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知らないとヤバい⁉腹を割って話そう!これからの職場改善の3つのポイント


いいたいこともいえないそんな世の中

夏のボーナスが支給される前後、下期に入る直前になると、退職面談が増えてくる傾向にある。

転職をする人が多く、退職届が人事に届いてから、人事面談をすることが多くなる時期でもある。

転職が当たり前になったこともありますが、いい職場、いい条件、プラチナ企業へ転職をしたいということで見切り発車で転職をする人も増えている。
上司と部下だといえないことも多くあり、人事ともいえないこともある。

内部通報制度と一緒で、情報が筒抜けになっていて、報復があったりする可能性があるため、本音では話そうとはしない。

退職面談はハラスメントや問題事項が発生していないか、退職に関する手続きなどについて事務的におこなわれることが多い。

日本人は本音と建前を使いこなすため、肝心なところで本音が出てこず、陰口、悪口、噂になってしまう。

ネットの転職掲示板などにいろいろな投稿が集まるのは、インターネットの普及によって起きてきた。

ちょっと前までは、『企業名 ブラック』とか『企業名 ブラック企業』というキーワードが出てきたら、ブラック企業と判定されていた時代。

転職掲示板にのっている情報は辞めた人たちが嫉妬心から恨み節で書いていることが多く、感情的であり、情報の正確さには欠ける点が多い。

本音ベースで話せるチームはいい意味で関係性が保たれており、信頼関係が築けている。

うまくいくチーム、うまくいかないチームの差はたった3つ。
1:信頼関係
2:コミュニケーションの障壁
3:業務負荷

この3つが揃っていることが条件であり、相互補完の関係性があると生産性がググっと高くなっていくことになります。

1:信頼関係

これはめちゃくちゃ重要な要素であり、管理職があると勘違いするからややこしい問題でもある。

管理職になると勘違いするのが信頼関係がないにもかかわらず、上下関係を持ち込んでしまい、信頼関係が築けていないケースがほとんどである。

チームメンバーの個性や考え方を尊重したうえで、チームを作り上げることが管理職の1つ目の仕事である。

また、チームメンバーの才能を見抜いて開花させることも、管理職の仕事である。

社内の政治などに巻き込まれて厄介なことが多くなり、板挟みになってしまうこともあるが、出世できるかどうかもかかっている。

管理職が罰ゲームといわれる時代になっており、長時間労働で残業手当が出ず、交代要員はいくらでもいる状態となると、管理職になりたいという希望もでなくなるのは当たり前です。

信頼関係を築くにはとても長い時間がかかり、すぐにはできません。
タイパ、コスパという言葉もあるけれど、チームメンバーから信用と信頼を得るためには、保身になることは避けたいところ。

いざという時に頼りになる人であったり、チームメンバーに弱みを見せたりすることも必要だけど、まずはチームメンバーを信頼してあげることが必要です。

規定演技と自由演技という表現が正しいかどうかはおいておきますが、細かく役割を決めて動かした方が成果を上げやすい人もいれば、自由に要所要所を押さえておけば成果を上げる人もいる。

チームメンバーの個性を把握するには、日々の行動に目を光らせておくことが必要であり、その行動に的確なフィードバックをすることが必要である。

直接指導をすることがないとしても、要所をしっかり見ているというアピールをするためには、どうしたらいいのかを考えてほしい。

終業時間から逆算をして1時間前後は手帳だけをもって、元上司はいろいろなチームメンバーと話をしていた。

チームメンバーはコーヒーやおやつを持ち寄って、雑談をすることが毎日の日課だった。

そこではオフィスでは言いづらいことや困っていることなど、ざっくばらんにいろいろな話をすることで、信頼関係を築くのがすごくうまかった。

仕事のことからプライベートなことまで話をしたとしても、守秘義務をちゃんと守って話したことについては口外することはなかった。

お互いがリスペクトしていることはもちろんですが、弱みを見せることによって互いの信用と信頼を得るために全力でやっていることが理解でき、チームの生産性は上がり、常に全社でトップ3に17カ月入り続けることができた。

2:コミュニケーションの障壁

結論からいうと、初手を間違えてしまうと、ボタンの掛け違い状態が起きることはもちろんですが、思い込みと決めつけが入り込んでしまうと修復は難しくなるでしょう。

現代社会において、人々が本音を話すことが難しくなっている状況は少なくありません。

この問題の背景には、さまざまなコミュニケーション障壁が存在します。ここでは、本音が話せない理由とそれに伴うコミュニケーション障壁について考察します。

1. 社会的期待とプレッシャー

社会は人々に対して特定の期待や役割を押し付けることがよくあります。

たとえば、職場ではプロフェッショナリズムが求められ、個人の感情や意見を抑えることが求められることがあります。

また、家族や友人との関係でも、期待に応えるために本音を隠すことがあります。このような社会的プレッシャーは、本音を話すことを難しくする大きな要因です。

よくあるのが目標数字をクリアすると、ヒーロー扱いをされるけど、クリアできないと給与泥棒ということで、長時間労働や休日出勤が当たり前になってしまう。

上司が帰るまで部下が帰れないなどというのもプレッシャーになっていく。

2. 恐怖と不安

本音を話すことにはリスクが伴います。

相手の反応が予測できないため、拒絶や批判を受けることを恐れる人は少なくありません。

また、本音を話すことで人間関係が悪化するのではないかという不安も、コミュニケーションを妨げる原因となります。

特に職場や学校などの閉鎖的な環境では、こうした恐怖心が強まることがあります。

カースト制度やマウントをとる人たち、心の地雷を踏みつぶして入り込んでくる人たちなどが周りにいると余計に不安と恐怖を感じることになる。

3. 自己防衛のメカニズム

人は自己防衛のために、本音を隠すことがあります。

過去に本音を話して傷ついた経験がある場合、同じような状況を避けようとする傾向があります。

このような防衛的な態度は、一時的には安心感を与えるかもしれませんが、長期的には深い人間関係を築く妨げとなります。

メンバーシップ型のチームの場合、3年以上同じチームに在籍をすることはあまりありません。

キャリアを会社に握られているため、人事異動が常につきものになっているから、ちょっと我慢をすればいいということにもつながっている。

4. コミュニケーションスキルの不足

本音をうまく伝えるためには、適切なコミュニケーションスキルが必要です。

しかし、多くの人はこのスキルを十分に持ち合わせていないことがあります。

例えば、感情を適切に表現する方法や、建設的なフィードバックを提供する方法を知らないと、本音を話すことが難しくなります。

さらに、対話の際に相手の意図を正しく理解し、共感を示すスキルも重要です。

ハラスメントを警戒するあまりに、表現が湾曲してしまうこともありますし、間違えて受け取らないように説明が多くなり、余計に伝えたいことが伝わらないことも多い。

5. 文化的要因

文化はコミュニケーションのスタイルや期待に大きな影響を与えます。

例えば、日本のように和を重んじる文化では、個人の意見や感情を抑えることが美徳とされることがあります。

一方で、個人主義が強い文化では、自己表現が奨励される傾向があります。このような文化的背景は、本音を話す難しさに影響を与えます。

目上の人や上司に意見をすることは逆らうことになるので、中々言いたいこともいえないことが多い。

理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームでは矛盾していることが多いけど、その点について指摘をすることは目上の人や上司に失礼と思い込んで入りうため、納得して腹おちをして動いていることはほとんどない。

1on1ミーティングが形骸化している

1on1ミーティングは、上司と部下の間で行われる個別の対話の場として、多くの企業で導入されています。

しかし、その目的である「本音の対話」が実現されず、形骸化しているケースも少なくありません。

1. 信頼関係の欠如

1on1ミーティングが形骸化する主な理由の一つに、上司と部下の間に十分な信頼関係が築かれていないことが挙げられます。

信頼がなければ、部下は本音を話すことに対して不安や恐怖を感じ、表面的な話に終始することが多くなります。

信頼関係は時間をかけて築くものであり、上司の一貫したサポートや誠実な対応が必要です。

2. 明確な目的の欠如

1on1ミーティングが形骸化するもう一つの理由は、ミーティングの目的が不明確であることです。

目的が明確でないと、会話が散漫になり、本音を引き出すための具体的な議題や質問が設定されません。

その結果、ミーティングは形式的なものになりがちです。

上司と部下の双方が共通の目的を持ち、その達成に向けた具体的なアジェンダを設定することが重要です。

3. 時間の制約

多忙な業務の中で1on1ミーティングに十分な時間を割くことが難しい場合、ミーティングは短時間で表面的な内容に終わることが多くなります。

限られた時間内で深い対話をすることは難しく、本音を引き出すためには十分な時間と余裕が必要です。

上司はスケジュールを調整し、1on1ミーティングに必要な時間を確保する努力が求められます。

4. コミュニケーションスキルの不足

本音を引き出すためには、上司には高度なコミュニケーションスキルが求められます。

しかし、多くの上司はこのスキルを十分に持ち合わせていないことがあります。

効果的な質問の仕方や、部下の感情や意見に共感を示す方法を学ぶことが必要です。

コミュニケーションスキルの向上は、上司が定期的にトレーニングを受けることで実現できます。

5. フィードバックの不適切さ

1on1ミーティングが形骸化する理由の一つに、フィードバックの方法が適切でないことがあります。

批判的なフィードバックや一方的な指示は、部下のモチベーションを低下させ、本音を話す意欲を削ぐ原因となります。

建設的でポジティブなフィードバックを提供することが、部下が本音を話しやすくするための鍵です。

6. 文化的要因

日本の企業文化においては、上下関係が厳格であり、部下が上司に対して本音を話すことに抵抗を感じることがあります。

このような文化的要因も1on1ミーティングの形骸化に寄与しています。

組織全体でオープンなコミュニケーション文化を促進し、上下関係にとらわれない自由な対話を奨励することが必要です。

3:業務負荷

多くの職場で、業務負荷の増大が従業員に大きなストレスを与えていることはよく知られています。

このストレスは、本音を話すことをためらわせる要因となることが多いです。

1. 忙しさによる時間の不足

業務負荷が増えると、従業員は日常業務に追われ、個別のミーティングや対話の時間を確保することが難しくなります。

特に、忙しい状況では、短時間で効率的に業務を進めることが優先され、本音を話すための余裕がなくなります。

これにより、重要な問題や意見が共有されず、職場のコミュニケーションが表面的なものになってしまいます。

2. 疲労とストレスの蓄積

過度の業務負荷は、従業員の精神的および肉体的な疲労を引き起こします。

疲労とストレスが蓄積すると、従業員は自己開示を避ける傾向が強くなります。

エネルギーが枯渇している状態では、本音を話すための心理的な余裕がなくなり、ただ業務をこなすことに集中してしまいます。

3. 失敗や批判の恐れ

業務負荷が増す中で、従業員はミスを犯すリスクが高まり、それに対する批判や叱責を恐れるようになります。

このような環境では、従業員は自分の弱点や問題を隠そうとする傾向が強まり、本音を話すことをためらいます。

特に、失敗が許されない職場文化がある場合、従業員は自分の本当の考えや感情を抑えてしまいます。

4. コミュニケーションの優先順位の低下

業務負荷が高い場合、コミュニケーションの優先順位が下がることが多いです。

緊急性のあるタスクやプロジェクトに追われる中で、対話や意見交換の時間が後回しにされることがあります。

これにより、本音を話す機会が減少し、職場のコミュニケーションが一方通行になりがちです。

5. サポート体制の不足

業務負荷が高い職場では、上司や同僚からのサポートが不足しがちです。

適切なサポートがない場合、従業員は孤立感を感じ、本音を話す相手がいないと感じることがあります。

サポート体制が整っていない環境では、従業員は自分の問題を抱え込むことが多くなります。

初手を間違えると大変なことになる

忙しいということを口実にするのと、学校ではないからすべてを教える必要はないという考え方を改めないと何もすすまない。

聞く姿勢を持っているということを意識していないと、ボディーランゲージやマイクロジェスチャーとしてサインが出されてしまうので、気をつけないといけない。

そういうサインを受け取ってしまうと、心のシャッターが閉店ガラガラとなってしまい、二度とそのシャッターが上がってくることはないだろう。

誰かが見ているということを示すことができるようになれば、信用が高まり、信用預金が高まることになるのは間違いない。

パソコンを見ながら眉間にしわを寄せて話を聞いていたり、足を組んだり、腕を組んだりしながら、話を聞いていたとしても、真剣に聞いていないというサインが送られてしまうので、腹を割って話すことはない。

ちょっとしたことでも褒めることはもちろんですが、叱るときは冷静にロジカルにわかりやすく、個別で叱らないといけない。

話すことで整理をすることできる人もいれば、文章で整理することができる人もいるので、両方の窓口を開けておく必要があるだろう。

ここまで踏み込んでいいのか、ここからは立ち入り禁止なのかという区分については、人によって違うので、踏み込めるところまで踏み込んで聞いてみたり、話している内容から仮説を立てて、これ以上は立ち入らないようにすればいい。

相手に切り込む際に大きな刀や剣で切り込むイメージが強いけど、コミュニケーションの達人たちは小さなナイフでキズをつけることが多い。

小さなナイフのキズを見つけて、「おいっ!誰がこのキズをつけたんだ!」と話題にしてくれるならOKだけど、怒りだしたらそれ以上は突っ込まない方が無難である。

問題を見つける結果と解決する力が必要になるし、嫌なことは拒絶することで本質を見抜くことができるようになる時代。

自分の直感を信じて違和感をうやむやにしないことが必要になる。
仕事がつながらないこともあるけど、すべてを受け入れていたらキャパオーバーになるので、捨てていく力も必要だけど、核心部分を捨ててしまうと信頼関係が揺らぐことになってしまう。

信頼関係を築くために必要な範囲だけやればいいので、無理してオールラウンダーになる必要はありません。

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