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芸術大学で文芸を勉強しています →卒業しました。製造小売業で毎日バリバリ働いています …

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芸術大学で文芸を勉強しています →卒業しました。製造小売業で毎日バリバリ働いています  Twitter→@C6H11BrN2O2_

マガジン

  • ネームバリューで音楽を聴かない

  • のかの詩

    授業で書いた詩をまとめるだけのマガジン

最近の記事

社不だけど就活してみた③

お久しぶりです。 また投稿が滞っていましたが、仕事に慣れるので精一杯でした。 最近仕事との向き合い方が分かってきたので、noteを書く余裕も出てきました。入社して半年間の話も、いずれ書いていきたいと思います。 地域密着中小企業”A社”の熱血プレゼン Tくんにおすすめされて、「なんだかおもしろそう」と興味を持ったA社。私がブースを訪れると、既に着席している学生がちらほらといました。 A社のブースにいた採用担当は3人。いかにも”しごでき”な、セットをばっちりと決めてジャケット

    • 社不だけど就活してみた②

      更新が大変遅くなってしまいました。新社会人を1ヶ月と少しやって、忙しくて更新が止まってしまっていました。 元々バイトもろくに続かない社不の私が、入社して、日々タスクをしっかりこなしているというのが不思議でなりません。 今のところ、「会社選び、正解だったなあ……」という感想です。なおさら、社不でも社会人になれるよ!と伝えたくて、久しぶりにnoteを開きました。 名前も知らなかった企業の説明会へ就活の進度が同じで、ほとんどインターン等にも着手できていないTくんと、マイナビの

      • エッセイ「原風景」

         ジリジリとやかましいベルが鳴って、新幹線がゆっくりとホームに入線する。走っている時の姿とは比べ物にならないほど穏やかなその動きは、小さい頃から知っている人の知らない面を見たような気持ちになる。  今日は、父の仕事の手伝いで静岡県に同行する予定があった。そのために2人は米原駅(滋賀県)で新幹線を待っていた。  私の育った街は、田んぼの真ん中に東海道新幹線が走っている。米原-京都間にある小さな田舎町。  小さい頃は下校しながら新幹線を眺めたり、たまにドクターイエローが走っ

        • 社不だけど就活してみた①

          就活やりたくなさすぎん? 就活ってめっちゃ滑稽ですよね。やりたいわけないですよね。わかる。自分も会社も良いとこばかり見せようとして、みんないつも通りの自分じゃなくなって。だから就活が近づいてくるのがめっちゃ嫌でした。 そもそも私は就職活動をするつもりはありませんでした。そんな私が、先日とある会社から内定を頂きました。社名は伏せますが、大手の販売業の店舗を展開している会社です。 その過程を、誰かの参考になるかもしれないから、一度記録してみようと考えました。絶対に就活したく

        社不だけど就活してみた③

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        • ネームバリューで音楽を聴かない
          2本
        • のかの詩
          5本

        記事

          今は就職活動の体験記を書いているので、これはちゃんと完成させたいと思っています。就活に悩む大学生に読んでもらえるよう、執筆がんばります。

          今は就職活動の体験記を書いているので、これはちゃんと完成させたいと思っています。就活に悩む大学生に読んでもらえるよう、執筆がんばります。

          ずっと前に漢字検定準1級の合格体験記を①だけ書いてたんですけど、結局合格は果たしたものの合格体験記を書くのがめんどくさくなって放置してしまっている。よくない。

          ずっと前に漢字検定準1級の合格体験記を①だけ書いてたんですけど、結局合格は果たしたものの合格体験記を書くのがめんどくさくなって放置してしまっている。よくない。

          洗濯したAirPodsをキッチンで干す

          大切に使っていたAirPodsを、短パンのポケットに入れたまま洗濯してしまった。洗濯機が稼働している途中、なんかカラカラ音がするな、と思っていたけど、まさかこんなものを洗濯しているとは思わず、干すために洗濯ものを取り出している途中、ようやく気付いた。濡れているAirPodsがかわいそうになって、洗濯機のすぐ隣にあるキッチンで中身を取り出してケースと一緒に干した。 母親にこの話をしたら、ウケつつも「そういう話を毎日書き溜めてネットにアップしたほうがいい」と謎のアドバイスをくれ

          洗濯したAirPodsをキッチンで干す

          JYA⭐︎PON(じゃぽん)という最強のアイドル

          JYA⭐︎PON(じゃぽん)は東京を拠点に活動するアイドル。 彼女たちを知ったきっかけは、妹だった。 妹の友達の友達がとある地下アイドルとして上京していて、関西に来ているらしい、という話を聞いた。妹が私に、一緒にライブに行ってみないかと誘ってくれたので、地下アイドルって怪しい雰囲気しかないやろ、と思いながら、大阪のamホールに行ったのが始まりだった。 地下アイドルのライブは、たくさんのグループを集めてフェス形式のような感じでかわりばんこに出演し、3.4曲ほど披露するという

          JYA⭐︎PON(じゃぽん)という最強のアイドル

          ネームバリューで音楽を聴かない

          私はネームバリューで音楽を聴かない。音楽だけじゃない。文学も、絵も、写真も、漫才も、映画も、旅行先も、お店も、全部"自分がいいと思うかどうか"で選ぶ。 有名だから聴く、有名だから良いと言う……世の中にはそんな価値観が溢れている。もちろんそれを悪いと言いたいわけではない。実際、有名になるものは"良い"から有名になることの方が多いのだから、有名なものだけを鑑賞すれば、良い体験ができることは間違いないと思う。 しかし、私は、それだけでは世の中にある"実は良いもの"に気づくことが

          ネームバリューで音楽を聴かない

          エブリスタに初めて長編小説を投稿しました。文学少年と文学少女の人生が変わった数か月の話です。よろしくお願いします。https://estar.jp/novels/25874075

          エブリスタに初めて長編小説を投稿しました。文学少年と文学少女の人生が変わった数か月の話です。よろしくお願いします。https://estar.jp/novels/25874075

          読書酔い

          "読書酔い"とは何か。きっと正式にそんな言葉はない。しかし、私にとってはそうとしか言いようのない現象が起こる。 読書をしていると、書かれている描写が映像になったり音になったりして、五感に訴えかけてくることが多々ある。実際にその場にいるかのような感覚をがするのだ。 その結果、はっと気づいて現実に目を向ければ、もう既に気分が悪くなっている。 これを初めて体験したのは小学校1年生のときだった。給食の準備をしているときだ。35人ほどいるクラスメイト全員が給食を受け取るには少々時

          読書酔い

          私流小説の書き方・読み方とコロナ禍

          小説を書くとき、映像が見える。 元々、読書をするとき、文字を読むと瞬時に映像が見えるタイプである私は、小説を書くときも映像からスタートする。 映画のように、「どんな映像を読者に見せたいか」という観点から想像し始めるのだ。 つまり、「見えた映像をそのまま文字起こししていく」という、スケッチのような方法を取っている。 これには特殊な体力を使うようで、映像を見た後は結構疲れが来る。そして、体調が悪いとき、精神の調子が悪いときは、映像が見えない。 外に出て人と接するのが好き

          私流小説の書き方・読み方とコロナ禍

          「太宰治はエンターテイナーなんだよ」

          「桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。」 この一文で始まる「葉桜と魔笛」は、私の一番好きな太宰治作品だ。 中学校の国語の先生の影響で太宰治に興味を持った。 高校に上がって、配られた国語の教科書をかたっぱしから読んでいると、そこには初めて見る太宰治の「葉桜と魔笛」が掲載されていた。 作品の醍醐味は読んだときの展開の驚きにあるので、あえてあらすじは書かないが、青空文庫のリンクを貼っておく。『葉桜と魔笛』 読んで衝撃を受けた私は、すぐに国語の

          「太宰治はエンターテイナーなんだよ」

          少女の日の思い出

          「そうかそうか、つまり君はそんなやつなんだな。」  このセリフが心に残っている人は多いのではないだろうか。大人でも、習いたての中学生でも。  私の中学生活3年間、国語を教えてくれたのはずっとS先生だった。私が所属する吹奏楽部の顧問の1人でもあり、他の生徒よりも関わる場面が多かった。卒業してからも何度かお会いしている。  S先生は、太宰治の大ファンだった。「走れメロス」をやったときは、おそらく先生所有の太宰治のDVDを見せてくれた。  普段から私と関わりのある人は私が太宰

          少女の日の思い出

          【芥川賞】奥泉光 「石の来歴」【読書めも】

           大学の授業で、教授から出される課題を1週間で読み、その感想を次週に言い合うという授業がある。  その授業で扱われた作品の1つが、奥泉光「石の来歴」だ。  太平洋戦争に行っていた主人公は、戦地で死にかけのとある男にこんなことを言われる。 「君が河原で拾う石ころは、どんなによそよそしく疎遠にみえようとも、君とは無縁ではありえない。」  岩は石となり、石は砂となり、砂はまたマグマとなり、マグマはまた岩となる。そういう歴史が石にはある、という壮大な話を、男は主人公に語った。

          【芥川賞】奥泉光 「石の来歴」【読書めも】

          漢検準1級に挑戦する大学2年生の勉強記録①

          高校2年で漢検2級に受かってから、いつか準1級に挑戦したいなと思っていた。 しかしテキストを購入し、開いてみると、見たこともない漢字ばかりで、結局高校在学中に受験することは断念してしまった。 その後、大学に入学し、文学の勉強をしていると、どんどんテキストに載っている漢字を文学作品で目にするようになった。そして、コロナの自粛期間、暇すぎて遂に「もう一度準1級に挑戦してみよう」と勉強を始めた。 初めは試験が行われるかすらわからないので正直そんなにモチベーションはなかったが、

          漢検準1級に挑戦する大学2年生の勉強記録①