知らないとヤバい⁉即戦力というマジックワードについて
即戦力という幻想
とある経営者さんが「中途採用って即戦力を探せ!ということを言っているけど、ほんまかなぁ?」という質問をもらったときに、「会社に貢献する人物ということで、おっさんたちがぐうの音が出ないぐらいに抑えられる人ですかね。」と答えた。
「若手の素晴らしいアイディアを吸収して、やってみよう!という人はほとんどいない。」
「たいていの場合は、若手のくせに何をいっているんだよ!俺らは経験と勘があるから、お前らよりすごいんじゃ~と抵抗勢力になるから、イノベーションはおきないんだよね。」
「9割の人はプライドと地位と名誉を守るために、若手の言っていることについて素晴らしいアイディアだとしても、つぶすことに専念をしていくことになる。」
「上司によっては、部下のアイディアや実績を横取りする人もおるから、理不尽と不条理のゲームだなぁ」
と漫才のように掛け合いがはじまってしまった。
若手の着想というのは、素人だからわかることもあり、プロ目線で見たら目からうろこということもある。
自分の中にいるもう一人の自分に聞いてみよう
一昔前に、元サッカー日本代表の本田圭佑さんが、自分の中にいるリトル本田に聞いてみたということが話題になったことがあった。
自分の中に客観的な視点を持つことによって冷静に判断をすることができる存在がいると、土壇場で慌てふためくことがないというのが特徴です。
人によって違うので一概には言えないことかも知れませんが、俯瞰の位置から見たり、鳥の目で全体を見渡すことができるようになると、問題のその先についてまで見えるため、冷静に対応することができたりするから不思議である。
とある人は有名人ならどうするかということで判断をすることにしているという話を聞いたことがある。
私の中の〇〇さんだったらどう判断をするのかな⁉ということを考えるようにしている。
自分の性格と反対側にいる人のことを想像することによって、目の前にある問題について多面的に見ることができるようになるという。
また、いろいろな人にアウトプットして伝えることによって、刺激が入っていろいろな角度で物事を見ることができる。
冷静に物事を判断しないといけない場面においてはすごく重要なことであり、他人の目をどのように見えているのかをいろいろな角度から判断をすることができるようにしている。
理不尽と不条理のビジネスパーソンゲーム
ビジネスは理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームで成立しており、予算であったり、内容であったり、いろいろな理由をつけて判断をすることが多い。
おっさんたちが考えていることは時代遅れであり、過去の成功体験と小っちゃいプライドによって判断をしてしまったり、上層部の顔色をうかがいながら判断をすることになるので、まともな判断ができない。
上層部の機嫌を損ねてしまうと、リストラや左遷されてしまうリスクがあるのであれば、問題を起こさず、慌てず、急がずで平穏を装っている方がいいからである。
ビジネスパーソンゲームの主導権は、おっさんたちが握っていることになり、そのおっさんたちの協力がなければ、ビジネスとして動くことがないからだ。
ビジネスパーソンゲームで勝ち続けることができる人というのは、ほとんど市場に出てくる人がいない。
会社としても貢献できる人材を残したいから昇給、昇進をしているため、不平不満を抱くことはありません。
うちの上司はなんにもわかってねーんだよ!なんていう部下が、自分は市場価値が高い、優秀であるということで転職市場に出てくるけど、実はボスコントロールができないから信用と信頼を得ることができていないことに気づいていない。
ボスコントロールができる人材が即戦力として会社の発展をさせるような人材であるということになる。
イノベーション人材を見つけるには⁉
転職サイト、人材紹介会社、ヘッドハンターなど手段と方法はいろいろあるのですが、確率は干し草の中から針を見つけ出すぐらいの確率であり、宝くじの一等前後賞を合わせて当選する確率より低いだろう。
転職市場に出てこないことを考えると、何をしたらいいのかわからないし、短期的に考える人も多くいますが、それでは成功をすることはありません。
社長や役員が率先してSNSを活用しながら、人事や社員をしっかり巻き込んでいくことが必要である。
口だけでいうのではなく、実践をしていくことが必要です。
また、人物像については細かく言語化することが必要になりますし、〇〇さんみたいな経歴の人を探しているというように、イメージができるようにしておく必要がある。
中長期的視点に立って採用戦略を練る必要があり、トライアンドエラーを繰り返しながら、モノにしていく必要があります。
〇〇社がやっていることをそのままうちでやろうということになると大失敗することになるから、気をつけてほしい。
自分ごととしてとらえて、自分たちの強みは何なのか、その強みを伸ばしていくにはどうしたらいいのかをトライアンドエラーを繰り返していくことになる。
やり方については各社オリジナリティがあるので、絶対という方法はありません。
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