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知っている人がコッソリ実践している⁉3つの仕事術

仕事は縁をつむぐこと

いままでいろいろな仕事をしてきたけど、その仕事が縁に変わり、長い付き合いになっている。

経営者、営業部長、人事部長など本当にいろいろな人に仕事を通してご縁が繋がった。

縁が繋がっても、その後破綻する人もいた。

人の事を考えない人や営業目的で近寄ってきた人など、この人はちょっとヤバい!と思った人とは、仕事が終わったら、ご縁も終わってしまった。

逆の場合もある。
クライアントから嫌われてしまうケースもある。
細かい事を矢継ぎ早に質問をしてしまう事で、気分を害してしまい、それ以来、出禁になった事も…

タイミングもあるし、自分も若かった事もある。
何事も恐れず、わからない事は徹底して聞いてしまう。
調べるよりもその道のプロに聞いた方が間違いがないからである。

そんな失敗を繰り返してきているうちに、いろいろな仕事をやり、いろいろな人と繋がった。
ご縁から人脈にかえるのは飲みに行ったり、食事をしたりしながら話をしたりする事だけではない。

その道のプロだという情報を常にもっていたり、自分から発信をしたりしながら、ファンをつくっていった。

営業スタイルもファンをつくりながら、紹介をしてもらう事が非常に多くあった。

例えば、「今度~さんを紹介したいから、メシでもどうかな??というものから、○○会社の××さんに話したら、一度あってみたいって言っているからどう??」など、クライアントが口コミでドンドン伝染をさせてくれた。

非常にありがたかったし、プレッシャーもハンパなかった。

紹介での営業は失敗をすると、紹介してくれた先と紹介した先の両方を一気に失う事になるから。

そのハンパないプレッシャーも楽しめるぐらい、仕事を通していろいろなご縁をつくる事にしている。

トップアプローチという戦略

昔の会社で敏腕営業が1人いた。

その人のやり方をパクったとたん、新規開拓の営業が楽しく、面白くなった。

それはトップアプローチという戦略。

いまでは当たり前のなっているが、当時はそんなに有名ではなかったので、
他社との差別化ができていた。

朝早くオフィスへいく。
コーヒーを入れて、7時30分になる頃、
一斉に電話をかけはじめた。

そうすると、経営者、決裁権者に繋がる確率が、約4割という高打率だったんです。

これが8時30分になると、電話が繋がらない。社員がぞろぞろと出勤をしてくるから、怪しい電話は取りつがないのが鉄則。
そうすると、百三つぐらいまで確率が落ちる。

なぜ、トップアプローチにこだわったのか。
実は会社の経営者の立場に立ってみると、自然と答えが出た。

レイヤーによってみている風景が違うからである。

経営者は短期、中期、長期という視点で、会社の経営のことを考えていく。

採用についても、2~3年後を見据えて、逆算をしている会社が多い。

決裁賢者は予算とにらめっこ。
費用対効果、残りの予算など、会社の内部事情と自分の立ち位置を守るのに必死。

採用担当者については、上司にいわれたからやっている。
採用しないといけないという理由で動いている。

そのため、経営者に話を聞くのが、一番理想的であるという答えにたどりついた。

2つ目は決裁権者に話を聞くという事にしていた。
採用担当者については、紹介してもらう程度で構わない。

採用担当者と話をしても埒が空かないからである。
決定権も予算の配分も決められないので、重要な話をする事はほとんどない。

契約の問題など実務レベルである。

そうする事で、他者と差別化ができるのと、大手企業から中小企業、ベンチャー企業まで通用する方法であった。

逆のバージョンでは、営業部長などを捕まえる事ができた。

残業をする可能性が多い部署は営業がほとんどなので、そこでいろいろな情報を仕入れて、キーパーソンにつないでもらったりした事もあった。

守破離精神

世阿弥で有名な言葉と間違って認識をされているのが、守破離の精神なんです。

実はいろいろな諸説があるのですが、一番有名なのが、江戸時代のお話です。

唯識の要という事で江戸時代の茶流の大家が言い出した説が有力なんです。

守・破・離(しゅ・は・り)と言いますのは、江戸時代の茶道の大家が言い始めたもののようですが、習い事をする上での心構えと言うもので、その後広く日本の武芸に使われるようになりました。

この考え方は、既に武芸・スポーツに留まらず、ビジネスの仕事を習得する心構えにも応用されております。

守・破・離とは、下記の3段階を申します。

「守」まず、師からの教えを忠実に学び、型や作法、知識の基本を習得する第一段階。

「破」経験と鍛錬を重ね、師の教えを土台としながらも、それを打ち破るように自分なりの真意を会得する第二段階。

「離」これまで教わった型や知識にいっさいとらわれることなく、思うがままに至芸の境地に飛躍す る第三段階。

これは、型破り、型なしの話とスゴく似ている。

型破りとは、基本ができている人が応用の領域に進んだ場合にちょっと違うことをやること。

型なしとは、基本ができていない人が突拍子もないことをやってしまう。

型破りな事をしたければ、基本を徹底してやる事が重要なんです。

意外におろそかにされがちな事なんですが、年齢を重ねても基本に忠実にやっている事で、初めてちょっと違う事ができるかも知れないと考えつくものなのです。

基本に忠実に実践をしている人というのは、引き出しが多く存在しており、修羅場をくぐっていますから、いざという勝負どころでは力を発揮することができます。

型なしの人であったり、基本に忠実でない人というのは、いざという勝負どころではほころびが出てしまう傾向があります。
いわゆる隙が生まれるということです。

いまの時代はゼロからイチを生み出す事ができないため、ある既製品をカスタマイズする事によって、新しいものとして生み出していく時代です。

対立構造をつくる事で、新しいものがより新鮮に見えてしまうから不思議です。

また、いろいろな規制が引かれている中で、新しいもの、新鮮さを感じるものをつくるというよりかは、共感を生むようなことであったり、体験を話していくことで、人の心を揺さぶることができるということになります。

限られた範囲内でパフォーマンスを発揮する方法としては、新しいものを作り出すというより、シンプルに考えて、共感と等身大を見せる事により、魅力的に見えることがあります。

そして体験を通してステップアップできるイメージができると、人は躊躇していたはじめの一歩を踏み出すことができるようになるでしょう。

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