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〜東洋人街リベルダージ〜【南米周遊期no.4】

 お久しぶりです。無事に携帯を安く購入できてパソコンも回収できたので今月から再び記事を書かせていただきます。よろしくお願いします!!
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 ブラジルがワールドカップに想定していたより早く負けたことで僕の旅の計画も大幅に変わった。ベスト4、決勝に間に合うようにリオに移動しようとしていたのだが、ブラジルが負けた今その必要性が無いと感じてサンパウロにもう少し長く滞在しようと決めたのだ。
 ブラジル人は代表の試合があるときは、店を閉めたり会社を抜け出してまで熱中するため、今回の敗戦を受けてしばらくは街はどんよりと落ち込むのでは無いかと思っていたが想像とは違う景色が広がっていた。意外と国民は切り替えが早くてやけ酒をしているようなおじさんはいなかった笑。いつも通りに昼から酒を飲んでいるおじさんもいるし、街は騒がしくて電車はとても混んでいた。本当にいつ働いてるんだろあの人。タバコ分けてくれってめっちゃ言ってくるけど笑。
 敗戦に落ち込んでいた僕もその空気に乗じて気持ちを入れ替えてサンパウロ市内を観光しようと決めた。久しぶりに日本食が食べたくなった僕が決めた行く先はリベルダージ。東洋人街だ。ブラジルは日系人が多くてとても有名な国でその多くの日系人はリベルダージという街に住んでいた。今は他の地域に流れたり他のアジア人が多く暮らしているが。メトロを乗り継いでリベルダージへ向かう。

サンパウロのメトロ

 サンパウロはメトロがとても発達していて値段も4.4R$(レアル:日本円で116円)ととても安い。さらに、日本とは違いどこまで行っても、同じ系列のメトロなら乗り換えたとしても4.4R$なのだ。バスも同じ値段でさらに乗り継いだら次は半額2.2R$になる。またとても国民思いで選挙の際には貧しい人でも選挙に行けるようにするためにバスは無料になる。投票をしないと色々権利がなくなるというのも関係しているがみんなのためのバスとメトロだ。また、公共交通機関の値段を通してその国の所得状況がなんとなくわかるようになった。
 メトロの中はなかなかのカオスで物乞いをする人や歌や楽器を演奏したり、日用品を営業してお金を稼ぐ人が各車両に一組はいた。騒がしかったが僕はこの騒がしさは好きだった。

 メトロを乗り継いで東洋人街についた。とても驚く景色が広がっていた。
 なんと駅にJapão-liberdadeと書いてあるのだ。日本の裏のブラジルにこんな日本の名前がついた駅があるとは思っていなかった。街を歩いても鳥居はあるし歩いている人も僕と同じ系統の顔の人が多くてどこか懐かしかった。といっても彼らがしゃべる言語はポルトガル語だから何を言ってるかはわからない笑

  事前に調べていたラーメン屋に向かって歩いている途中にこんなグラフィックを見つけた。

リベルダージに描かれたグラフィック

 赤子を抱えている女性の頭の上に日の丸。そして服装もどこか東洋の香りを感じて思わず携帯を手に取って写真を撮った。それにしてもブラジルのグラフィックアートは半端ない。

 ラーメン屋についた。店の名前は一幸舎。店の看板も漢字で書かれてた。日本すぎる。店内に入ると

「いっらしゃいませー」

 明らかにブラジル人に見える人がカタコトで挨拶をしてくれる。どうやらオーナーが日本人みたいだった。僕は普通のラーメンと餃子を頼んだ。ホールで働くブラジル人が伝票を手にラーメンと餃子と言っている姿はどうも面白かった。

ラーメン

 久しぶりのラーメンはめちゃくちゃ美味しかった。少し値段が高いと感じたが関係ない。ブラジルで日本食を食べられる感動はとんでもなかった笑。
 ラーメンを食べ終わった僕はリベルダージの街を散策した。寿司屋など日本料理屋が多く、日系人も多くいる一方で普通に流暢な日本語も聞こえてきた。びっくりした。話しかけてみるとブラジルに駐在されている方で昼休憩にコーヒーを買いにきているみたいだった。日本の真裏で見知らぬ人と日本語を話している感覚はとても不思議だった。ブラジル駐在員や日系ブラジル人、そしてブラジルでビジネスを展開する日本人と多くの日本の空気がここリベルダージに存在していた。 

 東洋人街リベルダージ。あまりにも日本を感じることができてブラジルに来ているという感覚を失いそうになった日だった。

ライトもなんか日本味を感じる

旅は続く、、、、

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