雨の日

当たり前の事ばかり書いているかも知れないし、意味不明なこともあるかも知れない。 それで…

雨の日

当たり前の事ばかり書いているかも知れないし、意味不明なこともあるかも知れない。 それでも一応表明しておかないと無いことにされるから。 ここに書いても無い事になるのかも知れないけど、ゼロよりいいと思うから。

マガジン

  • 逆から揚力発生原理

    飛行機が飛ぶのはどうしてなのか。飛ぶための力である揚力がどうやって発生するのかをまとめました。ベルヌーイの法則ではないですよ。

最近の記事

「人財」って失礼では……

 「人材」を「人財」と書くのが流行った事があった。今はどうだか知らない。良い意味で言っているつもりなのだと思うが、私はずっと違和感があった。  「材」であれば素材や材料の事だから、単に元となる要素のこと。会社員は組織の構成員なのだから、その通りだ。しかし、「財」では財産、資産のことだから、所有物なのだ。「宝」という言い方をする人もいるようだが、頭に「会社の」と付くのだから、やっぱり所有物だ。  社員や従業員は企業の所有物だろうか。  私は、この言い回しが好きではない。

    • 世間ズレは世間からズレているのではない。

      「世間ズレ」は漢字で書くと、「世間擦れ」になる。  世間一般の感覚からズレているのではなく、世間に擦れている(世間を上手く渡っていく悪賢さがある)という意味なので、「世間ずれしている人」は、箱入りのお嬢様育ちではなく、むしろ世間に揉まれたド庶民派のこと。  なのですが、  最近は、前者の、世間とは感覚がちょっと違っているという意味で使う人がいるようで、混乱することがある。  出版物では、意図的にそうする場合を除いて、「世間ズレ」とカタカナで書かれることはないと思う。ネ

      • 墨佳遼さん

         壮大な背景と設定と人格を緻密に作り込んで、その最期までを容赦なく描ききるところが凄まじいと思う。見てきたかのように生々しく、ひとつひとつの命の有り様と行く末が、同じキャラクターのパロでさえ全く違う。共通点は、ただ、懸命に生きていること。  その上、信じられない密度の命の物語を次から次へと展開しているのに、出力形式が漫画!  量と質が高すぎる。本当に好きなんだということが、ものすごく伝わってくる。ただ、生きることの際を見つめ続けているようで、危うさを感じることもある。生の際

        • 折角リニアを作るなら

           貨物専用の完全自動運転車にすればいいのに。  線路を新しく作るわけだし、そのほとんどがトンネルの中らしいし、わざわざ人間乗せなくても。  人間が乗らなければ急加速急減速もできる。間隔も詰められる。ついでに荷物の積み降ろしも空港にあるような仕分けシステムを使えば更にスムーズ。今より更に往復時間を短縮できるのでは。  専用路線、最大限に活かせばいいのに。  開発期間は延びても、有用性が高くなるならそのほうがいいと思う。

        「人財」って失礼では……

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        • 逆から揚力発生原理
          6本

        記事

          ハラスメント、あれもこれも。

           最近は実に様々なハラスメントがある。その量の膨大さに、面倒臭いという感想を抱く人もいる。  確かに、「~ハラスメント」という形で列挙していくと膨大な量になるけれど、全ては結局一言に集約できる。  人の嫌がること。  聞いたことがある言い回しだ。  そう。人間として基本も基本のルールを語るときに使われる。  人の嫌がることをしてはいけない。  この基本ができていないことが、問題になっている。  しかし、やり玉に挙げられている人達は、今までは許されていたのにどうして最近

          ハラスメント、あれもこれも。

          家事をさせない残酷

           大学の同級生が、弟に家事をさせない母親のやり方が嫌いだと話していた。自分は家事を担わなければ罵られる一方で、弟は自分では何もできないくせに命じる側に回ることが許されている。なぜなら、姉である自分は女で、弟は男だから。納得がいかない、と憤っていた。  日本人男性の家事負担率は非常に低い。おそらく、やらないのではない。  できないのだ。  奥さんに言われてやった(つもり)の家事を全否定されれば、プライドは簡単に折れてしまう。沽券をかけて家事を拒否するようになるだろう。なぜなら

          家事をさせない残酷

          どどめ

          土留めではなくて、桑に生るおいしいやつ。 桑の実とか、なんとかベリーとかのほうが通りがいいかもしれない。 なんとかベリー……。 時期になると食べたくなるのだが、桑が生えてない……。 実家の周りは元養蚕農家だらけだったので桑畑もあったし、山の浅いとこに自生しているやつもたくさんあった。実のなる時期には鳥の糞も紫になるくらいたっくさんあった。 のに。 桑って、普通に生えてる木じゃないんだなぁ。桑も木イチゴもコンビニよりコンビニエンス(至る所にあるから)な、おやつの生る木だっ

          原爆投下の正当化

          前記  以下の文は、だいぶ前に書いて放置していたものなのだけど、米議会のおかげで存在を思い出したので公開することにした。  日本への原爆投下は正しいことだったと言う人がいる。大体の主張はこうだ。「日本への原爆投下によって、冷戦での核兵器使用が避けられ、戦争を終わらせたことで日本の戦死者も減ったはずだ。だから、日本への原爆投下は正しかったのだ。」     これでは、事前に動物実験を行っていたから人間に使われずに済んだ、と言っているようなものだ。実際そうだったとも言われている。

          原爆投下の正当化

          偏見の塊

           文房具を買いに行ったら、5歳くらいの女の子が鉛筆を選んでいる場面に遭遇した。一緒にいたおじいちゃんに、これはどう?と指さされて、女の子が返した言葉は、 「青は男の子の色だからダメ!女の子の色がいいの!」 そんな剣幕で拒否しなくても。 黒い鉛筆の外側は緑とか青が多いと思うよ。下手するとHi-uni一択になっちゃうよ。 もしかして、服装が暖色構成なのも「女の子の色」とやらが関係しているのかい? と、一瞬で色々駆け巡ったけれど、流石に全く知らない子にいきなり話しかけるわけにい

          お風呂に入りたくないとき

           お風呂に入るのが面倒だなと思うとき、どうしても思い出してしまう話がある。  湯浴みは禊だから、お風呂に入りたくないと思う日は追い払われては困る悪いものが貴方にくっついてきている日なのよ。  たしか、テレビ番組で美輪明宏さんが言っていたのだと思う。当時小学生だった私には、まだ、お風呂が面倒だと思った経験はなかったけれど、顔が土気色で血走った目を見開いたおじさんに背後(のちょっと上)から凝視されている光景を思い浮かべてしまった。お風呂に入りたくない日ほど入らなきゃ駄目な日な

          お風呂に入りたくないとき

          野鳥がいた

           駐車場などの広いところをなかなかの勢いで走り回る小さい鳥。  ハクセキレイさん。  私の中では青い印象があるのだけれど、白黒で手の平サイズの小鳥である。  確実に、飛ぶより歩くのが好きな鳥で、両足を交互に前に出して身体を揺らすことなく素早く歩き回る。と言うより、走り回る。そのため、すばしっこくて、近寄れないのがふつうだが、この前、近づいても動じない1羽に出会った。あまりにも動かないので、私のほうが鳥の周りをうろちょろしてしまった。  しゃがみ込んでよく見てみたら、左足の

          野鳥がいた

          ゲームくらい、ひとりでやりたい

           リトルナイトメア3が今年発売になるらしい。2までで終わりだと思っていたので、とても嬉しい。  リトナイの、暗い中を1人で進む孤独と暗さが好きである。リトナイ2は2人連れになってしまったけれど、相手は協力者なのかどうかもよく分からない完全NPCだった。リトナイ3はついに、マルチが可能になってしまう。幸い、リトナイ3は1人でプレイは可能らしいので1人でやる気でいるが、世界から孤独が淘汰されていくのは寂しいものだと思う。  孤独に押しつぶされそうになっている人の不況を買いそうだ

          ゲームくらい、ひとりでやりたい

          魔法のランプ

           ディズニーでお馴染み、こすると魔神が出てくる魔法のランプ。あれがずっと不思議だった。  ランプ(灯り)って言うけど、急須に見える。  魔神を呼び出す以外には、どうやって使うものなのか。ランプと言うからには火を灯すのだと思うけれど、どこに?  液体を入れられそうな形状からして油壺付きの油皿なんだと思う。でも、灯芯はどこにさすのか。蓋を開けると灯芯を固定できるような構造があるのか、急須でいうと注ぎ口に当たる部分にさすのか。油をつぎ足すことを考えると、注ぎ口のほうかな?そう

          魔法のランプ

          【怪異譚】河原の石

           夜、駅のホームで電車を待っています。  駅の構内は明かりが煌々と付いていますが、この駅は、谷底を流れる川にかかった橋の上にあります。周囲に街灯などあるはずもありません。ホームの明かりに慣れた目では、月明かりに浮かぶ山の稜線も捉えることはできません。  電車が来るまではあと5分程度。リュックにしまったスマホを出すのも億劫で、ただただ宙を見つめます。目に映るのは、電車のレールと反対側のホームだけ。こんな時間にこんなところから電車に乗ろうとする者は他にいないようです。  ふと

          【怪異譚】河原の石

          ウィングレットと初列風切

           「大型鳥類は着地直前に初列風切羽を広げる事がある。考えられる理由を述べよ。」  大学の時、レポート課題のおまけで、上の問題(採点外)を出されたことがあった。  (鳥類の初列風切は通常10~11枚ありますが、上の図はわかりやすくするために、かなり簡略化して書いています。あしからず)    当時は、出題した教授も理由は分からないと授業で話していた。  私は何も思い付かず、結局回答しなかったが、数年経ってB787のウィングレットを眺めていて思った。  これか!?   ウ

          ウィングレットと初列風切

          お菓子の写真集がほしい

          甘い物が好きである。 食べないわけではないし、作ることもあるが、一番は眺めるのが好きである。 ところが、書店にはお菓子のレシピ本はたくさん並んでいるのに、写真集は見た事がない。 ただただ眺めるだけの写真集が欲しい。 レシピも材料リストもいらない。 お菓子の名前は巻末にでもまとめて載せておいてくれればいい。 名前があると、どの国のものか分かってしまう。場合によっては、他の国のどのお菓子をアレンジしたものかも予想が付いてしまう。 材料が書いてあると作り方が思い浮かぶ。 何

          お菓子の写真集がほしい