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中華料理店の開業はやめとけ?需要・将来性をデータとイラストで可視化してみた【市場分析】
どもー。
分析太郎です。
今回は中華料理店の
市場分析レポートです。
仕事の将来性を把握する上で
市場分析は必要不可欠です。
起業するにせよ転職するにせよ、
将来性を把握しておかないと、
キャリア選択で痛い目を見ます。
なので分析太郎が、
データとイラストを駆使して、
将来性を分析しました。
それでは、見ていきましょう。
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【前編】中華料理店の将来性
まずは需給バランスを理解する
前編では、中華料理店業界の
将来性を確認していきましょう。
その前に、需給バランスについて説明します。
世の中には様々な市場があり、
その中でお金が取引されています。
そして市場の中には、
供給(事業者)と需要(お客様)が
存在します。
これらを釣りで例えるなら、
市場=釣り堀
供給=釣り人
需要=狙っている魚
と言えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1699097753693-w560MlEuG4.png?width=800)
そして、需要と供給にはバランスがあります。
イラストにするとこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1699097753655-jSuTyWGLWj.png?width=800)
本レポートでは、
中華料理市場が4つのうち
どこに分類されるかを、
行政機関と業界団体のデータを
フル活用して考察していきます。
それでは、本題に話を移しましょう。
中華料理店の市場規模
それでは最初に、
中華料理店業界の
市場規模を確認しましょう。
経済センサス(総務省・経済産業省)の
データによれば、H28年の中華料理店の
市場規模は4,910億円、推移は2012年比で
減少傾向でした。
グラフを作成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1699101074839-iVYi46cdrV.png?width=800)
※R3経済センサスのデータはラーメン屋も含んでいたため除く
出典①:H24 経済センサス活動調査(総務省・経済産業省)
出典②:H28 経済センサス活動調査(総務省・経済産業省)
中華料理市場では、
取引されるお金の量が
4年間で13.6%減少している
ということですね。
多いと感じましたか?
少ないと感じましたか?
同規模の市場には
下記が挙げられます。
文具・事務用品(4,576億円)
林業(4,976億円)
豆腐(5,000億円)
国内市場の立ち位置としてはこのあたりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1699101701730-b76wcf0Gkg.png?width=800)
出典:市場規模マップ
この市場で、需給バランスは
どうなっているのでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1699101766279-iQGMR70anb.png?width=800)
確認していきましょう。
中華料理店の供給の推移
それでは、中華料理店市場の
需給バランスを確認しましょう。
まずは供給から確認します。
経済センサス(総務省・経済産業省)の
報告によれば、H28年の中華料理店舗数は
14,730店、推移は減少傾向にありました。
グラフを作成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1699145677758-XvDh9Vw6DC.png?width=800)
※R3経済センサスのデータはラーメン屋も含んでいたため除く
出典①:H24 経済センサス活動調査(総務省・経済産業省)
出典②:H28 経済センサス活動調査(総務省・経済産業省)
では、
中華料理店の
従業者数はどう推移
しているでしょうか。
グラフを作成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1699146097709-sX2zU6GZc6.png?width=800)
※R3経済センサスのデータはラーメン屋も含んでいたため除く
出典①:H24 経済センサス活動調査(総務省・経済産業省)
出典②:H28 経済センサス活動調査(総務省・経済産業省)
供給のデータを
簡単にまとめると、こうです。
・中華料理店の数は減少傾向
・中華料理店で働く人も減少傾向
つまり、
中華料理店市場の需給バランスは、
需要に傾きつつあるのではないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1699146339350-b0bgOhllKl.png?width=800)
では、需要はどう
推移しているでしょうか。
確認していきましょう。
中華料理店市場の需要の推移
それでは、
中華料理店市場の
需要を確認しましょう。
ここでは、一世帯当たりの
中華料理代(外食)に年間どれくらい
支出しているのか見てみましょう。
グラフを作成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1699185376479-b4JKAeguVT.png?width=800)
※家計調査より【39A 中華食】から算出
出典:家計調査 家族収支編 総世帯(総務省)
年間平均の
中華料理代の支出金額は
減少傾向にありました。
2007年を基準として
指数を100とした場合、
2022は71でした。
グラフを作成しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1699186099302-LZaJ3AgI6R.png?width=800)
※家計調査より【39A 中華食】から算出
出典:家計調査 家族収支編 総世帯(総務省)
やはり前提の傾向としては
減少しつつあるようです。
特にコロナ禍にかけて
ガクンと減少していますね。
ただ、2021、22年は回復傾向に
あるようですね。
どこまで回復できるかが
今後の注目ポイントですね。
需要のデータを
簡単にまとめると、こうです。
2021、22年は回復しつつあるものの、
一世帯当たりの中華料理代(外食)の
年平均支出金額は全体としては減少傾向
さて、データが出揃いましたね。
それでは、結論に入ろうと思います。
分析太郎の結論
まとめると、
中華料理店市場の
需給バランスはこうです。
供給:中華料理店の数は減少傾向。中華料理店で働く人も減少傾向
需要:2021、22年は回復しつつあるものの、一世帯当たりの中華料理代(外食)の年平均支出金額は全体としては減少傾向
結論を出しますね。
冒頭の需給バランス四分類で言えば、
ここに当てはまりつつあるのでは
ないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1699293382178-uUS3VnKMV3.png?width=800)
釣り堀(=中華料理店市場)の中で、
釣り人(=中華料理店舗数・従業員数)も
魚(=世帯あたり年平均支出額)も
減少していることから、
このような結果になりました。
いかがでしたでしょうか。
今回は、中華料理店の市場分析を行いました。
ただ、これは日本全体の需給バランスであり、
当然ですが地域によって偏りが生まれます。
日本は他国と比較しても、
地域によって文化が特色が
段違いに異なります。
中華料理店の数や支出額も、
当然地域によって異なります。
従って、
日本全体だけでなく、
さらにお住まいの地域についても
詳しく分析する必要があります。
そこで後編からは、
中華料理店市場のレッドオーシャン・
ブルーオーシャンな都道府県を
特定していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1699295365646-mBsLzd7sWT.png?width=800)
偏差値も付けてみました
![](https://assets.st-note.com/img/1699294372319-ziASqq51BP.png?width=800)
お住いに地域はどこに分類されているでしょうか
![](https://assets.st-note.com/img/1699294980477-VENSDYJ4dZ.png?width=800)
偏差値もつけてみました
お住いに地域はどこに分類されているでしょうか
![](https://assets.st-note.com/img/1699295095238-8ss45Co1uL.png)
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