知らないとヤバい⁉組織が崩壊するときの6つのポイント
チームが崩壊するとき、組織が崩壊するとき、会社が崩壊するとき…いろいろな崩壊をする現場を見てきたからこそ、こういうことが起き始めたら、下り坂になっている兆候だと気づいてほしい。
そういう組織の中で経験を積んだりすることはないと判断をして、転職をするという選択肢を選んでほしい。
市場価値、商品価値が下がる前に、組織を離れる決断をして、もう一度やり直すぐらいの覚悟も必要になるかもしれない。
心技体が崩れてしまうと、転職活動にも少なくても影響が出てしまうので、気をつけたいところ。
泥舟にのってしまったなぁ~と感じたら、利害関係のない人に話をしてみたり、友人、知人に腹を割ってはなしてみてはどうでしょう⁉
1:間違えることを恐れて判断をためらった
これは管理職の対応が先延ばしになる傾向があったり、目の前にある問題に対して、間違った対応をしてしまい、非難集中することで、自分の評価を下げたくないと考えている。
これは組織の硬直化を表しており、責任を取りたくない、非難されたくないという気持ちから、タイミングを逃してしまう。
即断即決がいいとはいわないが、根回しをしたり、許可を得るまでのタイムラグがあると、事態が刻々と変わっているので、適正なジャッジができない。
この後にも出てくるが、組織間での権力闘争によってチャンスを逃すことも多くある。
とくにいくつもの部署が絡んでいると、失敗をしたときに責任転嫁をしてしまい、批判の矢面に立つことになってしまったら、責任を取らされる形になり自分のポジションを譲らなければならないからだ。
2:いつか起こるコトから目を背けた
そんなことは起きるわけがないと、勝手に決めつけてしまっている。
部下の報告、連絡、相談から、危険信号が出ているにもかかわらず、大したことないと思い込んでしまって、対応が後手後手に回ってしまう。
そうなると信用問題に発展してしまい、失注につながってしまうものである。
こんなことが起きるはずがないと思い込んでいたとしても、実際には起こってしまうことが多い。
思い込みや決めつけで判断をすることはリスキーであり、常に何が起こるかわからない、最悪の事態を想定して動いていないと厳しい。
起きてから対応をするというよりも、最悪の事態を想定しておくことによって、素早く最善手が打てるわけで、傷口も小さくてすみますし、信用問題まで発展することはありません。
3:想定外の事態に冷静さを失った
パニック状態の中で、冷静沈着な対応をすることができず、先を読むことができずに、どうしたらいいのかわからないこと。
起きてしまったことの重大さ、膨大さに気づいた時には、取り返しのつかないことになっており、現状を把握するのも難しい状態になる。
たいていの場合は想定していることよりも、大きな被害になってしまう傾向があり、それを目の前にして、冷静な対応をすることができない。
想定の範囲内でいろいろなことが起きるのであれば、冷静沈着な対応ができるし、マニュアルに書いてあるのであればそれに従ってやるだけでいい。
事件は会議室で起きているのではない⁉
現場で起きているのだから…
4:問題を「自分ごと」として捉えなかった
よくあるのが対岸の火事のようにとらえている。
部下の手柄は自分の手柄、部下の失敗は部下の失敗と考える管理職と、部下の手柄は部下の手柄、部下の失敗は自分の失敗と考える管理職では、全く結果が変わってくるので気をつけてほしい。
いざというときに、部下の失敗と考える管理職は、働かないおっさんといわれてしまう。
大手企業病ともいえる弊害であり、出世のためなら、何でもありという形である。
自分のポジションを守るためなら、部下に責任をなすりつけても部下の責任にして、自分には責任がないという弁明をする。
これでは部下からのハレーションが起こってしまい、代謝される人材としてリストラの名簿に名前が載ってしまい、人事が型にはめて代謝することになる。
部下の失敗は自分の失敗ととらえる管理職は、自分ごととしてとらえてくれるので、いざという時にも冷静沈着な判断をすることができる。
細かいフォローはもちろんですが、失敗を共有することができるため、心理的な安全も確保されている。
場合によっては俺の責任にしていいから、とことんやれ!っていう破天荒な管理職もいるぐらい。
こちらの管理職の方が人がついていきたいと思うもの。
5:組織の縄張り争いを持ち込んだ
よくあるのがいろいろな部署が関わってはじまったプロジェクトで、主導権争いがおこなわれてしまう。
Aという組織より、Bという組織がいいからとか、理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームでは、日常茶飯事の光景であり、管理職が同期であったり、出身校の先輩後輩だったり、現エースと将来のエース候補など、ここでやらなくてもいいっていう小っちゃいプライドの戦いも含まれる。
この背景としてあるのが、手柄は取りたいけど、責任は負いたくないという心理戦が展開をされている。
手柄と責任はコインの表裏のようなものなのですが、出世、手柄などいろいろなことが複雑に絡んでいるから、ややこしい。
ガヤから見ていると、あっ!またやっているよ~!小競り合いする時間があるなら、とっととやっちゃえよ~っ!って感じです。
6:環境の変化に適応せず、これまでのやり方にこだわった
環境については常に変化をしており、昨日の常識が今日の非常識になっていることもあります。
当たり前の壁を超えるまでには、数十年単位の時間がかかるわけですが、決断することについては、日に日に変化をしています。
過去の成功体験に縛られることなく、決断をしなければなりませんが、タイムパフォーマンス重視するあまり、打席に立つことができず、経験が積めていない人が多くいます。
過去の成功体験はいい思い出ですから、今の時代に整合性があるかどうかはわかりませんし、また、最適解になるかどうかというのは全く異なってくることになります。
柔軟に対応をすることによって、最適解を求めていく時代になっているのです。
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