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心理的安全性の本来の意味は、「学習ゾーン」を育むこと!

最近、心理的安全性という言葉が、広く使われるようになりました。

しかし、この言葉、正確に理解されて使われてはいないように私は感じています。

今日は、職場リーダーの皆さんへ、心理的安全性の重要性についてお伝えします。


心理的安全性とは、いわゆる仲の良い職場、居心地の良い快適な職場、上司が優しい職場と誤解されているように思います。

しかし、大切なのは、快適ゾーンとしての面だけではなく、業績や生産性も上がる組織になることだと思います。

そして職場全体が、チャレンジを通して「学習するゾーン」になることが重要だと思います。


失敗を恐れずに、学び挑戦できる職場の状態

具体的な事例を交えながら、誤解のないようにお伝えします。

心理的安全性とは、メンバーが「ぶっちゃけ話ができ」自由に意見を出し合い、失敗を恐れずに、学び挑戦できる状態のことです。

これは、成長とイノベーションを促進し、組織の業績を向上させるために不可欠です。

例えば、チームのミーティングでの一場面を考えましょう。

メンバーが自分の意見を出すことをためらっている姿があります。

これは、上司に「面倒な人間だ」思われたり、メンバーから「ピクニックを台無しにする嫌な奴」と思われたくない、

といった対人関係のリスク・不安が存在することで、心理的安全性が低い状態を示しています。

メンバーは自分の考えや意見を述べることを恐れており、結果としてアイデアや才能が閉ざされてしまい、学習の機会が失われています。

では、どうすれば心理的安全性を高めることができるのでしょうか?

コントロールでは人は成長しない!

まず、信頼関係を築くことが重要です。

メンバー同士やチームリーダーとの信頼関係があれば、自由に意見を出し合うことができます。つまり話しやすい職場作りです。

そして、もう一つ大切な事は、「フィードバックの文化」を醸成することです。

メンバーが耳に痛い事でも、建設的なフィードバックを提供し、受け入れることで、個人の成長とチームのパフォーマンスを向上させることができます。

さらに、失敗を許容する文化「責めない文化」を築くことも重要です。

チームメンバーが上司やメンバーの評価や、顔色を気にすることなく、つまり失敗を恐れずに新たなアイデアや手法に挑戦することができれば、組織は成長し続けることができます。

その意味では、結果至上主義のリーダーシップよりも、プロセスをしっかり評価するリーダーシップが大切です。

また、積極的なコミュニケーションを促進することも心理的安全性を高める一つの方法です。

上司の聴く力を高め、1on1などの、定期的なミーティングや面談の場を設け、経験から学ぶために、メンバーが意見や質問を自由に述べられる環境を作りましょう。


信頼関係の構築や建設的なフィードバックの文化の育成、失敗を許容する風土づくり、そして、

積極的なコミュニケーションの促進など、これらの要素を取り入れることで心理的安全性を高めることができます。

心理的安全性が高まれば、メンバーは自身のアイデアや才能を開花させ、組織全体の成長やイノベーションを実現できるでしょう。

あなたも、リーダーとして、心理的安全性を重視し、あなたの職場を「学習ゾーン」に育む努力を重ねてゆきましょう。

それによって、チームのパフォーマンスと創造性を引き出し、組織の業績を飛躍的に向上させることが可能です。

コントロールでは人は成長しません。

結論として、居心地の良い、快適ゾーンや、仲の良さも大切ですが、

心理的安全性を含む学習と成長の文化を醸成することで、真の心理的安全性を通して、チームの力を最強にできるのだと思います。


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