桜杏

波瀾万丈って一言で言い表せないほど、色んな経験をします。 過去の自分を振り返って、毎日…

桜杏

波瀾万丈って一言で言い表せないほど、色んな経験をします。 過去の自分を振り返って、毎日、少しずつ書いていくので、フォローよろしくお願いします🥺

最近の記事

店舗の閉店

大吾の店舗は家賃が7.80万円近くした。人件費などの運転資金は、月2.300万円かかっていた。 遊戯王カードが主な稼ぎ頭だったが、ゲームのルール改定に伴い下火になっていった。 ポケモンカードや、ドラゴンボールカードなど、様々なカードゲームはあったが、丁度衰退期だったので、店舗に来るお客さんが減っていた。 当時の主な収入源はインターネットショップ収入だったので、家賃、人件費の削減の為に店舗を閉店することになった。 それに伴い新しい事務所を家の近くに借りた。 その頃の会社に

    • 知らない間に

      6月になると、前年度の収入に合わせて、税金の請求がやってくる。私のような勤め人であれば、給料天引きでルーチンワーク的な感じだが、個人事業主ともなれば、それをちゃんと見越した上で、資金繰りをしなければならない。 それを、大吾が出来ない。もちろん、税理士が管理はしていてが、その税理士も、適当な大吾に合わせて適当な資金管理をしていた。前年度、大吾の月収が200万円だった時は、年収で行くと2400万円、その次の年に、売り上げが少し下がっただけで、税金を払うだけで、全く売り上げが残ら

      • はじめての一人旅

        娘が中3の時、一週間のバレエの夏期講習を受けるために、東京にはじめての一人旅をした。 一人旅といっても、東京では姉がめちゃくちゃ手厚くお世話してくれてる予定ではあったが、1人で飛行機に乗って移動するのははじめてだった。 3歳くらいの頃、ばあばの家にたまりに行った時も 夜、お家に帰るといって迎えに来させた娘が、一人旅をするまで成長したかと思うと感慨深かった。 姉の家は、横浜で、講習があるのは目白、毎朝横浜からラッシュの電車に乗って目白までバレエのレッスンのために通う毎日が続い

        • フランス人一家

          大吾のおばさんは、フランス人と国際結婚して一人娘を産みフランスで暮らしている。旦那さんがパイロットをしていて無料で日本に来れるという事もあり、度々長期休みを取って日本にきていた。その時に従兄弟同士集まっていたらしい。 大人になってからは、中々時間が合わず、疎遠になっていたが、お互い子供も出来た事もあり、久しぶりに田舎まで会いに行っていた。丁度私が仕事だったので、大吾と子供3人とで親戚の家に行って、数年ぶりの対面を果たし、子供同士も、言葉が通じないながらも、コミュニケーション

        店舗の閉店

          メッセージ

          謝恩会の二次会の次の日が、5人最後の海外旅行のグアムに飛び立つ日だった。 二次会で、久しぶりに、イケメンにときめいて、いい気分にになったのも束の間、ほろ酔い気分で5人分の海外旅行の荷造りをして、コンドミニアムで作る食材な調達をしたり慌ただしく過ごし、時間通り空港について、ホッとして待合室で携帯を覗くと、Facebookにメッセージが来ていた。 見ると、イケメンからだった。昨日は楽しかったですね。グアム旅行楽しんで下さい。的な、他愛のないメッセージだった。 それから、旅行

          メッセージ

          入学式

          双子が中学生になるのと同時に、娘が高校生になる年は、卒業式も入学式もそれぞれの日程であって大変だった。 次男と娘の入学式が同日にあった。娘には、すごく申し訳ないことをしたけれど、息子の入学式を優先することにした。 娘の入学式は午前中、次男の入学式は、正午からだったので、娘と、次男に制服を着せて、娘の学校の入学式が始まる前に、校門や学校の中で、娘の記念写真を撮った。 その足で、息子を連れて、片道1時間かかる中学校まで急いで向かった。入学式には大吾も来た。 あまり感情を表に

          入学式

          謝恩会の二次会

          謝恩会の二次会は、オープンカフェのテラス席を貸し切って行われた。 しっかりとというか、流れ的にイケメンの横をキープし、他の顔見知りのお母さん達と、他愛のない話をして、盛り上がっていた。 二次会に来たメンバーのお母さんは起業してバリバリ仕事をしている人が多く、カフェ経営者のイケメンとも、経営についての話をしていて、雇われ看護師の私には、肩身が狭かったが、コミュ力を発揮して、会話の輪の中には、しっかりと入っていった。 カフェ経営のイケメンは、私が何気に1人ランチをするカフェも

          謝恩会の二次会

          卒業式&謝恩会

          次男の公立小学校の卒業式があった。 受験に合格し、少し距離の離れた進学校に入学が決まっているので、校区の子とは、離れ離れになってしまうので、みんなで過ごす最後の日となった。 卒業証書授与式では、息子は友達とつるんで遊ぶことが大好きだったので、幼馴染や、小さい頃からうちに遊びに来ていた子が、次々と卒業証書をもらう姿を見て微笑ましく感じた。 式が終わり、担任の先生との最後のホームルーム、そこで親へのサプライズの手紙を読んで渡す時間があった。 他の子がニコニコしながら渡している

          卒業式&謝恩会

          5人最後の家族旅行 終焉

          トラブルもありつつ、グアム旅行を終えようとしていた。 旅先でも。心のどこかで、会社のことの今後のことを考え、機嫌が良いタイミングで、大吾とお金のことを話した。 海外旅行のいいところは、テレビを見ていても、言葉がわからないのでつけているだけ、子供の寝静まった夜に、時間を持て余すので夫婦な会話ができることだ。 普段の生活でどことなく逃げている話題も、他に逃げ場のない海外旅行だからできると思い、大吾と向き合った。 会社が順調に行っていた時に、貯金をしていた分が、底をついてきて

          5人最後の家族旅行 終焉

          5人最後の家族旅行 その3

          そんな感じで始まったグアム旅行。 気持ちが不安定でも、空港に行くと気分は高鳴る。 ホテルは、繁華街から離れていたが、ゴルフ場が併設された滞在型のコンドミニアムだった。 不便さを我慢したら、食事も自分たちで作れるし、子供連れにとっては、いいホテルだった。 グアムに着いて早速繁華街に行く。 もう何年前だろうか?娘と初めての海外旅行の後、グアムで日本人の殺傷事件があった。 ついその事を思い出して、少し怖くなった。 災害もそうだが、当たり前の日常が、一瞬にして失われる時がある。それ

          5人最後の家族旅行 その3

          5人最後の海外旅行 その2

          グアム行きが決まって、ツアーを申し込んだ。 大吾の店の業績が悪化したので、大吾には頼れない。丁度その頃、もう一つの所有していたマンションを賃貸に出していたが、地価高騰に伴って、購入時よりマンションの価値が上がっていた。マンションを売却に出すとすぐに買い手が見つかった。 その売却金は、マンション名義人である私に入ってきた。これが、のちに争いの争点になる。 そのお金が入ってきたので、グアム旅行な資金もそこから出した。 小学6年生双子と、中学3年生の娘の海外の目的は、インスタ映

          5人最後の海外旅行 その2

          5人最後の海外旅行 その1

          双子の進学が決まり、旅行に行くことになった。 その頃大吾のお店の売り上げは右肩下がり、行くか行かないか迷ったが、長女の受験のお祝いにハワイに行ってた。その時は一番絶好調の時で、今は名前が変わったが、トランプ大統領の経営するコンドミニアムに宿泊した。 ことあるごとに、お祝いだからと贅沢三昧した印象が強かったのか、次男からは、「お祝いは、ハワイ行くの」と言われていた。国内旅行にしようものなら、文句を言われそうだったので、グアムに行くことにした。 息子には、経済的と言うよりは、

          5人最後の海外旅行 その1

          ご近所トラブル パート4

          次男の受験が終わって、長男の支援学校の中学校の進学も決まって、二人の制服を作った。 二人とも最近に珍しく学ランだった。 二人は身長は同じくらいだったが、次男が痩せていたし、天パとストレート、顔も二重と一重全然違って、絶対双子とは誰も思わなかった。 長男は、その頃から特に洋服に関して過敏で、着る物にもこだわりがあった。Tシャツだったら後ろのタグを切ってあげないと着ないし、ズボンはスポーツブランドの柔らか素材の物しか着なかった。 制服の採寸の時も、初めての学ランの着心地の悪

          ご近所トラブル パート4

          本屋さん

          長男は、iPad、iPhoneも巧みにあやっていたが、絵本が大好きだった。 休みのたびに、「今日は本屋さん」と言って、本屋さんに連れて行けアピールをしていた。 モールに行くと、わざとの様に、私の隙を狙って居なくなる。わかっているけど姿が見えなくなると焦ってしまう。走って走って本屋の絵本コーナーに行くと、長男がいる。 ほっと胸を撫で下ろす。ずーっと前に一回行ったことがある本屋さんの場所もすぐに覚えてしまう。方向感覚と記憶力は優れているのかもしれない。 本屋に行くと絵本選び

          本屋さん

          中学受験 終焉

          大雪が降って来て、バス停には長蛇の列、息子にどうしようかというと、歩いて帰ると言った。 降り頻る雪の中2人で傘をさして駅を目指した。 息子の声は高揚していた。 国語は簡単だった。算数は、ワンチャンいける。社会、理科は6割ギリいけてると思う。 中学受験とはいえ、超難関校ともなれば、私がもし問題を見たとしても自信を持って答えれる訳もなく、とりあえず、寒い中駅の近くの、モスバーガーに入った。 お昼のお弁当も用意していたけれど、あまり食べれなかったみたいで、ハンバーガーを食べなが

          中学受験 終焉

          中学受験 パート3

          1月後半の土曜日、天気予報は雪だった。 学校は、特急電車で30分、そこからバス15分ほどのところにあった。 雪の予報を受けて、前日ホテルに泊まっても良かったが、全国から受験生がやってくるため、近隣のホテルは満室だった。 夜、空の様子を伺いながら、ほとんど眠れない中、始発で学校に向かうことにした。教室は暖房は付いているとは思うが、学校に行く道中絶対に寒いだろうと思い、防寒対策をしっかりさせて、2人で特急が停車する駅まで向かった。 数年前に積雪で歩いて学校まで向かうというこ

          中学受験 パート3