【おあとがよろしいようで】
最近読んだ、喜多川泰さんの本です。
ストーリー仕立てで読みやすく、学びのある内容。
ビジネス書が苦手な方でもサラッと読めるかと…
ストーリー
ストーリー的には大学進学で上京してきた主人公が、ふとしたキッカケで落語を初め、そこで出会う人や経験を通して成長していく物語。
人見知りでコミュニケーションに苦手意識がある人も少なくないこの時代で、snsではなく、古典的な落語を通して他人と繋がりを持っていく、
という、いい意味で令和っぽくない、でも大事なことだな、と…
特に人と関わる仕事をしている僕にとっては学びが深いものでした。
落研の部長が素敵なヤツなんですよ…
「初めての人が出来ないものってあんの?」
主人公が落研に誘われたときに
「初めてでも出来るもんなんですか?」
と言ったときに部長から返ってきた台詞。
これは正直、僕自身、あまりない部分なんですが、
(興味持ったらとことん調べまくってとりあえず始める、ハマればどっぷり沼だし、ハマらなかったら何もなかったかのように触れなくなるタイプです…)
周りの人を見てると、こういうタイプの人って結構いる気がします。
何か新しいことを始めたい、とは思っているのに
こんな感じで言い訳をつくって、なかなか始められない…
当たり前ですが、誰だって最初は初心者で、全然うまく出来ないけど続けていくうちに出来るようになってく…まぁ、当然の流れですよね。
よくないのはちょっと出来るようになった時に、
まだ出来ない人を、見下す、は大袈裟ですけど
「なんでこんなのも出来ないの?」と責める人…
たぶん「やったことないから…」的な言い訳をしてしまう人って、過去にそういう風に責められたトラウマがあるんじゃないかって思うんです。
もしかしたら才能が開花して、業界を一変させるかも知れないのにもったいないし、そういう芽を摘んでしまうのは非常に罪なことだな、と…
気を付けようと思います…m(_ _)m
「オレにとって都合よく完璧じゃなきゃダメ」
主人公がある先輩と会話の中で、この考え方ってヤバいっていう内容で出てきた台詞です。
その先輩は人に受け入れて貰うためには自分が変わらないとダメという考え方をしてきて、よくよく考えたら自分も他人に対して「アイツは○○が出来ないからダメ」とか、要は見出しの「自分にとって都合よく完璧」を求めていたことに気付いた、って内容です。
これは本当に大事だな、と思いました。
完璧な人なんていない(少なくとも僕の周りにはいない)、自分も長所もあれば、それ以上に短所もあって…
それを補って貰ってるくせに、人には完璧を求める…
怖いですね…
上にも記したように、自分が初心者の時には先輩に助けてもらっていたのに、出来るようになったら出来ない人を責めてしまう、にも似た感じだと思います。
「あたしね、予習が好きなんだよ」
これまた別の先輩が話していた台詞です。
予習と聞くと学生時代の勉強を考えてしまうと気が乗らないんですが、
勉強以外、仕事でも遊びでも、何も予習をしないで次の日を迎えるよりも、予習をして準備を万全にしたときの方が楽しく過ごせる、という話。
仕事がつまらなくて仕事以外の時間が楽しいじゃ、長い人生つまらない、
人生を楽しむためには仕事の時間が楽しくなきゃいけない。その準備が必要。
深いなぁ、と思いました。
これは出来るだけ実践していこうと思いました。
「こういうのを個性ってんだよ」
1つの演目を覚えようとして、色んな人を見てるけど、人によって違うから迷走してる主人公に部長が言った台詞。
噺家ってほとんどの人が坊主頭で着物を着てるのに、同じ話をしても人によって全然雰囲気が変わるらしいです。
髪型とか服装を変えても個性とは呼ばない。
人と違うことをしようとしても、それはそれで難しく結局どこかで誰かがやってきたことになってしまう。
人と違うことをすることで磨かれるのではなく、あの人みたいになりたい、と真似しようとしても同じにはならない、そうして生まれる違いのことを個性的という。
美容師には大切な要素と思いました。
そういえば髪育の先生も「守破離」が大事だって言ってました。
はい、心得ておきます…m(_ _)m
「お前はさぁ、出会ったものでできてるんだよ」
これも部長。
たぶんここが本題。
人は生まれたときから見たものや聞いたもの、感じたものでマインドセットされる。
脳はその情報を頼りに「世界とは」「自分とは」を判断して、この世界で生きていくための判断をする。
でもそれだけでは世界は拡がらない。
もしそれが間違った情報だったら?
最初の「初めての人が~」でもあったように、勇気を出して一歩踏み込んで新しい世界を見ることで得られることが自分の世界も可能性も拡げられる。
これから出会う全てで未来は変わる。
行動していろんな世界を見てるやつの方が成長は早いとも言ってました。
僕自身、自分で興味を持ったものは、とことん調べるタイプです。自分でいうのもなんですがフットワークも軽い方です。
が、そこから新しいコミュニティに入っていくのは苦手なタイプです。
インプットはするけど、アウトプットが中途半端で自己満足で終わってしまう…
アウトプットの方が大事なのはわかっているのに、なかなか出来ないんですよねぇ…
毎月分必ず○冊読む、みたいには決めずに、読みたい本があったら読むみたいなユルい感じで読書してます。ストーリー仕立てのビジネス書でおすすめのものがあれば教えていただきたいです。
今月は読みたい本が多く、新しく学んでいる髪育のコンテンツも楽しくて、仕事のことでも遊びのことでも新しい情報や知識が増えると、より毎日が楽しくてワクワクします。
髪育の方も講座自体はまだ完結してませんが、お伝えできる部分はお伝えしますので、
・ボリュームが出にくくなってきた
・抜け毛が気になる
等のお悩みがある方、ぜひご相談ください。
皆様のご来店お待ちしております…m(_ _)m
https://lin.ee/RgsEbX5
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