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ブランドの強みを最大化する方法 (序章)

西遊記って話しがありましたが、孫悟空がお釈迦様の手のひらから出たつもりがでれなかったお話でした。たしか。
悟空の視点の狭さはいわば「私たちの視点」でもあり、お釈迦様の手のひらのサイズはいわば世界で起こっている「変化」に置き換えられると思うんです。
なにが言いたいかというと、「世界を知らないと」ってことです。

自社の強みが何かを知ることは大切というお話を続けてきましたが、今日からは、ブランディングおける強みの最大化をはかるために、具体的な施策やそのプロセスでの考え方を話していきます。

分析をした。自社や自分の強みがわかった。ではつぎはどうすればいいのか? の部分です。


強みの源泉を知る。 ←前回のシリーズで話してきたのはこれです。

強みの外を知る。
 ←これを話していきます。

強みを表現して、伝える。 ←これを話していきます。



いままでは、社内の「内側を知る」ことを話してきましたが、今後は
自社の強みを外から眺めて(リサーチ)、市場で光るための価値を設定して(コンセプト)、プロダクトアイデアをつくり(デザイン)、コミュニケーションアイデアを練り出して伝える(広報)。



自分を知り、世界を知る。

どちらも同じくらい大切ですね。
ブランディングっていわば、この2柱間の往復行為のことをなのではと思っています。


まあそんな感じで、次回から4〜5回分の章立てに分けて話す予定です。


[強みの外を知る] リサーチ編


マクロ経済、市場、競合他社、顧客から自社の強みをかえりみる。


[課題]
◯ 強みに独自性はあるか
◯ 強みにニーズはあるか
◯ 強みに将来性を見込めるか


[強みに命を与える] コンセプト編


ブランドアイデンティティ(BI)を開発する。


[課題]
◯ 強みに独自性とニーズはあるか
◯ 強みが反映されたアイデンティティか
◯ 強みは簡単にイメージ喚起できるか


[強みを表現する] デザイン編


コーポレートアイデンティティ(CI)、
ヴィジュアルアイデンティティ(VI)を開発する。


[課題]
◯ 強みを言葉という意味と音に還元できるか
◯ 強みを形にできるか
◯ 形(デザイン)や音(言葉)に独自性はあるか(差別化視点)


[強みを伝える] PR編


ブランド事業を伝える。


[課題]
◯ 強みを記憶してもらえるか(認知過程)
◯ 強みは購買行動を喚起できるか(購買前の過程)
◯ 強みは口コミを喚起できるか(購買後の過程)


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