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noteで誰かのことを嫉妬したこともあったけれど、今はむしろ愛したくなった。

今日は正直に書く。いつも正直だけど、もっと正直にゆく。

note始める前は、ほんとうにどよんとくすんでいたし、くもっていたし

もやってもいたし、心は泥の中に置いてきたみたいなところあったと思う。

ある日、仕事面で尊敬していたある人が言った。

彼女の詩はいいよねって。

最寄りの駅のスタバかどこかでさらりと、そう言った。

わたしはキャラメルマキアートを舌の上で転がしながら彼の声を聴いていた。

読んだことある? 彼女の詩。この間は映画にもなってさ、賞も獲ってたよね。

うん。

そういう時のわたしは、本心は置いておきながら、すごいよね!うらやましな! って応じてしまうタイプだ。

口が裂けても、本当のところ嫉妬しているとかは言えない。

立て続けに彼女の詩はすごいすごいって、それも好きな人(相手はわたしが好きなこと多分知らないだろうけど)が、みんな口々に言うから。

ちょっと面白くなかった。

面白くないっていう表情は顔に出さなかったと思う。

面白くないって言ったって、すてきな詩を書いてみんなに支持されている。

たったそれだけのことなのに。

なんか焦がれるっていうか、あせるっていうか、あ、一緒の意味だね。

ま、よじれそうになっていた。

なんかおまえが言うなって言われるのがこわくて、なにも言わなかったけど。

わたしのこの荒んだ荒ぶる心を収めるのにはどうしたらいいんだ。

って思ってSNSに飛んだ。

わたしはずっとやらないできたからSNS。

その辺りのことは昔の過去記事で書いたことがある。

そして見るだけ専門で。

ほんとうに荒んでいると何をしでかすかわからない。

彼女のあまりよくない評価を探し出そうとしていて、探しまくって、疲れ果てて、わたしはじぶんが嫌になった。

なにしてんだよ!わたし!って

そして、一切SNSもみなくなったある日。

彼と会って彼女の詩の話をした時に、行ったスタバのすぐ近くのルミネで。

エスカレーターに乗っていたら彼女の詩が、天井から滴るように垂れ幕に
綴られていた。

その時、わたしはもうさすがに彼女の詩に降参していたから。

傷つきながらも、その詩をエスカレーターに乗っている間ずっと、横目で見ながら、読み終えないことが惜しくなり、見届けるのだという気持ちでふりかえりながら、その垂れ幕の詩を読んでいた。

彼女の詩を、読んでいた時。

それはわたしの呼吸するリズムにあまりにもぴったりで、どこでブレスすればいいかも知っていたから、一気に読み終えて。

そうやって、彼女の詩にわけもなく、わけはあるけれど、いたずらに嫉妬して、嫌いになって、それでも体のどこかで彼女の詩を受け入れようよって声も聞こえてきて。

傷つきながら彼女の詩を読んではじめて、彼女の詩が今まで経験したこともないぐらいに好きなんだなってわたしは思った。

そしてあれから3年経って、きのうも書いたけどnoteはじめてみたら、

おなじようにわたしは幾人かの人のnoteの記事に嫉妬していた。

スキであるとかフォロワー数というよりも、その表現形式であったり、言葉の自在さであったり。もろもろジェラシーを感じているのに、気がつくと。なんどもその人のnoteに通っていた。

そして、スキをまっすぐ押して、その後なにをしたかというと、あんなに嫉妬していたはずの人をフォローした。

フォローして言葉も交わすようになったら、ジェラシィってなに?

誰が? みたいになっていって。バイアスがとっぱらわれた。むしろ仲良くなった。

ただ、これがリアルだったら、嫉妬した後はきっと嫌いになってくねりくねって、なんとなく受け入れて好きになるかもしれないし、嫌いなままだったかもしれない。

でもnoteってそこが、全然ちがってた。

ジェラシィのち好きになった。

すごく好きになったし。その人を知りたいと思った。

noteって外から見てるのとこちら側に住んでみるのとでは断然違う。

あのままわたしがじっと泥の中の心のままだったことを思うと、ただただ荒み切った乾ききったひとになっていたことだと思う。

今日の記事はかなこさんの昨夜の記事に翻弄されて書きました。

彼女の正直さに翻弄された。そして素直に書こうと思った。彼女は、いつもわたしの本当の心をどこかで見抜いているような言葉をコメント欄にそっと残していってくれる。それがありがたくて。

今、それがありがたいとまっすぐに言えるようになってよかった。

手放しでいいね!じゃなくてちゃんと心の裏をみてくれるひとと出会えてよかった。

リアルじゃなかなか出会えなかったし、

もうある意味ここはわたしにとってのリアルだし。今住んでいるこの町も大事だしnoteの街も、とてもかけがえがない。なぜなら愛しているひとたちがこのnoteの町に住んでいるからなのだと思う。



今夜はLabrinthさんのJealousです♬

どうぞお聞きくださいませ♬


    よろこびも かなしみもぜんぶ わけられないけど
    シェアされて ちょっと愛されて みたかった






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