軽田 紋
とある山の奇譚。目に見えるモノ、見えないモノ、人間、動物、有象無象のモノたちが織りなす幻想。
ショートショートのようなものを書いています。不慣れなので「習作」としています。
「夢」と「うつつ」、』フィクションとノンフィクションにたゆたう、温泉の旅日記です。想像の翼を広げて、おうちのお風呂でも旅気分を!
端山茂山奇譚(拾) なんだあれは。 薄暗くぼうっとした霧みたいなものが、こちらに来る。 …
端山茂山奇譚(玖) ずっとあの遠くの山を見ているな。 白い頂の美しい形の山。 どの山より…
端山茂山奇譚(捌) この季節はいい。 風が気持ち良い。 お前は何をみているのだ? ああ、…
端山茂山奇譚(漆) おお、来た来た。 わたしの新しい衣を神輿に載せて、麓から人間たちが登…
端山茂山奇譚(陸) ああ、よく寝た。 花の香りがここまで漂ってくる。 外に出てみるか。 …
端山茂山奇譚 (伍) 山の頂に近いがな、ここにはいつも水が湧く。 湧いてここの岩の洞に溜…
端山茂山奇譚 (肆) へえ、この川の匂いがわかるか。 酒の香りがするって。 この匂いがわ…
端山茂山奇譚 (参) ここでなにをやっておる。 夜のとばりが下りてきたのに、なぜまだここ…
端山茂山奇譚 (弐) ああ、またあの海がぼうっと青く光る時が来たか。 山の端の向こうに続…
端山茂山奇譚(壱) 1人かい? こんなところで何やってるんだ? ふうん、修行? なん…
かぼちゃ 「おれは“南瓜”って書かれるよ。読み方は“かぼちゃ”だけどな」 すいか 「おれは…
「丹田は下腹あたりにあるというよな」 「聞いたことあるな」 「あれ、なんでだと思う」 「…
理科の観察で、じゃがいもを渡された。 2人一組でじゃがいも一個。 半分に切って、切った面…
気づくと丸い部屋の中だった。 壁が明るい。 いつからここにいるのか思い出せないが、居心地の…
夢うつつ湯治日記 番外編~2泊3日 浜辺の旅 12月某日 8 8.3日目(2) 荷物を受け取る…
夢うつつ湯治日記 番外編~2泊3日 浜辺の旅 12月某日 7 7.3日目(1) 寝る前に資料を…