歌詞のあれこれ549 したうち挽歌

目の前でしていたら
嫌われるから
心の中で　舌打ちをうつ

流れる　音　きれる　音　湿った　音

それが合わさって　舌打ちが生まれる
今はしてない　今はしてない
心の中だけで　しているから

日常的に　していたら　嫌われる
常日頃　　シテいたら　やっかまれる

人間の癖だけど　癖にしたら
酷すぎ　結末が待っている
いらないくせに　なんでか　持っている

家に帰ったら　出てしまう
不意に　スマホに向かい
不意打ちで　テレビに対して

こんなくせで　ごめんと　謝る
相手は　いるだろうか？
こんなクセェのに　謝罪の言葉は
誰に向けて　言えばいいのか？

とりあえず　真空間に　舌打ちをうつ
跳ね返って　私に　飛んだ
ノーダメージ　だけど
今　今　今　傷ついている

嫌いな相手にしてしまう可能性が
好きな相手にも出てしまう失望性が

舌打ちの音は　甲高い
舌打ちの音色は　記憶に残る

日常的に　常日頃
些細なことで
ふとしたきっかけで
いや　普通のことでも
出してしまうかも

それをグッと我慢している
今日この頃
今さっきも　我慢している

こんなこと　ありえないけど
ありえてしまう
そんなことと　呆れてしまうけど
飽き飽きしているのは　自分

とりあえず　心の中だけで　シテみる
心が　パニックになってしまう
解放するにしても
入り口がないから
どうしようもない　どうしてもない

舌打ちしか得意なことがない
舌打ちしか特技がない

こんなんだけど　やっている
褒めて欲しいけど
怒られると　舌打ちがでそうになる

その癖は　やめておこう　絶対的に

やり直して　うたないようにしよう
絶対に　絶対

どんな場所でも　どんな場合でも