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【日本人学校】お金目当ての海外赴任に夢はない。

こんにちはHiroです。

日本人学校を目指している方の中には
お金に対して気になる方もいらっしゃるかと思います。
わたしもぼんやりと
お金貯まるのかなー
とか、
めっちゃお金かかるらしいよー
とか、
様々な情報を聞きました。

実際に派遣されてみて、準備するお金かかるお金を【支度金】としてまとめてみました。
派遣教員にとって、支度金は派遣生活を始めるために必要な重要な資金です。
日本人学校に行くには、ある程度まとまったお金が求められます。そしてそれは、行く国によって、全く違います。

支度金は、派遣者が円滑な生活を始めるために必要なお金で、具体的には【準備資金】と【持参資金】に分けられます。
では詳しく見てみましょう。

支度金①【準備資金】

準備資金は、
①予防接種
: 派遣先の国によっては、予防接種が必要で費用は1回あたり1万円から3万円程度かかることがあります。

②衣服:
現地で必要な衣服の購入費用。日本人向けのサイズやデザインの衣服が海外で入手しにくいことがあるため、事前に用意しておくことがおすすめです。

③引っ越し
: 渡航に向けた引っ越し費用。引っ越しのタイミングによって費用が異なり、一般的には約10万円から数十万円かかることがあります。

④医療任意保険
: 派遣教員は海外子女教育財団の保険に強制加入し、任意で海外駐在員保険に加入できます。保険料は2年間で約30万円から50万円程度必要とされています。

⑤家賃
:派遣される国にもよりますが、住居の家賃を前払いする場合があります。

支度金②【持参資金】

持参資金には以下の項目が含まれます

①生活費2、3か月分(生活必需品の購入)

②日本人学校入学金

③自動車購入資金

などがあります。
支度金の金額は派遣先や家族の人数、子供の年齢によって異なります。


実際にかかったお金①【準備資金】合計額


アジア地域派遣のHiroの場合…およそ200万円


内訳
①予防接種:大人1人15万 4人家族合計40万
→子供は定期の他に2本うちました。
 この予防接種には補助金は1円もでません。
 打っても打たなくてもいいです。学校からは確認されません。
 しかし、外務省のホームページでは赴任される際は打たないといけないというようなメッセージが出ています。
全てのワクチン接種が

任意

という言葉で賄われています。ここは制度を変えてほしいと感じた所です。

②衣服:10万円
→海外ではなかなか子供の靴がありません。
大人の服は基本的には持っているものをそのまま持っていきました。

③引っ越し:6万円
→きっとこれは安い方です。なぜなら私の場合マンションを売却したからです。
 引っ越しというか、荷物空港まで送る費用と海外の空港から家まで送る費用、そして無料の範囲を超過した荷物の費用です。
それ以外の大きな家具家電は、人にあげたり、売ったりしてしまいました。

④医療任意保険:子供一人分16万/年
とても高いです。が、安心代です。
基本的に強制加入のもので大丈夫です。しかしかかった全額は戻ってこないです。(7割程度)

任意のメリットはただ1つ!
最初に支払ってしまえば病院にかかるお金を捻出する必要がないことです。

私は、生まれたばかりの子にのみつけました。
とてもよかったのが、日本と気候が違い肌が荒れてしまったので、月に2.3回は病院に通っていました。
海外の医療費は本当に高くて驚きます。

私は腹痛で海外の病院にかかったとき、
初診3万円
その後通うのに一回5000円から1万円かかりました。

もちろん7割程度は返ってきますが、
子供が任意の保険に入っていて安心して病院に行かせることができるのでよかったと感じています。*ちなみにこの任意保険にかけたお金は返ってきません。

⑤家賃:4ヶ月分120万円
→1月に1ヶ月分のデポジット、4月上旬に3ヶ月分の前払いがありました。


実際にかかったお金②【持参資金】合計額


アジア地域派遣のHiroの場合…およそ100万円


内訳
①生活費2、3か月分(生活必需品の購入):100万円
→100万円を持込、現地の換金所で換金しました。だいたい3ヶ月で全部なくなりました…

②日本人学校入学金:0円
→子供が幼いためありません。
しかし幼稚園、小中学生のお子さんをもつ家庭は、
日本人学校、インター校、現地校どの選択をしても1人あたりの初期費用は20万円から100万円ほどかかります。

③自動車購入資金:5万円
→派遣された国によりますが、私の国は車が購入できずレンタカーです。とても割高で年間60万、3年間で180万ほどの支出です。
*ちなみにレンタカー、ガソリン代などの手当はでません。



かかったお金をまとめる


準備資金 200万
持参資金 100万
合計   300万


このお金、戻ってくるものもありますが、基本的にはもどりません。
そして私の場合はとても節約思考且つ子供が幼いため少なめになっています。

手持ちにお金がない人も共済で借りることはできます。しかし実際にここまでかかると準備も大変ですよね💦

在外派遣中の給料事情

では働いているお給料はどうでしょうか?
文部科学省のページにも載っています。

具体例をあげると、

在勤手当は
その国の大使館で働く外交官の7割程度です。
つまり20から30万円(日本円)の間で支払われ、ボーナスはありません。一昔前の円高では、きっと余裕の家計だったと予想されます。
しかし今は円安。
相当頑張らなければお金は貯まりません。

もちろん、それに日本の給料は発生します。
しかし子ども手当はつきません。
奥さんは働けません。
幼稚園や小中学校は無償ではありません。
医療費はとても高額です。

結論

お金を目当てに海外赴任している人に
夢はありません。

しかし、それ以上の経験や使命感に燃えて毎日を過ごすこともできます。

私は海外赴任を経験したことにより、

自分の心と向き合う時間が多くなりました。
◎もっと学校の先生という仕事を魅力的にする世の中に変えたい
と思いました。

働き方改革のゴールは働かない

そうではないと思います。

働き方改革のゴールは学校の先生が笑顔になること

だと思います。

私は誰かを支えてききたい。
誰かのために応援できる人になりたい。
そんな気持ちで今日も経験を書きました。


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