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卒業式&謝恩会

次男の公立小学校の卒業式があった。
受験に合格し、少し距離の離れた進学校に入学が決まっているので、校区の子とは、離れ離れになってしまうので、みんなで過ごす最後の日となった。

卒業証書授与式では、息子は友達とつるんで遊ぶことが大好きだったので、幼馴染や、小さい頃からうちに遊びに来ていた子が、次々と卒業証書をもらう姿を見て微笑ましく感じた。

式が終わり、担任の先生との最後のホームルーム、そこで親へのサプライズの手紙を読んで渡す時間があった。
他の子がニコニコしながら渡しているのに、息子は私に近寄ってきただけで、うるうるして、最初の一行も読めなくなってしまった。それだけで私も涙腺崩壊しそうだったので、もう読まなくていいよと言って手紙を受け取った。2人で目を真っ赤にしている写真は、今でも宝物だ。

学校での儀式が終わり、夕方からの謝恩会に向かった。
次男の学年は、起業してるキャリアウーマンママが多く、おしゃれな結婚式場を借り切っての謝恩会だった。
長女の時は公民館であったので、雲泥の差だった。

場所もおしゃれなので、私も息子もおしゃれをして出掛けた。2人でおしゃれして出かけるのもまた楽しかった。子供達は子供達同士、大人は立食での各々歓談していた。その中に、あの人がいた。

運動会など、行事ごとで子供を見にきている父兄と顔見知りではあったが。その中の1人のお父さんの事が、何年も前からから気になっていた。
そのお父さんはイケメンで、身長が高く、センター分けのロン毛でシンプルな服装をしていた。
イケメン好きからしたら気になる存在だったが、横にいるお母さんは、老け顔で地味な人だった。
このギャップが、これまた興味を誘っていた。

何年かして、その夫婦がカフェを経営していることがわかって、奥さんが年上女房ということまでは情報を仕入れていた。そして、息子の友達ということもわかったいた。

自然にすこーしずつ近づいていった。そして、偶然を装って、「〜君のお父さんですよね。〜の母です。いつも仲良くして頂いてありがとうございます。」とお決まりの挨拶をした。そのお父さんは穏やかに笑顔で挨拶を返してくれた。やっぱり、イケメンやわーと思いつつ、それ以上話題がなかったので、その場を離れ、また他の父兄に挨拶回りをした。

すると今度は、私が1人でいる時に、イケメンお父さんから声をかけられた。たわいのない話だったが、久々に殿方に声をかけられて、しかも気になっていたイケメンと話ができて嬉しかった。始まる前と、終わる頃のテンションの上がり具合、単純だなと思った。

私も、まんざらでもないんかな〜とご機嫌のうちに、会が終わった。おっといけない、母に戻らねばと、息子と数人の子達が帰ったいる後ろについて歩いていた。10人ほどの子供の集団と、保護者の集団に分かれて歩いていると、あのイケメンお父さんが横に来て話かけてきた。

私たちが話している間に、段取りがいいお母さんが、二次会の場所を決めてくれた。

卒業式ではうるうるして、2人で感動したのに、二次会では、では、みんな親の方を見向きもせずに子供同士楽しんでいた。こうやって親離れ子離れしていくのだろう。

二次会に続く

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