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【日本人学校元教員×お金】日本の子どもがお金で困る前にしておきたいこと

1ドル161円

こんにちは、hiroです。

最近の歴史的円安、
みなさんはどのように感じていますか?
危機感を感じる報道がされているこの水準ですが、

ドルをもらって生活していた
日本人学校元教員の私は、

今後どのような推移をたどっていったとしても、
今までより一人ひとりが金融対策を行う必要があると感じています。

そんな中でこんな記事に出会いました。

今回はこの記事をもとに、
今後日本で暮らす子どもたちが
「お金」で困らないようにしていくために…

を考えてみました。

 この記事は、

 □子育てに日々奮闘されている方🚸
 □金融教育に興味のある先生👦
 □旅行や仕事で海外で過ごしたことがある方✈
 □これから海外で働きたい方🌴

に向けて書いています。
7分ほどで読み切れる文ですので、お付き合いいただければ幸いです。


お小遣いどうしていますか?

「子どもに対するお金の教育」と聞けば、
子育て世代の方は
特に
「お小遣い」が想像されるのではないでしょうか?

みなさんは、どうしていますか?
 
 ・ほしいと言われたらあげる
 ・毎週(毎月)定額であげている
 ・お手伝いの報酬としてあげている
 ・テストなどの成績がよかったらあげる

様々な方法があり、各家庭での考え方があるかと思います。

どの方法もメリット・デメリットがあります。

与える子どもによって
何がよいかも変わってくるものだと感じます。

では、
得たお金の使い方」はどうでしょうか?

  ・貯める
  ・使う(買う)


 以外の方法以外を教えていますか?

  ・貯めた方が良い
  ・使う方が良い

考えに偏りをもたせて伝えていませんか?

このような
「お金の使い方に関する考え方」ついて

これからを生きる人たちは

   より広く考えていくこと
  ② 偏った考え方をしないこと

この二つの力が、
今求められていることなのです。

授業でやった「お金についての考え方」

小学校2年生の担任をしている際、
道徳の授業内容に
「もらったお年玉の使い方」について
「節度節制」の内容から考える
というものがありました。

節度節制とは、
「やりすぎないこと・計画的することのよさなどについて、自分の生活を通して」考えます。

主人公の男の子が、もらったお年玉の使い方を父と相談し、「一緒にサッカーボールを買いに行く」約束をする。
しかし、前日に友達に買い物に誘われ、
カードやお菓子を買う姿を見て、一緒に買ってしまい、
結局サッカーボールを買うお金がなくなってしまった。
という話です。

教材の概要


私はその教材を通して

「自分の中で一番良いお金の使い方」

について子どもたちに聞きました。

みなさんは、「一番よいお金の使い方」はなんだと思いますか?

 ・お金を無駄遣いしない
 ・計画していた物をしっかり買う

などしっかりとした意見が多くあがりました。
その考え方もとても大切です。

一方、
 「買いたい物を
  がまんすることが本当に正しい
  
のでしょうか?」

 「買い物を通して、
  友達と
  一緒に楽しい時間を過ごせたことはよいこと
  
ではないでしょうか?」


と子どもたちに問いました。

みなさんはどう思いますか?

 ・計画的に使うこと
 ・ほしいもののために貯めること

はもちろん大切な価値です。
それと同時に、

 ・自分だけではなく、人のために使うこと

 ・今の満足だけでなく、
  未来の自分のためにも使うこと

 ・貯めるではなく、お金自身に働いて増やすこと

などの考え方もとても大切な考え方です。

そして、
様々な考え方を知った上で、
「その時々の状況に応じて、
 ベストな方法を選ぶ力」

がこれからの子どもたちには求められていると
私は感じます。

義務教育で習う【お金】のこと


2020年度から小学校、2021年度から中学校で順次実施されています。
具体的な内容や学習の狙いは学年や教科によって異なりますが、
以下のように組み込まれています。

小学校
社会科:
①お金の使い方や貯蓄の重要性について学ぶ。
②生活に必要な物資の生産・流通・消費の流れを理解する。

家庭科:
①収入と支出のバランスを考え、予算を立てる基礎を学ぶ。
②家庭の経済活動を通して、計画的なお金の使い方を理解する。

中学校
社会科(公民):
①経済の仕組みや金融機関の役割を学ぶ。
②消費者としての権利や責任について学び、適切な消費行動を理解する。

家庭科:
①具体的な収入と支出の計画を立て、生活設計を行う。
②金融商品やクレジットの使い方、リスク管理について学ぶ。

とされています。

では、今の学校の先生は、
「どれくらいお金の使い方」を
知っているのでしょうか?

自分のこれまでに固執することなく、
これからの未来を考えて、
幅広いお金の使い方について
知識を知り、方法を知り、生活で実践しているでしょうか。

学校で求められていることを学校だけで終わらせないこと


この記事の中で著者は、以下のように本文を結んでいます。

私は学校では投資については学んでいません。投資については、社会人になってから自分で学びました。生徒に聞かれてもわかりやすく説明するのはまだ難しいと思いますが、それでも今後のことを考えると、投資を勉強しておくことは重要です。日本は貯蓄一本できた社会であることを、社会に出て実感させられました。

https://diamond.jp/articles/-/345686?page=3

まさに、私自身もその通りだと感じます。

しかし、
だからこそ、

私を含めた教師だけでなく
学校で教えることが求められていることについて

家庭もアンテナを高く、
一緒に考えていくことが大切なのではないかと感じています。
はじめの一歩は、
「お金のことを話をすること」だと思います。

おうちでも
職場でも
子どもにでも
大人にでも

お金について話すことが、
「恥ずかしいこと」ではなく、
「これからを生きる人たちに求められていること」と捉えて、
話し始めることが必要なことなのではないかと感じました。


みなさんは、どのように感じますか?
ぜひコメントでも教えていただければと思います。

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