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どんな母親でいたいか考えてみたら、理想の母親像は義母だと知った

息子が1歳の誕生日を迎えた先月のこと。
友達から「第二の誕生日おめでとう」と言われてハッとした。
“母“という、第二の人生が始まった日。
あれから1年。

振り返ると本当に一瞬なんですね、1年というのは。
出産した時の高揚感というか興奮は、昨日のことのように思い出せる。
だけど、退院してからの育児の日々は感動と悩みと試行錯誤のかたまりみたいなもので。
目まぐるしくて、あんまり覚えていないなあ。

ほんと、第二の人生とはよく言ったもので、180度ガラリと変わった。
気分転換に1人で出かけても、子どものことは頭からかたときも離れない。
夫に、「たまにはゆっくりしてきていいよ」と言ってもらったのに、「あ、そろそろ昼寝から起きるかな」なんて考えてソワソワして早めに切り上げちゃったり。そんな体質になってしまった。

母というものはそういう生きものなんですね。


さて、ここから本題。
母親業1年を経て、きちんと考えてみようと思う。
「どんな母親でいたいか?」を。

私の項目は2つ。(ホントは、挙げればもっとたくさん。泉のように湧き出してくる・・・)


子どもと一緒に全力で楽しめる人


遊びも昼寝もご飯も散歩も、「今」に集中して楽しむこと。実は義母がまさにこれなんです。例えば夕飯の支度をしているところに孫が「遊んで〜」とやってくると、料理をしていたことを忘れるほど遊びに集中するんです。孫と遊んでいると仕事が進まないなぁ〜と幸せそうに笑いながら。
歌うときは、汗をかく位に腕や足を動かしてオリジナルの振り付けも欠かさない。孫を笑わせる変顔のレベルは家族の中でダントツトップ。とにかく全力。
それがすごくかっこいいなぁと思うんですよね。そんな義母の姿を見て、あぁ、だから息子たちはこんなにも愛情溢れる子に育ったんだなぁとすごく思います。

そしてこれは自分への戒めも込めていて。育休を終えて仕事が始まれば、私の性格上、考えることやタスクに追われて頭半分になっちゃうと思う。だけど、遊ぶときは遊ぶ!寝るときは寝る!みたいに、切り替え上手で、義母のように「今を楽しむ」プロを目指したいって思う。


愛情たっぷりご飯を惜しみなく


実はこれも、義母を見ていて思うことなんです。義母の料理を食べると、不思議と幸せな気持ちになる。「愛は食卓にある」というキューピーのキャッチコピーがあるけれど、義母の料理を食べるようになってから、それを心の底から実感した。豪華なご飯というわけではなく、普通の家庭の料理。素朴で、家庭の味というか、安心するおいしさがある。
毎日、いつだって、お腹が空けば、愛情をかけたご飯をたべさせてくれる。母の料理をたらふく食べて、私たちは生きる力をチャージする。当たり前のようだけど、当たり前じゃない。本当にありがたいこと。母の作る食事って愛情と安心を得られるもの。これってすごく幸せなことですよね。ここから家族の愛も深まると思う。
料理は作るよりも食べる方が好きな私は、義母のようになるにはほど遠いけど、そうなりたいと思う。


という感じで、どんな母親でいたいか?考えてみると、義母の背中に憧れている自分がいることに気付いた。それがなんだか嬉しい。

そして、息子が2歳を迎える1年後の今頃、もう一度同じ質問を自分に問いかけてみようと思う。

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