歌詞のあれこれ298 すぐキモ

すぐ　君は　『キモ』と言う
僕もすかさず　『キモいね』と返す
今は　いいんだ　2人の共通用語 だから

気持ち悪いとキモは　全然違う
本当にやばい時に『気持ち悪い』と吐き捨て
冗談で言う時に『キモ』を吐く

真剣なようで真剣じゃない
だけど　真剣に考えている

それが言葉から溢れている
遠く離れた世代にはわからない
ムーブでブームな今の若さ

すぐ　君は　僕の話に『キモ』と返す
僕は抵抗感がないまま　『キモいよね』と伝える
今は　いいんだ　親に聞かせたら
矯正される 言葉遣いを

すかさず　『キモ』が出る
必ずきっと　『キモ』が先走る
だけど　悪意はない　善意もない
平然と使っている　
なにも考えていない　むしろ考えない

親身な友情を育んでいる
だけどお病みな友情は大っ嫌いな性質

それが言動から溢れている
爺さん婆さんには　拒絶される
ムーブなブームな今の時代

真っ向から　『キモ』と言うけど
陰から　『気持ち悪い』とは言わない
陰口は嫌だから　好きだけど
病んでくるから　離している
そんなバランスが　1番好き

すぐに　『キモ』　と君は言うけど
僕には　愛の籠った返事と捉える

わからない　知らない　理解できない　でも
共通できる　言葉があるだけで
気持ちがいい　その世代にとっては