今日も競馬はよそう?! 第4話:関屋記念

 8月に入り、天候が悪いように思う。なんとかオリンピックの閉会式はもったようであったが、それ以降ずっと雨続きのように感じる。実際はそうではないのであるが、各地の洪水の話聞くと、気分も滅入る。数年前はゲリラ豪雨というのが流行り言葉だったようにも思うが、最近は線状降水帯というキーワードをよく聞く。天気予報も進化しているのと人々にわかりやすい表現を心がけているのであろうか。
 お盆に入ったので、競馬も一人でじっくり予想である。喜屋武さんのお勧め馬はショートメールでもらっている。アトミックフォースらしい。なんかこういう終戦記念日にアトミックフォースですか。なるほど、サインが出ているようにも感じますね。喜屋武さんにそういうふうに聞いてみたいが、面倒でもある。だいたいの返事も想像がつく。
「おお、アトミックフォース?どういう意味ですかね」
そういう人です。最も馬名の意味由来については「原子間力」となっているので、こういうのを意識したものではない。まあ、それでも確かに気なるということである。
 前に、関屋記念というか新潟競馬場の話を喜屋武さんとしたことがある。自分は左回りになる前は、そこまで競馬のことも詳しくなく、あまり記憶にないところである。
「左回りの競馬場が増えますね。外国は結構多いみたいですよ」
「ほう、アメリカとかがそうですかね」
「アメリカはダートって感じですが、左回りですね」
喜屋武さんは自慢げであった。
「小さい時に人間は左に心臓があるから、左に回る方が理にかなっているって聞いたことあるよ」
「ほう、そうですか、馬はどうなんでしょうかね」
まあ、野球や陸上なんかも左回りなので、その辺りはそうなんだとの理解であるが、馬というのはどうなのか
よくわからない。
「そのあたりはよくわからないですよ。すみませんね。馬も回り方によって得意不得意があるようなので、馬単体で決まってないのでは」
「まあ、コースなんてのは人間の都合ですよ」
喜屋武さんは意外と鋭いことを言う。まあ、確かに人間の都合である。馬は単に自由に走りたいだけである。
「まあね。それでも最近手前足ってのがあるのを知りましたよ」
「馬券にはあまり関係ないですどね」
喜屋武さんは引き続き鋭いことを言う。
「おっしゃる通りですね。ただ、ある騎手しか任意に馬の手前を変えられないって馬がいるみたいですよ」
「ほう、そうですか」
こちらは、話を聞いてくれそうである。最もそういう情報も競馬新聞からなので、結局オッズやら人気に反映されてしまうことになる。
「まあ、競馬新聞に出ることだからね。予想に盛り込み済みってことですけどね」
「まあ、それだけで馬が走るわけでもないですし、相手のいる話ですからね」
確かにそうである。
「新潟の左回りも癖や特徴が出るまでにちょっと時間がかかりそうですね」
「サカイって騎手がいろいろ競馬場作るのにアドバイスしていたみたいだから、買った方がいいですよ」
「なるほど、そういうのあるね〜!」
「競馬新聞の情報ですけどね」
それはそうである。結局、競馬ファンの予想の大半は結局新聞等の情報なのである。
そして、アトミックフォースの印は少ない。


ー今週の予想/関屋記念ー

◎ 4 アンドラステ
○ 11 ソングライン
▲ 5 アトミックフォース
△ 12 サトノアーサー
△ 3 シャドウディーヴァ
△ 6 ロータスランド
△ 14 クリスティ
△ 1 グランデマーレ

買い目
3連複2頭軸
4−11-(1,3,5,6,12,14)
の6点で

当たりますように(やめときゃいいのに・・・)

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