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社不だけど就活してみた③

お久しぶりです。
また投稿が滞っていましたが、仕事に慣れるので精一杯でした。
最近仕事との向き合い方が分かってきたので、noteを書く余裕も出てきました。入社して半年間の話も、いずれ書いていきたいと思います。

地域密着中小企業”A社”の熱血プレゼン

Tくんにおすすめされて、「なんだかおもしろそう」と興味を持ったA社。私がブースを訪れると、既に着席している学生がちらほらといました。
A社のブースにいた採用担当は3人。いかにも”しごでき”な、セットをばっちりと決めてジャケットを着こんだおじさまと、Yシャツ姿でスキンヘッドの優しそうなおじさま、そして事務員風の制服を着た女性の方でした。
3人ともときどき笑顔で雑談を交わしていて、社内の雰囲気は悪くなさそう、というのが第一印象でした。

スキンヘッドのおじさま(Kさんとします)に、「こんにちは!」と明るい笑顔で迎えられ、説明会用の資料を数枚もらい、私も周囲の学生と同じように、バッグをパイプ椅子の隣に置いて着席しました。

合同説明会の会場全体で決められている、説明会の開始時間がきて、A社のプレゼンはスタートしました。

Kさんはマスク越しでもわかる明るい表情で、私たちに説明をしてくれました。

A社のプレゼンの内容としては、
〇同業他社と比べるととても高い”利益”を上げている。小売業は売上が大切なのではなく、利益の額や率が大切。あまり事業拡大しすぎず、地域密着で新規出店に慎重になることで確実に利益を出していく
〇入社後のギャップがないよう、質問にはできる限りお答えする。本社ビルで行う会社説明会では、ただ説明をするだけでなく、実際に店舗のバックヤードをほぼすべて見せるし、従業員とも交流してもらう。このような説明会は同業他社ではあまり聞かない。
〇絶対に一次試験から、全員と面接をする。履歴書やエントリーシートではわからない、人柄や印象を知りたい。しかし、会社説明会に参加したからと言って、絶対に採用試験を受けなければいけないわけでもない。気軽に社会見学のつもりで参加してほしい。

といったものでした。

私がまず魅力的に感じたのは、採用担当Kさんの人となりでした。
導入部分は、初めてこういった”就活”の場に来るであろう学生たちに、「緊張してますか? 緊張するよね」と声をかけたり、質問に好意的に答えたり、といった行動に、とても安心しました。
そして、Kさんの行動やA社の方針から、A社側も採用に真摯に向き合っていることが伝わってきたのです。

一次試験としてエントリーシート(ES)を提出させるのみ、である企業が多い中で、一次試験から面接を実施しているというのも私には魅力に感じました。
ESは、名前、学歴、資格といった一般的な履歴書と同じ基礎情報から、志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたこと、趣味など、多岐に渡る設問がありますが、それぞれの字数制限が短かったり、何を書くのが正解かわからなかったりする私のような就活初心者にとっては、1次から面接をしていただけるというのはこれ以上ない魅力でした。

そもそも私はとくにレベルが高いわけでもない芸術系大学に在学していたため、学歴や学校生活で取り組んだことを真っ向勝負で記入しても、他大学の経済学部生や法学部生など、就活に強い学科の生徒に勝てるわけがないと考えていたのです。

まず、会社説明会に行って、バックヤード見学をしてから、面接を受けるか決めればいい。
そう考えて、そのプレゼン終了後に、すぐに説明会に応募しました。


次の回では、初めての面接について書いていきます。



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