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  • 今日も競馬はよそう?!

    競馬の予想を日常の仲間との会話の中で予想していく。試行錯誤のマガジン。

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今日も競馬はよそう?! 第13話:日本ダービー

都内はあいにくの雨模様であるが、リバウンド警戒期間が明けて初めての週末である。さまざまな制限がなくなり、 居酒屋も繁盛している様子で賑やかな声が聞こえる。 「久しぶりですね」 喜屋武さんも年度末からGWにかけ、忙しかったようで、久しぶりの飲み会である。 「いやー、やっぱり賑やかなのはいいですね〜」 少し痩せたかと思ったが、元気な様子 「競馬の調子はどうですか?」 「先週は、ちょっと欲を出してしまいましたかね(ゲフッ)」 苦笑いとゲップらしきものをしながら、また、レーンの馬を頭

    • 今日も競馬はよそう?! 第12話:毎日王冠

      久しぶりに普通の飲み屋さんに来た。 応援している人もいるようで、常連さんに家族連れもいる。 遅くまではやらないようであるが、週末の光景が復活しているようにも思う。 「久しぶりだね、こういうの」 「奥さんの方は大丈夫ですか」 喜屋武さんも気にしてくれるが、そちらの奥さんは大丈夫なのかとも思う。 「どこで飲んでるかはともかく、そんなに遅くならなければ大したことではないですよ」 そうは言ったものの、飲んでないふりをするのが大変である。 「今週はどうですかね」 「毎日王冠のほうですか

      • 今日も競馬はよそう?! 第11話スプリンターズS

        緊急事態宣言が解消され、新型コロナへの付き合い方も変わろうとしている。時間制限はあるものの飲食店には朗報だろう。我々も待ち望んだ日でもある。 「1日が金曜日ってのが気が利きますなぁ」 「偶然ですけどね。また週明けに感染者増えたとかマスコミが言うんじゃないの」 「テレビや新聞は信じたらダメですよ」 喜屋武さん自信たっぷりの口調である。 「競馬新聞も信じられないしね」 「まあ、そういうことです。グフっ」 照れ笑いである。 「G1始まりますね」 「まあ、ちょっと短い距離はあまり面白

        • 今日も競馬はよそう?! 第10話:神戸新聞杯

           週末に鬼滅の刃というアニメがある。自分は見ていないが、世間はかなりのブームだったようである。テレビ初登場とのことで、ビデオに録る人も多いのだろうと思う。そもそもテレビ以外にも楽しみが多く、可処分時間がテレビに向かうことが少なくなったような気がする。せいぜいビデオにでも録って時間のある時みるのだろうとも思う。ビデオも最近はハードディスクで長時間録画ができるため、録画ばかりたまり容量いっぱいまで使ってしまう。そこから何を消すかであり、消すのも惜しいのでそこから見始める始末である

        今日も競馬はよそう?! 第13話:日本ダービー

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        • 今日も競馬はよそう?!
          13本

        記事

          今日も競馬はよそう?! 第9話:セントライト記念

          秋競馬が盛り上がってきた。新型コロナも油断できない状況であるが、競馬は平常開催中である。意外とJRAの売り上げもキープしつつ感染対策ができている競馬は、世のリモートや巣ごもりの需要を取り込んだ。早くから取り組んでいた成果とも思える。もっとも、すそ野の広いギャンブルであり、馬場やWINSに行かなければ変えない人多い。 「喜屋武さん今週もWINS?」 「ああ、ワクチンも打っているので、競馬場に行きたいですなぁ」 「しばらく無理じゃねぇ。叫ぶ人多いし、酒飲むし」 コロナ前の状況をみ

          今日も競馬はよそう?! 第9話:セントライト記念

          技術士(衛生工学部門)口頭試験体験記(平成25年度合格)

          平成25年度技術士(衛生工学部門)口頭試験体験記  技術士の試験には、一次試験、二次試験と最後に口頭試験というものがある。この口頭試験が技術士の特徴であり、無事に二次試験をクリアしても、口頭試験で落ちることもある。残念なのは、口頭試験が二次試験と一体となっており、不合格の際には二次試験から挑戦することになる。  それだけ、重要な試験であり、わずか15分から20分くらいの試験であるが、失敗は許されないのである。特に昨今は技術者としてのコミュニケーション能力が問われており、自身

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          技術士(衛生工学部門)口頭試験体験記(平成25年度合格)

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          今日も競馬はよそう?! 第8話:セントウルステークス

          セントウルステークスは思い出深い。 本番はスプリンターズステークスであろうが、夏の上がり馬と有力馬の秋初戦。そしてG2というのも 出走メンバーを面白くする。今年のメンバーにはジャンダルムがおり、母のビリーヴを思い出す。 「喜屋武さんどうかね。ジャンダルム」 「ちょっとあてにはできないんでは、ないんですかね」 「まあ、ビリーヴほど強いイメージはないですけどね」 想像したような答えでもある 「馬場がいいので、レシステンシアで致し方ないところですね」 どうも、人気馬から行くようであ

          今日も競馬はよそう?! 第8話:セントウルステークス

          今日も競馬はよそう?! 第7話:新潟記念

          現場事務所で軽く一杯。新型コロナ感染対策もあり、会話しづらい距離である。 この分だと緊急事態宣言も延長となりそうである。 「菅さん辞める見たいですな」 喜屋武さんがいつもの趣のある話し方で切り出す。 「エッ?政治の話?、難しいですね」 「グフっ、そうではないですが、元気もなくなりますね」 「今日は株がえらい上がったみたいですよ」 「おう、そっちの方は全然ですから、興味ないですが日本も最近の安倍さんは別にして、すぐに降ろされますな」 意外と喜屋武さんは日本を憂いているのである。

          今日も競馬はよそう?! 第7話:新潟記念

          今日も競馬はよそう?! 第6話:新潟2歳ステークス

           競馬というのは面白い娯楽である。元々は貴族のものであったであろうし、持ち馬の自慢なのだろう。近代でも軍馬が必要な時代があり、馬産も大いに奨励されていたのだと思う。現在はそういう世界ではないのであるが、サラブレッドという人間の手の入った芸術品の品評会のようなものである。最新のスポーツカーも機能品の域を超える価格で取引される。それを上回る値が付けられる競走馬。不思議な産業構造でもある。ブラッドスポーツと呼ばれる競馬においては、騎手の手綱捌きもあるが、やはり競走馬の血統に注目が集

          今日も競馬はよそう?! 第6話:新潟2歳ステークス

          今日も競馬はよそう?! 第5話:札幌記念

          先日、初回のワクチン接種をしてきた。喜屋武さんは高齢のため完了しているらしい。もう無敵である。しかし、無敵に喜屋武さんもいくお店がない。世間のお店の方もなんともかわいそうな状況でもある。今週もファミレスで軽く飲もう。 「ああ、もうソロソロ終わってくれないですかね〜コロナ」 「当分というか年単位で無理ですよ。ずっとマスク。もう新入社員の顔わかんないし」 「おお男前が台無しですなぁ」 どうも喜屋武さん自身のことのようである。自慢の髭もマスクの下である。 「確かにね。マスクで損して

          今日も競馬はよそう?! 第5話:札幌記念

          今日も競馬はよそう?! 第4話:関屋記念

           8月に入り、天候が悪いように思う。なんとかオリンピックの閉会式はもったようであったが、それ以降ずっと雨続きのように感じる。実際はそうではないのであるが、各地の洪水の話聞くと、気分も滅入る。数年前はゲリラ豪雨というのが流行り言葉だったようにも思うが、最近は線状降水帯というキーワードをよく聞く。天気予報も進化しているのと人々にわかりやすい表現を心がけているのであろうか。  お盆に入ったので、競馬も一人でじっくり予想である。喜屋武さんのお勧め馬はショートメールでもらっている。アト

          今日も競馬はよそう?! 第4話:関屋記念

          今日も競馬はよそう?! 第3話:エルムステークス

          平日の朝から喜屋武さんが打合せ前に事務所で待機している。コンビニのパンを食べているが実に美味しそうなのである。 「うまそうに食べますね」 「おおっ、美味しいですよ。ゴマは体にいいですからね」 表面にゴマがまぶしてある、フライドチキン入りのパンのようである。ゴマはともかくフライドチキンはどうなのかとも思うが、確かに美味しそうなのである。 「その体に良さそうな、ゴマが結構落ちてますね〜」 喜屋武さんの口髭との相乗効果で、ゴマが弾けるように机に落ちていく。実に食べづらそうでもある。

          今日も競馬はよそう?! 第3話:エルムステークス

          今日も競馬はよそう?! 第2話:クイーンステークス

           緊急事態宣言下のオリンピックが盛り上がっている。いろんな意見があるが、周りの人もやればやっぱり盛り上がるよとの意見が大半である。思いもよらない結果に一喜一憂であるが、競馬で慣れっこである。  喜屋武(キャン)さんも熱心にみているようであり、毎日の話題に事欠かない。それでもやっぱり週末は競馬である。今日もファミレス。 「オリンピックも〜盛り上がってますが、週末はこっちも〜決めたいですな」 手綱を引くアクションとともに上機嫌な様子 「毎週、走る前はそういう思いですよ。先週もタマ

          今日も競馬はよそう?! 第2話:クイーンステークス

          今日も競馬はよそう?! 第1話:アイビスサマーダッシュ

          喜屋武(キャン)さんは自分からすると還暦を過ぎた大先輩である。不器用なくせに職人さんとして固い仕事をする。我々は工事現場で知り合った競馬仲間である。不器用といえば喜屋武さんは、このコロナ禍でも競馬は開催されているが、馬券がインターネットでしか購入できない時期は、IPAT申し込みを真剣に考えていたようである。最近はWINSもやっているので、コロナ禍の中でも愉しみているようである。そして、週末は競馬談議になるのである。最近は8時までしか飲まないが、ファミレスが安くて、場所を広く使

          今日も競馬はよそう?! 第1話:アイビスサマーダッシュ