち22時間くらいはどこかしら触れている状態なのだけど、私もその間ほんとうにリラックスするし安心する。

そんな甘々ライフの中でも、突然苦行、というか拷問のような瞬間がやってくる。

それは猫がチューしてくるとき。
もちろん猫の方は上機嫌。

最初は「ちゅ」「ちゅ」と優しく押し当ててくるだけの舌づかい(?)なので何ともない。むしろ愛らしさ500万点なんだけど、ヒートアップしてくると「ベロン!」「ズザザザザッ!」みたいな感じになってくる。

そう、我が家の猫ちゃんは舌がヤスリでできているのだ…。

爪やすりとか紙やすりとかそんなもんじゃない。相当荒い紙やすりでもこのザラザラ感には勝てない気がする。何ていうか、もう金物ヤスリ。

金物ヤスリで唇や顔を削られるって、普通に拷問だと思うんだけど我が家では愛情表現。大事な家族として受け止めなければならない。

猫の中でも舌のザラザラ度には相当差があるみたいだし、人のことを舐めたがる猫もそんなに多くないので、うちみたいに人のことを舐めるのが大好きなのに金物ヤスリというのはかなり悲劇の組み合わせ。

寝ている時に「起きて〜!」ってされるのが一番しんどい。

痛いくらいのキスをして〜 
せつないくらいに濡れた声〜
(ダイナマイト/SMAP)

舌の突起がダイナマイトなハニーでもいいんじゃない?(よくない)

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