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ひん曲がったなりにナチュラルに生きたい。


先日から現在進行形の、話。

父ががんの手術を受けている間、不測の事態に備えて家族は病院内にいなきゃならず、母は精神的にやられてて1人では置いておけない感じだったので急遽仕事の休みを取った。
有難い環境だ、としみじみ思った。
手術前日の医者の説明にもついて行き。
両親は私が想定していたよりも頭がパンクしていて、これまでの説明を取りこぼしまくっていたので、ついて行ってよかった。

翌日のオペは麻酔かけて覚ますのも含めて4時間超。
おしゃれな飛行機のラウンジのようなソファがたくさんある部屋に通されたはいいが、テレビがある訳でもなく、時間の潰し方に悩む。

何をして時間を過ごそうか。
母は魂の抜けた顔をしている。
何か会話をしようにも他に2組がラウンジにいたのではばかられる。

そこでふと、思い出した。

そう言えばオアシズの光浦さんが留学するってTOKIOの番組でみたなあ。
んでネットニュースか何かで読んだ文章がなんだかとても良かったんだよなあ。
そう言えばエッセイも出してたような。。。

電子書籍を検索したら出てきたので、5分くらい悩んで、えいやっ!とダウンロードした。

休んだ自分には1400円は決して安くはないんだけど(いや、ちゃんと有給なんだけど)、なんか、その時、とても読みたい!これは浪費じゃない、消費!と思った。

結果的に、買ってめちゃくちゃ良かった。
父のことなんてすっかり忘れて(笑)没頭して読んだ。
(ちなみに、父の手術は無事終わって既に退院している。取った細胞を調べた結果、リンパの転移がないのも確認された。)


なんていうか、光浦さんは元々テレビで見ている時から自分に似た感覚がちょっとある人だと感じていたが、私が上手く言語化できない手が届かなくてかゆーいところがたくさん表現されてあって、わーめっちゃ分かるー、ちょっと酒飲み交わして語り合いたいわーなんておこがましいことまで頭に浮かんだりして。

光浦さんが好感度がなんでか上がっているというような事を言っていたが、これは上がるよな。
でも、万人にこの良さがわかってもらっちゃ困るよ、わたしゃ選ばれた層だよ、とも思うのは、何故。w

今、絶対の私を見つけようとしている私にはビシバシ響いた。

地味に毎日『絶対の私』のタグをつけてその日好きだと思ったものをつぶやいているが、自分の好きを見つけ、認めるのはなかなかエネルギーがいる。

でもなぜ絶対の私を探す?なる?ためにつぶやき続けているかといえば、光浦さんのお言葉をお借りして言うなら、

ひん曲がったなりにナチュラルに生きたい !

からなんだと思う。
この言葉がすごくしっくり来た。

私のナチュラルを自分で認めてあげたい。
何がどの状態がナチュラルなのか知りたい。

1番近くにいる私が私自身を認める作業。
きっと普通の人には当たり前で簡単なことなのかも。
でも私にはこれが結構大変で難しくて。

やっぱり私、ちょっと変なんだよな。


光浦さんと私の違うところは光浦さんは人と同じなのは嫌いなの風を装っていたというようなことを書いていたが、私の場合は人と違いますよね、何となく周りの空気は読みますけど、うん、やっぱり私は人と違う方が好きなので、と思っていた方。

そういう意味では割と自由奔放な私が私の中にはいたはずなのに、いろんなものによる抑圧によって隅っこに追いやられていたようだ。

エキセントリック万歳だったはずなのよ。
水瓶座は変人?私のことでしょ?だったのよ。 
エキセントリック少年ボウイだったのよ。
ん?少女ガール?
細けえこたぁいいんだよ。

脱線したから話を光浦さんの本に戻すが、私も戻りたい分岐点に戻って、もうひとつの人生を回収したい。そして今後の人生の使い道も考えたい。

50歳の光浦さんが始めるなら、31歳の私が始めてもいいでしょ。
私には光浦さんほどの財力も学力も人生経験もないかもしれないけど、出来ることはあるはず。

まあ、既に地味に回収はしはじめているとも思う。
10年前に前職を捨て、大学行ってしたかった勉強したし、その結果、それなりにやりたかった仕事に今ついている、とか。

昔欲しくても買えなかったVivienne Westwoodのジャイアントオーブのキーホルダーを今更買って車の鍵につけてみたり。(実際はもうジャイアントオーブはなくて中くらいのオーブなんだけどw)
なんか、そういう欲求も含めて、あの時のこうしたかった!を無理しない範囲で叶えていってみたい。

自分の欲を認めることも、なんかおこがましいっつうか恥ずかしいっつうかそういう気持ちになるけど、本来何の恥でもねえやな。

ただの、野性味。

あなたと支え合いたい.