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42歳悟り?ワーママの思う世間でよく聞く使えない夫と共存するための選択肢

XやFacebookやInstagramを漫然と見ていると、フォローした覚えのない情報がわんさか入ってくる。

もともと見たくてフォローしているポストの合間合間に、いつの間にか差し込まれてくる。

そういう情報は、人々の怒りや不満や不安を誘発し助長しやすいものが多いなぁ、と思う。「釣られてね!!」と言われているようでなんだか私はこうしたSNSが苦手である。
(設定ができない、ITオンチなだけだろうな…)

その中でよくあるのが「夫が家で何もしない」「夫が何もしない上にモラハラ」「家事育児をしない夫。共働きなのに。」と言った、育児クラスタ女性の「使えない夫」に関するものである。

ネットに、家事育児、そして時に家計も担う女性たちの夫への嘆きを晒す意図は、「吐き出すことでリセットして頑張りたい!」とか「仲間と一緒に励まし合って頑張りたい!」とか、ポジティブなものも多い。

「私だけじゃないと知って勇気が出ます!」と感謝しているユーザーもたくさんいるので、そうした話題が盛り上がるのもなんかわかる。
私もうっかりハマってタイムラインを追ってしまうと相槌を打つのに忙しい。

男女あるあるで、女性は共感を求めている。

男性なら「解決策がないのになぜ話す?」となるのだろうか。

確かに、SNSで晒されるダメ夫の皆さんを改心?させて「家事も育児もできる夫」に変えるのは骨が折れるだろうし、実現はかなり難しいだろう。それに、仮にダメ夫さんが「素晴らしい夫」になってSNSで報告したら、「この人もう仲間じゃない」と感じたユーザーが離れていきそうな気もする。

我が家は共働き育児夫婦だ。
夫は、保育園の送迎や在宅勤務の日は子どもをお医者さんに連れて行ってくれたりと世間から見ると協力的?な方だと思う。それでも、結局、家族運営丸っと見た時に負担は偏っていると感じるときもある。

それでだ。

苦労して働きが不十分と思しき夫と生きていかなければならないのはなぜか、と出口のないトンネルを暗闇の中で進んでいる人がいたらいくつか選択肢があるんだろうなと思うことを共有したい。

まず、耐えていずれトンネルの出口が見えるのを待つ。この場合に、先に述べたようなSNSで共感を持ち「自分だけじゃない」と思うのは効果的なんだと思う。息抜きをしたり、新しいことや好きなことをして「嫌なことのしめる割合」を圧縮する。

次は、耐えるのをやめて夫に改善を求めたり、離別するなどのアクションを取ることだ。これには誰かに相談したり、体験談を見聞きするのが有効かもしれない。

そして、最後は、私が体験したことで「辛い状況を相対化する」というものだ。ちょっと説明が難しいのだけど、いよいよこの記事を書きたくなったので頑張って説明してみる。

まず、私は担っている家事育児が夫より多い。そのことで何か得をしていたり、その方が私にとって良いことがあるのかもしれないと考えている。

それが思ったよりかなりある。夫に任せるより家が片付くし、自分の作るご飯は健康になれると思うし、子どもはママの味方をしてくれることが多い。

(実家の力は借りられない我が家だが家事代行さんに助けてもらったり、夫もできる家事を少し担ってくれることでストレスはかなり減っている)

子どもの学校や習い事のフォローが私ばかりなのは、別によいと考えているようだ。細かい作業は好きだし、子どもの成長を直に感じられるから嬉しい。子が辛い時には力になりたいと思う。働いているからこそ、あまりに大変なことは学童やら塾やら誰かにお任せできると思えるのが気が楽だ。自分の能力を越えることはできない。

また、仕事もしているのに家事育児のやることが多いことはよいこともある。家庭と両立できて自分のやりたい仕事ってなんだろう?と、仕事を見極めるための選択をかなりシャープに行うことができたからだ。もし、子どもがいなければ漫然と長時間労働、過剰労働の囚人となって、本当にやりたいと思える仕事から離れていた恐れが大いにある。

つまり、私には、家事育児の負担を負担感を感じつつも引き受けることによって「自分にとってよいこと」がある、のである。

これは案外、忘れがちだと思う。

SNSで夫不満を配信する人たちも、その夫がいることでストレスはありつつも何かを享受している。本人がそれに気づかないこともあるかもしれない。享受している何かを手放したいと思うかどうか、本人が決めることができる。

私も、今のところ、自分の身の丈には合わないかもしれない子ども2人と仕事を抱える状況から受け取るものをしっかり捉えないとな、と思っている。

最後に、かつ大事なこととして、夫のがんばりや夫婦のキャラクターの違いが子どもにもたらすメリットに目を向けたり…。

そのためにnoteは役立っている。

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