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知らないとヤバい⁉自己理解を深めるための4つの面談

いろいろな年代で不安の種は違うもの!?

人事という仕事柄もあるのですが、モヤキャリ相談室やワーキングコーチなどから、いろいろな人たちと面談をすることが多くなっています。

20代、30代、40代といろいろな年代の人たちが、新しい働き方を見つけるために自分自身の内面と話をしている。
特に35歳以上の人たちにはできるだけ転職という選択をしないように言い続けている。

年収がピークになるのは5年ぐらいですから、そこからは下り坂になっていく。
リストラの名簿に自分の名前が載ってしまうリスクもある。

実績が残せていないのであれば、賞味期限のピークを迎える前に実績を残すことを進めている。
ポータブルスキルといわれている部分でもあるけれど、実績を上げることで自信につながり、いろいろな原体験をすることによって、環境適応能力も身について、火事場のくそ力っていうやつが出てくる。

35歳を過ぎるともう1つ出てくるのが、自分にあった会社を探したり、裁量権が大きい会社への転職を考えている人が、ここ数年多くなってきている。
この背景にあるのは、管理職としてのジレンマではないだろうか。

プレイングマネージャーとして活躍をしているだけで、部下の才能開花や育成という部分にはまだまだというのがある。
日々数字を追い、数字のためなら泥水をすすりながらもやっりきっており、朝令暮改な会社に対しても嫌気がさしているように見えてくる。

基本姿勢は自分が決める‼

自責にする人は何事も自らのこととして考えることができる人。
他責にする人は何事も他人のこととして考えて、〇〇さんが言ったからというように、責任を取りたくないからついつい言い訳をしてしまう。

基本スタンスとしては、自分自身で決めてもらえるようにしていく。
転職をするも、しないも、独立をするも、趣味と本業で稼ぐのもその人が自分で納得をしないと前に進まないからである。

特に35歳以上で転職をしたいという人については、転職をする理由や動機がはっきりしていないとなかなか転職活動がうまくいかないことをが多いので、どんなことを信念に仕事をしてきたのか、どんなことをやりたいのか、どうなりたいのかなどを、昔話をしながらいろいろ聞いていくことにしています。

諦めることによって現状をしっかり分析をしてもらうためには、一度絶望をしてもらうようにしています。
そこから新しい可能性を探り出してきて、そこから新しい角度からいろいろなキャリアについて考えだすことにしている。

いろいろなことをあきらめてきたからここまでやってきたけど、キラキラ輝いている人たちを見て、昔の思いが再燃してしまうケースも増えているようです。

自分の居場所は自分で確保!

例えば、グループの中でセンターは1名。他大勢という形になってしまうもの。
しかし、センターをあきらめて自分が必要とされるポジションを探すことで、そこで新しい輝きを放つことができるようになる。

マネージャーが取ってきた仕事をこなしているうちに、新しい才能に気づいたり、いろいろな才能が開花することもある。
そこで新しい場所で居場所を見つけられることができたら、のびのびと楽しく仕事ができるようになる。

1人でいろいろ考えたとしても進展をすることが少ない。
その人の中で解決をしておらず、手持ちのカードが悪いこともあるからだ。

チームを組んで、叱る人、フォローする人がいて、目的を達成するために全身全霊で戦っていくことになる。

また、チームを組むことによって、いろいろな視点からアプローチをすることができるのはもちろんですが、多面的にいろいろと考察をすることができるようになるため、新しい視点の発見にもつながっていく。

いろいろな意見が出るから本人がしっかりとしていないと、ブレブレになることもありますが、自分のことは自分で決めるスタンス。

いろいろな意見を出し合うことで思考が整理をされていくのと同時に、自分のスキルを再確認することができる。

相談、面談、面接をしているから見えること

雇用のミスマッチが起きる原因は次の3つが大多数を占めている。
1:言語化できていないのに期待してしまう
2:「楽な仕事を選ぶ」「待遇で選ぶ」「その時の興味で選ぶ」「ネームバリューで選ぶ」「人事で選ぶ」
3:いいところを見せようとして、スキル不足

1については企業にいえること。
採用したいという気持ちが焦りから、候補者がいなかったりすると、期待値込みで妥協の採用をしてしまうパターン。

2については、応募者側が期待してしまったパターン。
転職理由の本音が「人間関係」「長時間労働」「低賃金」などの理由である場合は、楽な仕事、待遇、ネームバリューで選ぶことが多い。
上場している大手企業の場合は特に給与が変わることが多いので、そっちに利益があるだろうということで選択をしてしまうことが多い。

3については企業側、応募者側両方にいえること。
クロージングをする際にいい事ばかりいってしまったり、嘘まではいかないとしても、大袈裟にいったり、紛らわしいことをいったりすることで期待値が上がってしまう。
ふたを開けてみたら、全然違うということもよくある。

流れの中でよく見せようとしてしまうと、嘘、大袈裟、紛らわしいことを伝えてしまったことによって、スキル不足ということもよくある話です。

両手両足を上げて流れに身を任せて流れていればいいのですが、よく見せようとして、ネットや転職サイトでうまく見せるコツを理論武装してしまうと足元をすくわれてしまう。

嘘、大袈裟、紛らわしいことについてはこれからの時代は通用しません。
共感と等身大のマーケティングです。
ありのままで素直さと謙虚さをもっておかないといけない時代ですね。

限界は自分がつくるもの⁉

年齢を重ねてくると、ずる賢くなるのはもちろんですが、口八丁手八丁で渡り歩いてきた人と、実直に10の努力ができる人と分かれていく。

口八丁手八丁で渡り歩いてくると、ある種のオオカミ少年状態になり、老害といわれてしまうこともしばしばある。

自分が成功してきた体験から価値観の押し付けであったり、アドバイスのつもりが、自慢話、説教、武勇伝になってしまっていることに気づいていない。

こういう人達はリストラの対象になりやすく、人事がストーリーを書き上げて、型にはめてところてんのように組織から突き出されてしまう。

10の努力ができる人については、どんな状況下においても努力をすることができるので、おかれた場所で努力をすることを怠らなければ、才能を開花させることがよくあります。

名プレーヤーは名監督になれないということを言われるように、ビジネスの世界でも成功をした人よりも、おおきな挫折を味わった人や現役中に苦労をした人の方が名監督になっていることが多い。

苦労をしてきたり、挫折を味わった分、周りをみる洞察力と観察力を身につけていることもありますし、いろいろな人から話を聞いて、仮説を立ててから実行する力など、いろいろな力を身につけていることが多い。

話し方についても、コミュニケーションを密にとって、人を動かすことができる人もいれば、マスコミやコーチなどをうまく利用して、考えを浸透させることがうまい人も多くいる。

10の努力ができる人は本当に少なく、こういう人については環境が変わると大きく変化をすることができる可能性が高い。

これぐらいやっておけばいいだろう!?これぐらいで十分だ!?ということで限界を決めたら、あとは安心して下り坂を下るだけである。

人として成長をしていく人は、手を抜かずに目の前にある仕事に対して、相手の期待値を超えていくことができるように工夫しながらやっているから不思議である。


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