『私がいなきゃ』は間違い
職場でも家庭でも、
『私がいなきゃダメ』
と思っている人は、自己中心的な人です。
実際には、あなたがいなくても何とかなります。
そう言われてムッとした人、
少し寂しくなった人、
いやいや実際に私がいないと回りません!と反論したくなった人…
あなたは、周りの人に必要とされるコトが生き甲斐になっていませんか?
周りの人から必要とされたいというのは、
承認欲求を満たしたい気持ちの表れです。
自分の承認欲求を満たしてもらう為に、
『あなたがいないとダメ』
という状況を、あなた自身が作り上げているのです。
「主人は私がいないと、自分のパンツがどこにあるかも分からないのよ」
→しまってある場所を教えてあげて下さい。
「職場では私の指示がないと、みんな動けなくて困るわ」
→自分で考えて行動できる部下を育てましょう。
周りの人を、自分の承認欲求を満たす為に使わないで下さい。
「だって主人は、自分から何もしないもの」
「私がやらないと、機嫌が悪くなっちゃう」
という反論が聞こえてきそうですが、こうは考えられませんか?
あなたがそんなダンナさんになるように仕向けた。
ダンナさんが何もしない人だったから、仕方なくあなたがしているのではなく、あなたが自分を必要としてくれる(承認欲求を満たしてくれる)ダンナさんになるよう仕向けたから、ダンナさんは何もしなくなった、と。
これは、子どもに対しても同じです。
可愛いから、心配だからとあれこれ先回りをして、不安材料を取り除いてあげるのは、子どもの為と見せかけて実は自分の為です。
子どもが自ら考えて選択する答えを、
自らつまづいて立ち上がる力を信じていないから、
自分の思い通りに動いてもらおうとするのです。
依存関係は、そうやって作られていきます。
そして依存関係を作ってしまえば、
ダンナさんはずっとあなたがいないと何も出来なくて、
お子さんや部下たちはずっとあなたの指示を待っていて、
あなたはずっと『私がいなきゃダメだ』と思っていられる。
これは、相手を信頼していないというコトでもあり、
相手を見下す行為でもあります。
「偉そうに亭主関白ぶってるけど、結局私がいなきゃ何も出来ないくせに」と、心の底ではマウンティングしているのです。
本当の優しさは、あなたがいなくても何の問題もなく日常生活が送れ、あなたがいなくても仕事が回る環境を作るコト。
そんな環境になると、
私がココにいる意味がなくなってしまう!
自分の存在価値が見出せなくなるんじゃないか?
と、不安になりますか?
いいえ、そんなコトはありません。
あなたがいなくても何の問題もなく日常生活が送れる状態になったら、フラッと家を空けて(会社を休んで)、ゆっくり旅行にでも行ってみて下さい。
そしてあなたが帰ってきた時、
心からの「おかえり!」を聞いてみて下さい。
きっと、あなたは幸せなはずです❣
あなたがいなくても何の問題もなかったにも関わらず、みんながあなたの帰りを待っていて、みんながあなたの帰りを心から喜んでいます❣❣
何もしなくても、何も出来なくても、
あなたはココにいるだけで、存在価値があるというコト。
この感覚を『所属感』と言います。
承認欲求を満たしてもらうのでもなく、
また満たしてあげるのでもなく、
ただココにいるだけで良いという『所属感』を得られる場所。
そこには、たくさんの笑顔と愛情が溢れています。
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