時は待ってくれないから、目いっぱい走った。
近頃は、人生100年時代というキーワードをよく見かけます。
テクノロジーの進化で、老後が長くなり、人々は100歳まで生きるらしいのです。
でも、果たして本当にそうでしょうか?
社会人になってある程度の年数を働いていると、
人生の不条理にたくさん出会います。
交通事故に遭った人もいれば、病に倒れ帰らなくなった人も少なからずいます。
そんな人たちを想うと、人生って、いつ何があるかわからないと思うのです。
先日も新入社員の時にお世話になった、定年退職した先輩が亡くなったと知らされました。
入社時に右も左もわからなかった自分に、笑いながらユーモアを交え、いろいろなことを教えてもらいました。
そんなことを思い出すと、懐かしい思い出と感謝の気持ちが胸に溢れてきました。
いつまでも、いつでも会える関係などない、改めて気付かされました。
100年人生がある前提で生きてしまうと、どうしても今やりたいこと、
やるべきことを先延ばしにする思考になってしまいます
(少なくとも私は怠け者なので、先が長いなら、今やらなくていいやと思ってしまうのです)
でも、小田和正さんの言葉にあるように、やりたいと思ったことがあるなら、すぐにやるべきだと思います。
時が待ってくれるのは、何もせずに日々を過ごしている人ではなく、今できることを自分なりに全力で取り組んでいる人です。
だから、今日もやってみたいこと、やろうとしていたことを精一杯やりました。
と言っても、明日のお弁当を作ったり、トイレ掃除をしたり、お風呂のタイルを磨いてみたり、大したことではないのですが・・・。
それでも、やったことによってとても充実した気持ちになりました。
小田和正さんもそうですが、有名人と呼ばれる人たちには、誰でも無名の時代があるものです。
その時代から積み上げてきたものが、人々を魅了し、有名人になったのです。
有名になることは目的ではないけれど、
人生最後の日に、ああ、色々やって、楽しかったなあ。
そう言って、この世の中にお別れできたら、
これ以上しあわせなことはありません。
そういえるために、今日も精一杯生きよう
小田さんの言葉からそんなことを思ったのです。
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