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知らないとヤバい⁉これから求められる転職時に持っておきたい3つの力


変化に対応できるように備える時代へ

前回は転職市場の今昔物語についてお話をいたしました。

今回はこれからの転職活動において求められるスキルについて、お話をしていきます。

バブルが崩壊するまでは終身雇用、年功序列があり、正社員としての雇用を守る代わりに、キャリアパスは企業に握られていた時代です。

バブルが崩壊すると、働かないおっさん、粘土層といわれるアッパーミドル層である40代以上の社員に対しては、リストラ、早期退職、出向などいろいろなかたちで正社員のポストが危うくなってきた時代です。

そして、企業の業績が傾きはじめると、アッパーミドル層に対して、リストラの嵐が吹きすさむことになり、それに伴い派遣社員や契約社員など非正規雇用が拡大してくる時代へと突入してきました。

2000年前後になるとITバブルとグローバル化が進み、上司がある日突然、外国人になるということも起こる事になりました。

その頃から即戦力を採用するということで、企業が能力開発に対してアウトソーシングを始める時期でもあります。

今まであった長年勤務をしていれば、育成から戦力化というシナリオがなくなってしまった。

2010年代に入る手前にリーマンショックが起こり、外資系が日本から一旦撤退をすることが多く、ビジネスを一時期停滞気味になってしまいましたが、2010年代からは緩やかに回復することとなりました。

そして、団塊の世代が一斉に退職をすることになるのと同時に、少子高齢化の時代へと突入しており、人手不足という現象が起き始めています。

これから先はコンビニやスーパーは無人化が進み、レジ打ちの仕事が人工知能によって行なわれていくといわれています。

変化が今以上に著しく起こる現状に人間が合わせていく時代になっています。

これから注目をあつめるのがビジネスプロデューサー

これから転職市場で最も求められるスキルを総称して、ビジネスプロデューサーと表現します。

この定義としてはスキルを統合し、マネージメント力を持っている人材ということになります。

以前は特定の領域に特化するスペシャリストが重宝をされていましたが、現在においてはより多様な創造性を求められるようになりました。

異分野との融合によるシナジー効果が求められるようになり、協調性や統治力をもった人材が必要になっています。

なぜスペシャリストではなくスキルを横断して統治できる人材を重宝するのでしょうか。

スペシャリストについては、どの会社でもこの問題はこの人に聞けば解決をすることも多く1人はいます。

昔は専門職として職人気質で仕事をすることが多かったのですが、近年では組織を横断してプロジェクトをおこなうことも多くなり、以前より横のつながりも重要視される時代になりました。

そこで求められるようになったのが異分野への理解、協力を仰ぎながら、統治をしていく能力です。

チームの統治力において、上司や同僚と葛藤や対立を超えたコミュニケーションを実践できることが求められるようになりました。

働く人の意識も変わってきた

ここ数十年で大きく変わっていることに気づいていらっしゃいますでしょうか。

雇用の慣行や就労環境が目まぐるしく変わっており、必ずしも何か改善をされた結果が現在のかたちになっているというわけではない。

大手企業においても事業再編やリストラが頻繁に行われて、「給料が自動的に上がっていく」という風潮は薄れてきた。

そして同じ企業内でどういったキャリアパスを描くのかだけではなく、自分の市場価値を見据えながら、個々にスキルアップを意識する働き方へとシフトチェンジしている。

ただしそれは職務専門性だけを追求するという働き方とは少し異なっている。

もちろん特定の領域についてのスキルの洗練化は大切ですが、これから重宝されるのはスキルを横断して統治する能力。

いわゆるT型能力とも呼ばれて、様々な技術をもったプレーヤーとコミュニケーションを取り、監督することで一緒に創造性と高めていく人材。

また転職活動がスタンダードになった昨今では、これまでの積み上げたスキルを応用するだけではなく、新たに習得する学習能力も問われる。

プログラミング言語も時代によって流行が変遷してきました。
WEBデザイナー系ならHTML、CSS、JavaScript。
WEBアプリを作りたいなら、JavaScript、PHP。
デスクトップアプリを作りたいなら、JavaかC#。
スマホアプリを作りたいなら、JavaかSwift。
便利ツールやAIを作りたいなら、Python。
というように、プログラミング言語とひとくくりにされてしまいがちですが、用途によって学ぶものが全く違うということ。

そこで柔軟に新しい技術や人間関係に向き合えるかどうかがポイントになってきました。

ホワイトカラーについても、営業も人事もマーケティング力が必要となり、自ら発信をしていくことも必要となり、共感を得ることで、価値を売る時代へとスイッチしていくようになりました。

どぶ板営業と言われた飛び込み営業から、テレアポ営業になり、現在ではソーシャルネットで行なわれているというのが現状です。
その変化についてすぐに対応できるかどうかが大きな分かれ目になってきている。

すぐに結果を求めるのではなく1年やってみて違うというのであれば、有名な人に聞いてみたり、成功している人に聞いてみたり、正しい方向で正しい努力ができることがこれからの時代は求められるようになります。

リスキリングだけじゃ…ダメかも⁉

業務の半径5メートル以内のことで自分にとって興味があったり、強みを活かすことができるようになればいいのですが、何もかも吸収したいと思ってしまうと大変です。

マネージメント業務が必要であれば、心理学であったり、メンタル的なことを勉強することも1つですが、専門的に細かく学ぶのではなく、体系全体を広く浅く知っておくことから始めた方がいいでしょう。

専門的なことについて学ぶことは悪い事ではありませんが、専門家が判断をすることも多くなってくるので、専門的に勉強をするのではなく、周辺の体系をしっかり学んで、必要であれば専門家の力を借りることにしてください。

マーケティングや戦略系については実際に自分でやってみないとわからないことも多く、クラウドワークスやココナラなどの副業系のプラットホームで腕試しをしてみるのもいいでしょう。

管理職の役割は洞察力をもって、メンバーの個性を見抜いて、どう伝えることができたら一番いいのかを考えることも1つである。

管理職のゴールはメンバーに並走をして才能を開花させて、メンバーに新しい景色を見せることです。

弱点をゼロまで持ち上げるには時間がかかり、ストレス負担も大きく、何もいいことはありません。

強みをしっかり伸ばすことができるようになるには、洞察力がないと見抜くことができませんし、メンバーに対してしっかり興味を持ってみておくことが必要になっていくでしょう。

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