むし

なんもないのかたまり。時折散文詩に埋もれて。

むし

なんもないのかたまり。時折散文詩に埋もれて。

記事一覧

よくある言葉だけれど伝えたい。

真剣にプロポーズをするも。 ひらり。 かわされてしまった。 君に夢中。 黒百合の君に。 君を愛してやまない。 何だって差し出せる。 君が私に興味が無くなっても。 私は何…

むし
8日前
23

恋でした。

紊乱無秩序。 価値の損壊。 君は独裁者。 選ばれた生。 故に孤独。 増すは愉悦。 煮え滾る刹那。 伸ばした手は握られた。 賽を振る。 明日の道標として。 唯生き残る術を身…

むし
3週間前
30

詩と限り無く。

死と限り無くチカイ。 使徒限り無くアカイ。 使途限り無くタカイ。 垣間見た空の青いこと青いこと。 明日が曇天で。 其の後に夕立が降る事も。 てるてる坊主を眺める子供。…

むし
1か月前
37

死んでも同じ場所。

恋愛よりも私よりも大切な自分自身が在る君。 私は梦の途中君を覗き込む。 巣食う虫の様に君の内臓に穴を開けて。 負担には成りたく無いのです。 けれど淋しさは募ります。…

むし
1か月前
31

カタカタ。

頭の捻子を3本くらい外さないと。 普通に話す事もままならないのだ。 糸調子の悪いミシンみたいに。 ガタガタ縺れてしまう。 一定のリズムで続くフラッシュバック。 寄り…

むし
1か月前
31

動かないで時間。

哀しみが地上に落ちる。 ひらり。 君の肩を通り過ぎる。 切ない日はいつも雨で。 憂鬱を満たす為の愛情は。 文字列から少しずつ補給する。 希望と云う名の如雨露で発芽しま…

むし
2か月前
29

お煎餅。

黒焦げ太陽お煎餅。 誰かが齧ったから。 氷河期が訪れる。 地球に齎された過酷な刻は。 ピンチをチャンスに。 なんてこたぁ出来ない。 死に行く運命。 地球最後の日。 視た…

むし
2か月前
24

愛が欲しいだけの独り言。

独りが好きな君の為に。 嫌われない様に。 困らせない様に。 重くならない様に。 飽きられない様に。 私が淋しく無い様に。 君の笑顔を守る為に。 長続きします様に。 依存…

むし
2か月前
26

春。帰路にて。

後ろ髪を引いて離さない手が在るから。 一人を思う真っ直ぐさに髪を切った。 セピア色の桜は私達だけの宝物。 揺るがない愛情のなんと儚いこと。 梦を視る鯨は何時だって悲…

むし
2か月前
30

柔らかな一輪。

分散させるは悲しみを。 そう思い君の気持ちを蔑ろにして来た。 其のツケはいつか必ず廻って来るだろう。 拡散させた憎しみは。 意味を持たない鋭利な武器で。 其の対価を…

むし
2か月前
29

恋色ベリージュース。

滴る泪午前三時。 嗚呼。 堪え切れない悲しみは。 徐に何処かへ消えるから。 なので此れ以上。 無駄な泪を零さぬ様に。 溢るる泪が川と成る前に。 そっと指で拭うと。 微笑…

むし
2か月前
24

ネバーランド。

両手いっぱいでも抱え切れない程の愛が欲しい。 冬の間木の芽を啄む鳥の様に君の愛を毟った。 成長した君の羽は何色か。 白いのか。 黒いのか。 将又赤なのか。 それとも灰…

むし
3か月前
46

綺麗に成り過ぎた。

煙草も酒も男もヤメた。 ひとりの男の為にヤメた。 愛の為にヤメた。 平穏な毎日の為にヤメた。 君が居て呉れるなら其れで良い。 何も要らない。 只。少し君に抱いて欲しい…

むし
3か月前
32

君の隣ではしゃぎたかった。

愛しくて身投げ。 君の首で輪投げ。 絶え間なく押し寄せる波。 沸点の高まる愉悦。 不感症なLove. 満たして呉れるのは。 何時だって虚像で。 愚鈍な泥酔には辛辣です。 夢…

むし
4か月前
25

プラトニックの実。

咲き乱れる情緒に追われ。 プラトニックだけ在れば好い。 信号の鬼ごっこに負けた。 赤信号にまんまと捕まってしまった。 愛せば愛す程。 清く在れと願うのだ。 潔癖症なキ…

むし
4か月前
34

酔いどれの性。

君の心の窓辺にお邪魔します。 硝子をコンコンと突きます。 其れはきっと愛情を揺らすサインで。 君の心が丸く成ります様にと願い。 只管に愛を囁くのだ。 止まない囀りの…

むし
4か月前
25

よくある言葉だけれど伝えたい。

真剣にプロポーズをするも。
ひらり。
かわされてしまった。
君に夢中。
黒百合の君に。
君を愛してやまない。
何だって差し出せる。
君が私に興味が無くなっても。
私は何処へも行かない。
君の傍で。
君を愛して。
君の言葉に一喜一憂して。
君が全てで。
君しか見えないんだから。
そんなのって良いじゃない。

恋でした。

紊乱無秩序。
価値の損壊。
君は独裁者。
選ばれた生。
故に孤独。
増すは愉悦。
煮え滾る刹那。
伸ばした手は握られた。
賽を振る。
明日の道標として。
唯生き残る術を身に付けて。
夜に泣ける孤独。
星の雨が君を待つ。
咲き乱れた思いに惹かれ。
其れは恋でした。
流星群が君を見て居る。

詩と限り無く。

死と限り無くチカイ。
使徒限り無くアカイ。
使途限り無くタカイ。
垣間見た空の青いこと青いこと。
明日が曇天で。
其の後に夕立が降る事も。
てるてる坊主を眺める子供。
ロープでぎゅっと括られた。
大きなてるてる坊主が宙を眺め。
其の後に人生に晴れが来る事も。
てるてる坊主が降ろされて。
周りの人生が雨に成る事も。
必然だったと。
死と限り無く近い。
使徒限り無く赤い。
使途限り無く他界。

死んでも同じ場所。

恋愛よりも私よりも大切な自分自身が在る君。
私は梦の途中君を覗き込む。
巣食う虫の様に君の内臓に穴を開けて。
負担には成りたく無いのです。
けれど淋しさは募ります。
しかし君しか要らないのです。
体は正直で誰も受け付けません。
最早歩く貞操帯の様な気分です。
私は未だ梦の途中だから。
行き先は君と云う便に乗っている。
私の紅色をそっと奪った唇も。
私の手の熱を奪った君の手も。
同じ熱量で愛してと願

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カタカタ。

頭の捻子を3本くらい外さないと。
普通に話す事もままならないのだ。
糸調子の悪いミシンみたいに。
ガタガタ縺れてしまう。
一定のリズムで続くフラッシュバック。
寄り添って呉れる君に泪を。
愛を混ぜて混ぜて。
ふたりの道標にと。
行先を照らすよ。
燕が巣を作る家に住もう。
君と私の小さなお城。
ねえ。
共に逃げてしまおうよ。
甘い夢を追いかけてさ。
光が降る時へと移ろう様は。
憧れた白い羽が舞う朝。

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動かないで時間。

哀しみが地上に落ちる。
ひらり。
君の肩を通り過ぎる。
切ない日はいつも雨で。
憂鬱を満たす為の愛情は。
文字列から少しずつ補給する。
希望と云う名の如雨露で発芽します。
けれど君は泪と云う塩水で。
私を枯らしてしまうのだ。
如何してなのかと訊ねると。
君の独りの時間が足りない様だ。
だから私はお薬を流し込み。
君との時間を何ともないフリをして。
そうやってやり過ごして来たの。
君の呉れる愛は砂糖

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お煎餅。

黒焦げ太陽お煎餅。
誰かが齧ったから。
氷河期が訪れる。
地球に齎された過酷な刻は。
ピンチをチャンスに。
なんてこたぁ出来ない。
死に行く運命。
地球最後の日。
視たいのは君の寝顔と笑顔。
精一杯で幸せをあげるから。
傍においでよ。
愛しい人よ。

愛が欲しいだけの独り言。

独りが好きな君の為に。
嫌われない様に。
困らせない様に。
重くならない様に。
飽きられない様に。
私が淋しく無い様に。
君の笑顔を守る為に。
長続きします様に。
依存先を増やした。
結果君を傷付けて傷付けて。
情緒が泣いている。
擦り減る神経みたいに。
傷付けないで手首。
飲み干さないで薬。
君を放って置けば。
君が自分から寄り添うかもと。
そんな事を言うもんだから。
信じてそうしたんだ。
結果

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春。帰路にて。

後ろ髪を引いて離さない手が在るから。
一人を思う真っ直ぐさに髪を切った。
セピア色の桜は私達だけの宝物。
揺るがない愛情のなんと儚いこと。
梦を視る鯨は何時だって悲観的だ。
情け無い吐息と共に。
君への思いを漏らしては。
どうせ嘆くのが末だと考えるでしょう。
行く行くは共に歩むのだから。
誰にも文句は言わせない。
肌寒い季節の中手を繋ぎ。
自宅迄の帰路を辿る。
染めた頬。
白い肌にとても良く似合う

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柔らかな一輪。

分散させるは悲しみを。
そう思い君の気持ちを蔑ろにして来た。
其のツケはいつか必ず廻って来るだろう。
拡散させた憎しみは。
意味を持たない鋭利な武器で。
其の対価を支払う為に私は孤独で在る。
君を求めて君を愛して。
心がバラバラに成って辿り着いた現在は。
君が呉れる安堵の水で。
咲き続ける花と成りました。
君が与えて呉れる愛だけで。
私は長く生きられるのでしょう。
愛だけで。そう。いつ迄も。
君の

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恋色ベリージュース。

滴る泪午前三時。
嗚呼。
堪え切れない悲しみは。
徐に何処かへ消えるから。
なので此れ以上。
無駄な泪を零さぬ様に。
溢るる泪が川と成る前に。
そっと指で拭うと。
微笑んだ虹色。
君の感性。意味の完成。
先の歓声。罪の完成。
君の未知数。僕の無知数。
飲み干してベリージュース。
愛を語ろうか。
そっと二人で。
其れが幸せ。
秋の来ない夜に。
梦を視せてあげる。
杞憂の切なさに振り回されて。
地球は

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ネバーランド。

両手いっぱいでも抱え切れない程の愛が欲しい。
冬の間木の芽を啄む鳥の様に君の愛を毟った。
成長した君の羽は何色か。
白いのか。
黒いのか。
将又赤なのか。
それとも灰色か。
小石を投げられて波紋が広がる水の底。
そんな場所で君を見付けた。
君は繭の中。
只々糸を意図せず紡ぎ眠って居た。
私は君に手を伸ばした。
掴まれた腕の感触は愛じゃ無くて同情。
でも私は愛おしくて君を愛した。
応える様に。
年月

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綺麗に成り過ぎた。

煙草も酒も男もヤメた。
ひとりの男の為にヤメた。
愛の為にヤメた。
平穏な毎日の為にヤメた。
君が居て呉れるなら其れで良い。
何も要らない。
只。少し君に抱いて欲しい。
只。たまに君に抱いて欲しい。
そんな願いは虚しく空へ消えるから。
君の為に純潔を守って守って。
守り抜いて死にたい。
散り際美しく怖い程に無垢で。
僅かなシミさえ許さない下着は。
只々乾いて居る。
君にしか高まらない心音。
私の鼓

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君の隣ではしゃぎたかった。

愛しくて身投げ。
君の首で輪投げ。
絶え間なく押し寄せる波。
沸点の高まる愉悦。
不感症なLove.
満たして呉れるのは。
何時だって虚像で。
愚鈍な泥酔には辛辣です。
夢も希望もアルコールで流し込む。
断ち切れた其れ等には愛は不充分と知る。
愛の消え行く様に哀を感じ。
悲痛な叫びは祈りと共に葬られる。
風鈴の音の様に清らかに。
しかし騒がしく。
そんな風に君の傍ではしゃぎたい。

プラトニックの実。

咲き乱れる情緒に追われ。
プラトニックだけ在れば好い。
信号の鬼ごっこに負けた。
赤信号にまんまと捕まってしまった。
愛せば愛す程。
清く在れと願うのだ。
潔癖症なキスを残して。
ミントの味がする。
汚して怪我したい。
妬ける程に火傷して。
君を愛して愛して壊れてしまう。
現在。は。未だ。
心許ない便りを頼りに。
君を待ち続けるよ。
開花は何時だって赤い。
果実は何時だって青い。
未成熟で未発達で

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酔いどれの性。

君の心の窓辺にお邪魔します。
硝子をコンコンと突きます。
其れはきっと愛情を揺らすサインで。
君の心が丸く成ります様にと願い。
只管に愛を囁くのだ。
止まない囀りの中君は睡る。
目からアクアマリンを零して。
君で満たした宝石箱は甘い香りで。
其の香りに誘われる私は常に夢見心地だ。
私の涙は塩辛いのに。
君の涙の甘さには。
酔わずには居られないと知る。
齎す催眠の様な時間は。
確かな憂鬱と愛情を孕ん

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