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身体の使い方を整える!武術式スクワット

武術ケア #10   腿の前側を使わないスクワット

皆さんこんにちは、武術トレーナーヨウです。

今回は10回目にして、
重要な身体の使い方についてお伝えしたいと思います。

前回お伝えした太もも(腿の前側)のストレッチ、
これをさらに効果的にし、かつ股関節の動きを
正しくスムーズにする、太もも(腿の前側)を使わないスクワットです。

ぜひ、動画と合わせてご覧ください。

太もも(腿の前側)は必要な時に働いてくれればいい


今回のトレーニングは、
前回の太もものケア・ストレッチでお伝えしたことを
前提として話していきます。

太ももを使いすぎたり、ケアが行き届かないとダメな理由、
それにもかかわらずケアしにくい理由を書いています。
ぜひ一度ご覧ください。

というわけで、普段から太ももの筋肉に頼らない
身体の使い方にしたいのですが、
それを意識的に作るためのトレーニングです。

筋トレのスクワットとの違い


まずは筋トレのスクワット武術式スクワットの違いについてです。

基本的に筋トレのスクワットでは、
腿の前側 (大腿四頭筋)
腿の裏側 (ハムストリングス)
お尻 (大殿筋)

主にこの3カ所の筋肉に負荷をかけます。

スクワット

自身の体重を超えるような高負荷でも
しっかり支えられるようにバーのラインが前後にブレません。

その為に腰や膝を守るために正しいフォームが必要となります。

それに対して、今回お伝えする武術式スクワットでは、

腿の前側を使わないようにするために、

・股関節を曲げて後ろに引くこと
・股関節を引いた分、膝を緩めること
・膝の位置を空間に固定するイメージ
・身体の前傾を大きくしない事

などが挙げられます。

武術式スクワット


見た目はほとんど筋トレのスクワットと変わらないので、
是非、ポイントは動画でもご確認ください!


バランスがとれるって実はすごい事


では、武術式スクワットを始める前に
確認からしておきましょう!

今回の確認は、
・立った状態での前屈
・後屈 (体を後ろに反らせる動作)

前確認(前屈・後屈)


この2つです。

今回の武術式スクワット、正しくできると腿の前側を
使わずに、腿裏とお尻の筋肉だけでスクワットができるので
体感が非常に楽になります。

また、太もも(前側)を使わないことで、
股関節の動きがスムーズになり、
結果、柔軟性が上がります。

股関節が正しく使えて、
正しい位置に置くことができて、
正しい重心移動ができると、
片足でも楽にバランスが取れるようになります!!

レッスンで担当する太極拳でも、
この片足立ち (独立歩)ができない!
とおっしゃる方が非常に多いです。

そして、もちろんのことですが、
その効果の恩恵はそれだけではありません。

片足が楽ということは両足だともっと楽になるはずです。
つまり、足のバランスが良くなるということは、
足全体の使い方にいい影響をもたらしてくれるのです。

まっすぐに立てる
   ⇩
偏りのない足の使い方になる
   ⇩
足の筋肉の偏りが少なくなる。。。

つまり、
・X脚・O脚
・太もも全体のかた太り
・外反母趾
・膝痛、腰痛

これらの症状の予防や解消のために役立つ
【正しい身体の使い方】ということです!

ぜひ、その可能性を感じて頂きたい!

今回は動画でもお伝えしていますが、
Before&Afterをお見せします!

Before & After

まずは立位の前屈・後屈です。
武術式スクワットのみのコンディショニングで
どれだけ違いが出ているかご覧ください。

確認(前屈)

確認(後屈)

股関節が正しく使えるようになったことで、
関連する筋肉が連動して柔軟性を上げている証拠です!

そして、足のケアの時にお話しした
股関節が曲がっていることの重要性について。

確認(腿上げ)

分かりますか?
股関節が曲がっているか、そうでないか
たったこれだけでパフォーマンスが変わるんです。

この股関節をすぐに曲げられる、ということが大事なんです。

最初に曲げられないとダメですよ?

覚えてますか?
知らん!or 忘れた!という方は足のケアをご確認ください!

みなさんの身体は、意識1つでかなりの差が出ます。
必ず意識の一つ一つが他の身体のパーツと連動しています。

はじめは全くできなくても、色々なケアをする経験と、
その中で得られた感覚で、ステップアップしていきます!

武術ケアは積み上げ式のセルフケアを目指します。
繰り返し確認して頂き、継続してケアしていきましょう!

最後までご覧下さりありがとうございます!
拳礼。( ^^)/@

⇩今回のケアはこちら⇩


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