酔いどれの性。

君の心の窓辺にお邪魔します。
硝子をコンコンと突きます。
其れはきっと愛情を揺らすサインで。
君の心が丸く成ります様にと願い。
只管に愛を囁くのだ。
止まない囀りの中君は睡る。
目からアクアマリンを零して。
君で満たした宝石箱は甘い香りで。
其の香りに誘われる私は常に夢見心地だ。
私の涙は塩辛いのに。
君の涙の甘さには。
酔わずには居られないと知る。
齎す催眠の様な時間は。
確かな憂鬱と愛情を孕んで居て。
私も君と睡るよ。
君の隣で浅はかな夢を視る。

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