今日も競馬はよそう?! 第9話:セントライト記念
秋競馬が盛り上がってきた。新型コロナも油断できない状況であるが、競馬は平常開催中である。意外とJRAの売り上げもキープしつつ感染対策ができている競馬は、世のリモートや巣ごもりの需要を取り込んだ。早くから取り組んでいた成果とも思える。もっとも、すそ野の広いギャンブルであり、馬場やWINSに行かなければ変えない人多い。
「喜屋武さん今週もWINS?」
「ああ、ワクチンも打っているので、競馬場に行きたいですなぁ」
「しばらく無理じゃねぇ。叫ぶ人多いし、酒飲むし」
コロナ前の状況をみるとそう簡単に人を入れれないイメージが強い。競馬ファンはそういう人たちなのである。
「月曜日の競馬は払い戻しが上乗せされるみたいですよ。もっとも当たればですけどね」
最近まったくと言っていいほど当たらない。今年の回収率は2割である。
「JRA的にはかなり、思い切っているけど我々からすると、何かとオッズに埋もれるので、ちょっと微妙なキャンペーンですね」
「普通の払い戻しならこれくらいが特別こうとかいうのがないと、穴党なのであんまりですなぁ」
喜屋武さんのいうとおりである。
「今週はセントライト記念ですね。あんまり菊花賞に直結しないイメージですがどうですかね」
「まあ、我々は馬券になればいいだけですよ。セントライトやシンザンなんか知らなくても大丈夫です」
意外と知っているのだが、喜屋武さんは目の前のことにしっかり集中する。
「最近は牝馬が強いので、ローズSの方が面白いのではとか、競馬界も人間と同じだね」
「奥さんのお尻に敷かれている感じですね。ぐふっ」
それはお互い様である。牡馬三冠馬が年度代表馬になれない時代である。いろいろなドラマがあるのであるが、セントライトの時代はどうだったのだろうと思う。
「いい馬いますかね」
「ああ、グラデアスがおすすめですね」
「ほう、人気はタイトルホルダーになりそうだけど、皐月、ダービーにでてる馬ですね」
「今年は上り馬らしい馬もいないので、実績重視でいいと思いますよ」
軸はタイトルホルダーで行こうかと思っていたので好都合である。しかも納得感がある。
「今週は上乗せもあるからやっぱり硬くてもあてには行きたい!」
「いつもの2頭軸の3連複で楽しめるんじゃないですかね」
お小遣い制の自分はこの馬券が一番楽しめると感じている。喜屋武さんは当然3連単である。
「こちらもタイトルフォルダーと1,2着マルチで買いたいところですな」
「それに3連複で乗るよ」
「あとは、岩田の馬も馬場がいいので残すかも知れませんから買っといてくださいね」
なるほど、逃げそうな馬である。こういうのが大好物なのでこちらの馬もいいと感じしてしまう。
まあ、そろそろ当てておきたいので、素直に買うことにしよう。
ー今週の予想/セントライト記念ー
◎ 13 グラティアス
○ 7 タイトルホルダー
▲ 5 ノースブリッジ
△12 ソーヴァリアント
△11 ルペルカーリア
△3 ヴィクティファルス
△10 オーソクレース
△9 カレンシェルブル
買い目
3連複
13−7-(3,5,9,10,11,12)
当たりますように(やめときゃいいのに・・・)
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