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社不だけど就活してみた②

更新が大変遅くなってしまいました。新社会人を1ヶ月と少しやって、忙しくて更新が止まってしまっていました。

元々バイトもろくに続かない社不の私が、入社して、日々タスクをしっかりこなしているというのが不思議でなりません。

今のところ、「会社選び、正解だったなあ……」という感想です。なおさら、社不でも社会人になれるよ!と伝えたくて、久しぶりにnoteを開きました。

名前も知らなかった企業の説明会へ

就活の進度が同じで、ほとんどインターン等にも着手できていないTくんと、マイナビの合同説明会を訪れた私。

私とTくんは初めの1、2回は一緒に同じ企業の説明を聞いてまわっていました。そのうち、合同説明会の雰囲気がお互いに分かってきて、「別々に興味のある企業を見てこよう」ということになりました。

私は車のディーラーや広告業、建設業などの会社を見てまわりました。中には、京都で開催されているイベントなのに、地元の滋賀県から参加している企業もあり、「近くにこんな会社があったんだ」と、地元のことなのに初めて知ることも多く、新鮮でした。

もちろん、大手保険会社や機器メーカーなど、全国区で活躍している大企業、または市役所や県庁、府庁、警察など、官公庁も参加している場合があります。地域で活躍する会社を知るだけでなく、全国に出て行って活躍をしたい、公務員になりたいと考える就活生にもおすすめのイベントです。

説明会は企業によってほんとうに個性が出ます。ただひたすら熱血な社長が時間いっぱい熱意を語る会社、パワーポイント等を利用して離職率や給与などのデータを提示する会社、動画等で会社の雰囲気を伝えてくれる会社、その年度に入社した新入社員の方から職場の雰囲気を聞かせてもらえる会社。

私は元々、単純に人に興味を持つ人間で、それが原因で人間関係においてすぐストレスを抱えてしまうという特性がありました。しかしここにおいては、人に興味を持ってしまう、という特性が優位に発揮され、いろんな企業の人の話に、純粋な興味を持って耳を傾けることができました。

給与がどうとか、休みがどうとかは一旦置いておいて、どんな経営理念で、どんな使命を感じてこの人がここに立っているのかということを考えたり、また純粋に説明をしてくださる社員の方の話の内容が学生に寄り添っていて親しみやすかったり、理由は様々でしたが、とにかく思っていたより興味を惹かれることが多かったのです。

今まで頭の中にあった、就活時の採用担当のイメージというのは、「いつまで学生気分でいるんだ!」「こんなことはできて当たり前だ!」みたいなことを平気で言ってきそう、みたいなぼんやりした怖いイメージでした。

しかし全くそんなことはありませんでした。考えてみれば、企業側も、優秀な人材を獲得するためにマイナビ側にお金を支払って、合同説明会にブースを出展しているのです。なのに、高圧的に出てくるわけがありません。

父親(1971年生まれ)のように、ちょうど大学を卒業する頃、就職氷河期の人たちにとってはまだまだ先述したような高圧的なイメージがあるのかもしれませんし、私はそんな父に育てられたため、就活とはそういうものだと刷り込まれていた可能性はあります。

しかし、現在では「大卒新入社員がほしい!」「人手が足りない!」と嘆く企業のほうが多いのではないかと気づいたのです。

いち早く同業他社より優秀な人材を獲得し、育て、会社に定着させることで、業界の中でも優位な存在に立てるよう、企業は日々努力しているのだろうと、想像ができました。

そこで私は初めて、自分の想像していた就活、企業の採用活動、というものと、現実に起こっていることには乖離があることに気づき、「社不だけど就活してみた①」で書いたように、「学生側も企業を選んでいい」という理論を理解することができました。

やさしそうな採用担当に惹かれて

バラバラに動いていたTくんと、午後になってから再度合流し、お互いに得た企業の情報を共有しました。

Tくんは小売業を中心に説明を聞いてまわったようでした。その中でも1番話が面白くて、ついその場で会社説明会に行くことを決めてしまった、という企業があったそうです(仮にこの企業を"A社"とします)。

Tくんは、「採用担当の人がすごく優しくて、話も面白くて、まだ就活を始めたての僕らにもわかりやすく話してくれた。しかも、会社説明会に足を運ぶと、実際の店舗をバックヤードまで見学させてもらえるらしい(A社は小売業)。面白そうだから予約した」と話してくれました。

A社は地域密着型の小売業系の会社で、地元の人々に愛されている会社らしいのです。私はTくんとは住んでいるエリアが離れているので社名を聞いたことはありませんでしたが、普段あまりそういった積極的な行動をしないTくんがそこまで言うのなら相当面白い説明なのだろう、と思いました。

次の記事では、私がのちに実際に会社を訪れることとなるA社とそのプレゼンについて、詳しく書いていきたいと思います。

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