もし『ゴールデンカムイ』が2000年代前半に実写化されていたら|Critique
映画『ゴールデンカムイ』が好評のようだね。
「玉木宏(鶴見役)がコワすぎる」とか、「山田杏奈さん(アシㇼパ役)はびっくりするほどハマった」とか、「矢本悠馬(白石役)が秀逸」とかの肯定的な声が聞こえてくる。
テンポのいい脚本やアクションシーンの迫力ある演出も評価されてるけど、なにより漫画やアニメの実写化のとき、試金石となるキャスティングがうまくいったんだろうね。
ただ、主役だけは別。
正直、不死身の杉元役が山崎賢人って聞いて、「またぁ⤵」ってつぶやいた人は多いと思うんだ。
そもそも強そうじゃないしね。
そこでだ、「もし2000年代前半にこの映画が実写化されていたら、キャストはどうなっていたか」について想像を膨らませてみたい。
そう、前述のように主役の配役を変えたかったからなんだ。
だから主役を先に決めておくと、もっともボクのイメージに近くて集客力も申し分ない杉元佐一は長瀬智也になる。
そうすると、長瀬が20代半ば頃は、出世作の『池袋ウエストゲートパーク』のあとだから2000年代の前半となり、彼の年齢を基準にキャスティングしてみたというわけ。
いちおう今の配役と対比させているのと、映画では省略されている登場人物(好きなキャラの一部だけね)を復活させているよ。
【杉元一派】
杉元佐一:山崎賢人 →長瀬智也
アシㇼパ:山田杏奈 →井上真央
白石由竹:矢本悠馬 →荒川良々
谷垣源次郎:大谷亮平 →浅野忠信
キロランケ:ー →北村一輝
【第七師団】
鶴見中尉:玉木宏 →渡部篤郎
月島軍曹:工藤阿須加 →加瀬亮
宇佐美時重:ー →窪塚洋介
二階堂兄弟:柳俊太郎 →高橋一生
鯉登音之進:ー →森田剛
【他の勢力】
尾形百之助:眞栄田郷敦 →伊勢谷友介
土方歳三:舘ひろし →緒形拳
二瓶鉄造:ー →千葉真一か古谷一行
【アイヌ勢】
フチ:大方斐紗子 →樹木希林か市原悦子
チカパシ:ー →須賀健太
インカㇻマッ:ー →黒谷友香
のっぺらぼう:井浦新 →松村雄基
この時代のアシㇼパさんと言ったら、子役から脱皮中の井上真央でしょう。クォーターっぽさは全くないが、いい感じに背が低く、目が大きいところは縄文人に見えなくもない。
脱獄王・白石役は荒川良々。色白で体が柔らかそうなところを評価。台詞回しは不安。でも逆に”良々ワールド”に白石を引きずり込みそう。
谷垣やキロランケは原作の顔が濃ゆいのに合わせたキャスティング。谷垣は坂口憲二という選択肢もあったけど、あまりIWGPとカブるのはどうもなあ、と思ったので(すでに重複超過だし)。
物語のラスボス的立ち位置の鶴見中尉は、杉元より10歳ほど年上を、という観点から人選。渡部篤郎のクセつよ演技に期待する。「来いよ~」。
月島軍曹は加瀬亮の生真面目っぽい感を、宇佐美は窪塚洋介のイッちゃってる〜感を、双子の二階堂兄弟は高橋一生のおだやかな狂気感を、思う存分発揮してもらいましょう。
鯉登少尉(色黒)は、家柄で昇進したのであって年齢は杉元よりチョイ下あたりと査定した。ジャニーズの同年代ライバル・森田剛(色黒)を推す。
尾形も重要なキャラだ。心から人を信頼できず、裏切りを重ねる。伊勢谷友介にはそれができる。ナチュラルにね。
土方歳三=緒形拳は最初から決めてました。
連載初期にストーリーの方向性を導く二瓶鉄造役、全国のおばあちゃんっ子にはたまらないフチ役は、年齢的に候補はたくさんいたが、千葉真一か古谷一行、樹木希林か市原悦子のどちらも二択。谷垣役の浅野忠信との相性も考えた。
チカパシは飛ばして、インカㇻマッは杉元たちより年上だと考え、これまた縄文顔の黒谷友香にお願い。
のっぺらぼう=アシㇼパの父のウイルクは、ポーランド系ハーフの人選は難しかったので、ソース顔の松村雄基で勘弁してください。
あ、まだ映画見てません😅(やっぱりコミック派)
*写真は主に「日本タレント名鑑」から。写真から若い頃を想像してね。
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