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太陽熱の利活用

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環境問題を考える上で自然エネルギーの利活用が求められている。中でも太陽熱は誰もが無料で使うことのできる安価なエネルギーである。 この太陽熱を、いかに使うか。自作の太陽熱調理器を紹…
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#自作

光熱費ゼロ円クッキング

光熱費ゼロ円クッキング

あの段ボール箱が、帰ってきた。

恐らく日本全国どこででも簡単に手に入る、2Lペットボトルが6本入っていた段ボール箱を斜めに切って、内側に100円ショップで買ってきたアルミシートを貼り付け、梱包用プチプチで覆うだけという、あの段ボール箱である。

前回は気温が20度以上あった。
しかし今回(2022年12月23日)の東京は午前11時半の気温が7度。おまけに風速は5m/sと、かなり強風である。唯一の

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自作の太陽熱調理器3号機に対する考察

自作の太陽熱調理器3号機に対する考察

毎週金曜日にお送りしている、太陽熱の利活用に関する話も、今回で5週目に突入した。今週は先週紹介した自作の太陽熱調理器3号機(通称「ワンコ3号」)に対する考察をお送りしたい。
今回の考察は、ワンコ3号のさらなる改造のための考察ではあるが、前のモデルであるワンコ2号との比較から話を進めたい。もしワンコ2号のことを読んでいない方は先にそちらを読んでから本稿を読まれることをオススメする。

材料の集めやす

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自作の太陽熱調理器3号機

自作の太陽熱調理器3号機

先週の金曜日は、私の自作した太陽熱調理器「ワンコ2号」に悲劇が起きたという話を書いた。
今回は、その悲劇を元に、さらなる改造を行ったという話を書く。

そもそもワンコとは地球環境、とりわけ森林破壊や二酸化炭素の増加に対し、私は太陽熱の利活用を推進したら良いと考えている。太陽熱を利用するのは無料であるし、太陽熱は地球上の誰もが簡単に使うことができる。
太陽熱の利活用を推進したら良いと考えるものの、今

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太陽熱調理器の自作2号機に悲劇が

太陽熱調理器の自作2号機に悲劇が

先週、私は太陽熱調理器の自作機(2号機)の作り方を書いた。この自作2号機は、主要パーツはほぼ全て普通だったらゴミ箱に捨てられてしまうであろうゴミ同然のもので作ることが可能なため、製作費500円以下(ワンコインでおつりがくる)というコスパの良さを誇る。その上、サイズがインスタントの大盛りの焼きそばの容器とほぼ同じサイズのため、置き場所に困らないコンパクトさを実現している。取り扱いも至って簡単である。

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自作の太陽熱調理器の理想

前回は、自作の太陽熱調理器2号機の作り方を説明した。本当は今回、その自作機に起きた悲劇を書く予定だったが、予定を変更して、私が理想とする太陽熱調理器について書きたい。

コンパクトまずはコンパクトな太陽熱調理器を作りたい。家の中に置かれていて邪魔にならないサイズのものを作りたい。学生が住むような四畳半の部屋に置かれていても邪魔にならないサイズのものを作りたい。
具体的には、どこの家にも1個くらいは

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自作の太陽熱調理器2号機

自作の太陽熱調理器2号機

材料費ワンコイン(500円)で自作の太陽熱調理器を開発する試みは今も続いているのだが、数年前に私が生み出した装置を紹介したい。
ちなみに一号機はこちら。

材料まず、用意するものは以下の通り。

(1) インスタント焼きそばの空き容器
(2) 缶コーヒーなどの空き缶
(3) アルミコーティングされた空き袋
(4) ラップ
(5) テープ
(6) 黒い油性ペン…なくてもOK
(7) ハサミ

できれ

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