なんか変だよ!資生堂の「TOKYOの1日」
※この記事は音声メディアstand.fm 「すたんだっぷ #トーキョー文化部 」の内容を基に再構成しました
こんにちは。
東京生まれ・東京育ちの私が「流行りそうなもの」「なんだか最近気になるもの」をゆるりと書いていきます。
さて、仕事柄(?)プレスリリースを読む機会が多いのですが、今回は資生堂の新しいコスメがなんだか気になるのでトピックにしてみました。画像はプレスリリースからお借りしています。
可愛いんですよ、パッケージも色も!ただちょっと、あの、そのほかの情報量が多すぎるというか……。論より証拠ですね、実物を見てみましょう。
大人気のミニサイズコスメ「SHISEIDO ピコ」から、東京の一日を表現した新色発売
刻々かわる、Tokyoのキレイを。新ムースタイプの口紅とネイルエナメルの新色登場!
と、いうことなのです。ミニコスメは個人的にも大好きでたまらないアイテム!
・持ち歩きに便利
・結局使い切れるサイズ感
・価格がお手頃で試しやすい
いいことづくめなんですよね。あと機能だけじゃなくて、ころんとしたフォルムも単純に可愛い。
このピコの新作、リップとネイル×9色ずつなんだけれど、カラーの名前もオシャレです。
まずはリップ。
いやん、かわいい。時計のパッケージがおしゃれ。
それぞれの色味と名前は…
全体的にイエベ寄りかな?と思いつつ、02番のようにトリッキーな色もあって結果誰にでも合いそう。
さすが誰よりも日本人の肌色を知る資生堂。
まあ、そしてお名前ですよ。
なんかエモさが…東京ね、いいですね。路地裏に猫、とか本屋の出会い、とかね。忙しい都会で、束の間のバカンスを感じるネーミングです。
ただですね、この資生堂 PICO、もう一つ売りに出しているものがあるんです。
それが、各色をイメージした時間の設定。
パッケージにアナログ時計がプリントされてるんだけれど、それぞれ違う時刻を指しているんです。
ざっくり表にするとこんな感じ。
朝のグループ、昼のグループ、夜のグループ。
冒頭で「東京の1日」と紹介してたけれど、こんなに分刻みでスケジュール切ってくると思ってなかったよ(動揺)
それではこちらを念頭に、お次はネイルです。
文字盤見やすい。
そして、こちらの各お色味がこんなお名前です。
いくつか気になりますね、「皇居ラン」とか「夜の名画座で」とか。色味も綺麗!
まあ琥珀ラテだけは色とのマッチ率がわかんねえけど。(琥珀ってミルク系イエローだよね?)
01〜09に向かって時刻が遅くなるわけですが、それぞれムード出してていい感じです。
ただひとつ、「この1日、忙しすぎないか??」という疑問がやはり心に残るのです。
さて、ホームページには各色の時刻が分刻みで載っています。
時系列で並べてみましょう。まずは朝グループ。
朝活に抜かりなさすぎィィな午前
5:42 甘い余韻
いきなり余韻からか…
6:11 夜明けの虹
7:25 朝露と街
この色似合う人うらやましい、私だとちびまる子ちゃんの藤木になる。
8:50 皇居ラン
これは分かる。ウェアとかシューズとかの蛍光イエロー。
10:12 桜とダンス
皇居ラン終わりで花見となると千鳥ヶ淵あたりでしょうか。ダンスってなんだい?
桜ガン無視した色味もまあまあツボ。
11:40 ひこうき雲
ここまでですでに、私はだいぶついていけてない。
まず朝5時台の「甘い余韻」、7時台の「朝露と街」はセクシーだよ。いきなり情事明け。おらこんな東京で育ってない。
からの「皇居ラン」続いて「桜とダンス」のコンボもアクティブすぎるだろう。朝5時過ぎに事後感たっぷりの人が2時間後には皇居ランして桜と踊ってるんだぜ。
朝活の威力がすごい。てかこの人いつ出社するんだろ
ていねいな暮らし感の昼
はい、続きましては昼グループ。楽しみですね
12:53 ビルのひだまり
この色めっちゃ好き。ほしい。
13:30 冷たいタイル
たぶん、TOKYOに青いタイルはあまりない。薄い水色とかならトイレでよく見る
14:15 路地裏に猫
割愛
15:00 三時の純喫茶
…椅子の色とかかな……?
16:28 本屋の出会い
この色もかわいい!無難感
17:36 琥珀ラテ
はい、ここまでがお昼〜。
なんか、だんだん色味とネーミングのマッチ率が下がっているような…気がするのは私だけ?
個人的には、純喫茶→本屋→琥珀ラテの流れがすき。これ、もし2時間半の間にカフェ2回行ってるのならウケる。もともと喫茶店巡りのつもりで立ち寄った本屋さんだったのかしら。ああ、琥珀ラテは本屋さんで出会った人(本)と一緒に訪れたのかな、それともブックカフェ的な?
ちぐはぐでどうでもいい妄想がふくらむ。
てか、ひだまりの猫、色鮮やかすぎない??いや色は可愛いんだけど、でも、でも、ひだまりも猫もそんな色してないのーー!(涙)(猫原理主義)
全体的にそこはかとなく漂う「Hanakoの休日特集感」。スノッッッッッブ
えー、気を取り直してお待ちかねの夜、ラストスパートいきましょうか
せめて映画は見てくれ、夜
18:00 また会えるかな
突然重い一言。LINE交換すればいいじゃん
19:16 夜桜の下で
どんなライティングをしても桜はこの色にならない。夜桜フィルター
20:38 恋をポストに
21:25 夜の名画座で
22:05 ワインを一杯
23:57 銀座ネオン
ここでTOKYOの1日フィニッシュ!!!
最後の方、考えるの疲れたから突っ込みどころだけ。
・恋をポストに、ってどゆこと?なんか怖くない??住所ベースのやり取りできない ぴえん
・名画座からワインまでが短すぎるww絶対映画見てないだろ
・あと銀座、いくら夜とはいえそんな漆黒になることあるかな、いやない
ま、もちろんこれを1日でやるというわけではなく、東京の何気ないシーンを切り取って表現したんだろうという理性的な整理もできます。
だって、じゃないとハードすぎる。あまりに理不尽。
そしてここでいう「東京」って実は汐留中心2km以内なんじゃないかという気がする。(汐留は資生堂本社のある場所)
新宿!渋谷!原宿!みたいな雰囲気のネーミングないし、「架空丸ノ内OLの非日常」みたいなね、感じあるよね、私だけ?
まあ、でも私だったら上野育ちなので「動物園の柵」とか「昼から赤提灯」「ほろ酔いは嘘」とか作るのでそれよりはずっといいと思うんですけれど。
元の音声はこちら。
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