CahierSonore〜音の手帖〜

釜村僚一 作家。沖縄県立芸術大学にて作曲と音楽理論を専攻し、大学院修了時に山本正男賞を…

CahierSonore〜音の手帖〜

釜村僚一 作家。沖縄県立芸術大学にて作曲と音楽理論を専攻し、大学院修了時に山本正男賞を受賞。その後ドイツのライプツィヒに留学。官能的な美しさと伝統的な形式性が調和された「ただ美しい作品」を作ることを目指している。ホームページ:https://cahier-sonore.com

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久しぶりの更新

台風が過ぎた沖縄に久しぶりに太陽の日が差し込んできました。 台風とともに慌ただしい日々も過ぎ去り、少し落ち着いたのでこのnoteも更新することができます。 更新するこ…

野球ボールを投げられたのに、サッカーボールで返したら、コミュニケーションが成立したこと

ドイツに住んでいた時、観光客に道を聞かれることがよくあった。 よりによって東洋人に道を聞かなくても、、、 と思いつつ、昔から「お人好し」だと半ば呆れられてきた私は…

どうしてラインは素敵なの?

 部屋に積まれた楽譜の山を整理していると、数年前に編曲した楽譜が出てきました。  《Warum ist es am Rhein so schön》というドイツの民謡。ある舞台のアンコールの楽…

ベルリンで頭を抱えた話

ベルリンに数週間滞在していたことがあります。昼間は語学学校に行って、その後は美術館やコンサートに行ったり、ウンター・デン・リンデンを散策したりしていました。 基…

自己紹介

はじめまして。釜村僚一と申します。 作曲や編曲、文章の執筆などを行っています。肩書きは何なのか悩むことがありますが、最近は作家を名乗っています。 noteでは制作の…

久しぶりの更新

久しぶりの更新

台風が過ぎた沖縄に久しぶりに太陽の日が差し込んできました。
台風とともに慌ただしい日々も過ぎ去り、少し落ち着いたのでこのnoteも更新することができます。
更新することができなかったこの間に合唱曲を一つ仕上げて、打楽器のための作品を書き上げて、舞台のシナリオを作ったり、教会で伴奏をすることになったりと、相変わらず何をしているのかわからないような日々を送っていますが、その中でたまたまお話をいただいて

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野球ボールを投げられたのに、サッカーボールで返したら、コミュニケーションが成立したこと

野球ボールを投げられたのに、サッカーボールで返したら、コミュニケーションが成立したこと

ドイツに住んでいた時、観光客に道を聞かれることがよくあった。
よりによって東洋人に道を聞かなくても、、、
と思いつつ、昔から「お人好し」だと半ば呆れられてきた私は相手を無下にすることができず、ひとまず話を聞くようにしてきた。

とはいえ、日本で道を案内するのとは訳が違う。
日本は私にとっての「ホーム」だ。
しかし、ドイツはまだ「ホーム」には成りきっていない。
そして、目の前にいる観光客と思われる外

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どうしてラインは素敵なの?

どうしてラインは素敵なの?

 部屋に積まれた楽譜の山を整理していると、数年前に編曲した楽譜が出てきました。
 《Warum ist es am Rhein so schön》というドイツの民謡。ある舞台のアンコールの楽曲として編曲したものでした。
 編曲していた当時は考えられないぐらいの案件を抱えていたため、「2〜3番くらいまで編曲してね!」と言われて何も気にすることなく、というか忙しすぎて考える暇もなく編曲したのですが、改

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ベルリンで頭を抱えた話

ベルリンで頭を抱えた話

ベルリンに数週間滞在していたことがあります。昼間は語学学校に行って、その後は美術館やコンサートに行ったり、ウンター・デン・リンデンを散策したりしていました。

基本的に楽しげな日々を送ることができましたが、上手くいかなかったのは住む場所を見つけることでした。最初は語学学校の寮に滞在していましたが、さまざまな事情で別の家を探さなくてはいけなくなりました。しかし外国人の私がすぐに家を見つけることができ

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自己紹介

自己紹介

はじめまして。釜村僚一と申します。

作曲や編曲、文章の執筆などを行っています。肩書きは何なのか悩むことがありますが、最近は作家を名乗っています。
noteでは制作の記録や日常の中で感じたことを書いていけたらと考えています。まずは、はじめましての皆さまに簡単な自己紹介を。

生い立ちやこれまでの経験

私は大学で作曲と音楽理論を勉強し、修士課程まで修了しました。大学で音楽を勉強したと言うと、幼い頃

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